ナンバープレートに赤い斜線。これってどういう意味?
更新日:2022.11.29

道路を走っていると、たまに赤い斜線の入ったナンバープレートを目にすることがあります。よく見ると、ひらがなや分類番号が無かったり、漢字表記が通常と違っていたりと、私たちが慣れ親しんだナンバープレートとは違うようです。赤い斜線の入ったナンバープレートは、どんなクルマがつけているのでしょうか?
仮ナンバーにも種類がある!?
先に述べたのように、一定の条件をしっかりと満たしていれば、誰でも借り受けることができるのが仮ナンバー。この場合は、白いナンバーに赤の斜線が入っているものが貸与されます。
そのほかに、赤い枠の付いたナンバープレートがあります。これは「回送運行許可」またディーラーナンバーとも呼ばれるもので、1台の車両で1回のみ使用できる臨時運行許可とは異なり、1回の許可で複数回使用できるというもの。自動車に携わる仕事をしている業者が、営業所で管理できる仮ナンバーとなっています。
ただし、発行には”直近3ヶ月間の自動車販売台数が36台以上”(関東運輸局管内の事例)という厳しい要件があります。
これはクルマを扱う事業者への救済措置というべきもので、オークションや買い取りなどでクルマを動かす際、その都度役所に仮ナンバー(臨時運行許可)申請をしていたら煩雑でならない、そのために一定の要件を満たす事業者には仮ナンバーを貸与する、という制度になっています。
私たちのマイカーも、ついうっかり車検がきれてしまった!ということが稀にあるかもしれませんよね。そうした場合は、この仮ナンバー制度を活用して対応しましょう。またディーラーや工場に相談すれば、前述のディーラーナンバーで対応してくれるでしょう。