ご当地ナンバープレートを一挙ご紹介!! おしゃれなものからかっこいいものまで

「あんな地名のナンバーあったかな?」と思うことも度々あるはずのご当地ナンバーが増えている。好みは分かれそうだが、デザインナンバープレートともいわれる多彩な図柄入りも増えている。ご当地ナンバーはなぜできて、増えているのだろうか。

文・塚田 勝弘

Chapter
日本のナンバープレートはいつ始まった?
ご当地ナンバーのスタートと最初の地域は?

日本のナンバープレートはいつ始まった?

ナンバープレート

1907年に始まった日本のナンバープレート制度は、人力車や馬車の時代から自動車になると交通事故が多発したことから導入された。1951年に道路運送車両法により、所有者(社)が分かるクルマの登録をすることが目的とした現制度になっている。

日本のナンバープレートは、アメリカなど世界のそれと比べると、地味という声も一部にあったが、地域の魅力を走って発信すべく、地方版図柄入りナンバープレートもすでに全国41地域に加えて、全国17地域の追加も決まっている(2020年度交付開始予定)。

ご当地ナンバーのスタートと最初の地域は?

ナンバープレート

クルマのナンバープレートは、使用の本拠地を管轄する運輸支局、または自動車検査登録事務所の名称などが表示されるもので、昔はその数も少なかった。

また、自動車検査登録事務所の新設により、新たな地域名表示が創設されてきたものの、こうした陸運支局などが急に増えることはなく、地域振興や観光振興などを狙い、自動車検査登録事務所の新設の有無に関わらず、新たな地域名表示が認められたことにより増えてきた。

地名や県名を示す1文字で示す「品」、「群」、「茨」などがあり、その後1964年以降順次、「品川」、「群馬」、「茨城」などになり、地名が増えてきたのはご存じのとおりだ。

ご当地ナンバーは、2006年10月にスタート。新規登録するクルマや移転登録、変更登録によりナンバー変更するクルマから順次交付される。また、現在の愛車でも運輸支局などにクルマを持ち込むことにより、ご当地ナンバーに交換が可能だ。

2006年10月にスタートしたご当地ナンバー第1弾は、19ヶ所20地域で交付が開始された。国土交通省は「地域特性等について一定のまとまりのある複数の市町村の集合が原則」、「登録されているクルマ(登録車)の数が10万台を超えていること」 、「都道府県内の人口、登録自動車の数等に関して極端なアンバランスがないこと」と定めている。

なお、最初の19ヶ所は、「仙台」、「会津」、「那須」、「高崎」、「成田」、「柏」、「川越」、「つくば(翌2007年)」、「諏訪」、「金沢」、「岡崎」、「豊田」、「一宮」、「伊豆」、「富士山」、「鈴鹿」、「堺」、「倉敷」、「下関」。

さて、「走る広告塔」として導入された図柄入りナンバープレートは、2018年10月に開始され、全国41地域に交付されている。ナンバープレートの交付料金に1,000円以上の寄付をすると、フルカラーのナンバープレートが選択できるもので、導入地域の交通改善や観光振興などに役立てるという。申し込みはディーラーやウェブから可能になっている。フルカラーのナンバープレートは寄付した、モノトーンは寄付していないとひと目で分かるようになっている。

2017年には、ラグビーワールドカップ、東京2020オリンピック・パラリンピック特別仕様ナンバープレートの交付が開始され、2018年10月頃から地域の風景や観光資源を図柄にした地方版図柄入りナンバープレートの交付がスタートしている。

図柄入りナンバープレートは、その地域を象徴する風景や名産、歴史上の人物、寺院などのデザインが中心のようだ。いくつか分かりやすい例を挙げると、熊本ナンバーは、知名度抜群の「くまモン」、岩手ナンバーは宮沢賢治の作品『銀河鉄道の夜』がモチーフ。仙台ナンバーは、七夕祭りと伊達政宗、山形はサクランボ。土浦ナンバーは、霞ヶ浦の帆引き船と全国花火競技大会から描かれている。花火といえば、長岡ナンバーも有名な花火(大会)がモチーフになっている。

ご当地ナンバー 岩手 2019

さらに、成田ナンバーは成田空港から飛び立つような飛行機のシルエット、山梨の富士山ナンバーは、葛飾北斎の富獄三十六景を想起させるデザインになっている。静岡の富士山ナンバーももちろん富士山。新潟ナンバーはトキ、世界三大恐竜博物館がある福井ナンバーは恐竜の化石といった具合だ。

豊田ナンバーは、グランパスのマスコットが描かれていて、スポーツでは福山ナンバーの広島東洋カープの図柄がストレートで分かりやすい。

滋賀ナンバーは琵琶湖と島。京都ナンバーは天橋立のシルエット、奈良ナンバーは鹿と五重塔。鳥取ナンバーは、砂丘と梨と大山の図柄になっている。徳島ナンバーは阿波踊り、大分ナンバーは「おんせん県おおいた」のロゴ入り。鹿児島は噴煙を上げる桜島が描かれている。

ナンバープレート

ご当地ナンバーや各地方版の図柄入りナンバープレートは、自分の居住地域にあるとは限らないが、お住まいの地域に図柄入りナンバープレートがあって、デザインや色合いが気に入れば、寄付金が必要なフルカラーのナンバープレートを申し込むと愛車への愛着が深まるかもしれない。