中古で買える輸入コンパクトカーのおすすめランキング9選【自動車目利き人が厳選】

VW ポロ 2017

「車種が多すぎて、どんな基準で買ったら良いのかわからない」「見た目優先で選んでしまうと失敗しそう」「プロがおすすめする輸入セダンを中古で買いたい」などなど、アタマを悩ませている方々に向けて、これまで何百車種と乗ってきた自動車ジャーナリストたちが、おすすめする輸入セダンを厳選してお届けします。

輸入セダンが欲しいけど、車種選びで迷っている、まだどんな車種を買ったら良いのかわからないという方は、愛車選びの参考にしていただければと思います。

文・まるも 亜希子/嶋田 智之/小野 泰治

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【目利き人】まるも 亜希子さんが選ぶ!輸入コンパクトカーのおすすめトップ3
デザイン性はもちろん、国産からの乗り換えにも。プジョー 208
後席の居住性が気になる方も納得の広さ。ルノー ルーテシア
刺激の強いコンパクトカー。アバルト 595
【目利き人】嶋田 智之氏が選ぶ!輸入コンパクトカーのおすすめトップ3
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デザインと乗り心地ではライバル不在。シトロエンC3
楽しくて気持ちいい!チューニングカー。アバルト595シリーズ
【目利き人】小野 泰治氏が選ぶ!おすすめトップ3…VW、BMW、ルノー
【目利き人】小野 泰治氏が選ぶ!輸入コンパクトカーのおすすめトップ3
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【目利き人】まるも 亜希子さんが選ぶ!輸入コンパクトカーのおすすめトップ3

デザイン性はもちろん、国産からの乗り換えにも。プジョー 208

輸入コンパクトに期待するいちばんの要素である“デザイン”が、現時点で私にとって最高得点なのが、プジョー 208です。

大きく口を開けたフロントグリルに、両サイドには牙をモチーフにしたデイタイムランニングライト、かぎ爪を思わせるヘッドライトやテールライトが、生きているかのような躍動感いっぱいのデザイン。見た瞬間に「乗ってみたい」と思わせる、コンパクトカーではなかなか希少な存在です

そして運転席に座ると、文字が浮かび上がって見えるような3D-iコクピットが先進的。メーターナセルの左右に穴が空いているので、太陽光が反射してしまうところは玉に瑕ですが、7インチのモニターはApple CarPlayとAndroid Auto対応で、スマートフォンをつないでナビや音楽などが使えるようになっているなど、見た目もスマートでモダン。

運転ポジションが、昔からプジョーに慣れ親しんだ人には「そうそう、これこれ」とニヤリとさせるところもいいですね。

でも本当に208が「欲しい!」と思わせるのは、1.2Lの直列3気筒ガソリンエンジンに火を入れ、8速ATで走り始めてから。軽やかで生き生きとした加速フィールといい、そこからの伸びやかさ、コントロールのしやすさ、しなやかなコーナリング。もうどれもスカッと爽快で、ひさびさに「ガソリンエンジンってやっぱりいいな」と心底思わせてくれるのです。

後席や荷室は必要十分といった広さですが、収納やUSBなども揃っていて、使い勝手は上々。マニアにも、国産車からの乗り換えにも、どちらにもオススメの輸入コンパクトです。

後席の居住性が気になる方も納得の広さ。ルノー ルーテシア

『世界でもっとも多く販売されたフランス車』の称号を持つコンパクトカーが、ルノー ルーテシア(本国名:クリオ)です。

最新の5代目モデルは、少し大人っぽさが増しつつキュートさは残り、Cシェイプと呼ばれるライトシグネチャーが先進的なイメージもプラス。ドライバーに向けて操作系が配置されたコクピットはモダンだし、長い座面と立体的なクッションで包み込まれるようなシートは、ロングドライブに出かけたくなります。

後席のスペースも外から見るよりずっとゆとりがあり、シートの座り心地もコンパクトカー随一と思えるほど。とくに背もたれのフィット感がいいので、よく後席に家族やゲストを乗せる人にもオススメできます。

そして1.3Lの直列3気筒直噴ターボエンジンは、軽やかなのに上質感にあふれていて、気持ちいいのひと言。ステアリングフィールも素直で落ち着きがあるし、操るたびに満たされていくようです。

INTENS Tech Pack(インテンステックパック)というグレードを選ぶと、先進の安全運転支援技術やシートヒーター、ワイヤレスチャージャーなどの快適・便利装備も充実しているので、国産車からの乗り換えはもちろん、ダウンサイジングの候補にもぴったりです。

刺激の強いコンパクトカー。アバルト 595

幼い頃から天邪鬼なところがある人。見栄を張るのが嫌いな人。自分の腕ひとつでめいっぱい走らせる愉しさを知っている人。そんな人たちにオススメしたいのが、“羊の皮を被った狼”を地でいくジャジャ馬コンパクトアバルト 595です。

見た目は小さくて可愛いから、初めて乗る人はほぼ100%、舐めてかかります。でも一発目の加速でみんな「おおっ」と驚くんですね。この小さなボディのどこから、こんなにパンチのあるパワーが出てくるのか、と思うほど衝撃的。

いつもの道なのに、段違いのキビキビ感で走れる気持ちよさ。発進加速を味わいたくて、赤信号で停車するのが楽しみになってくるくらいなのです。

そしてひと通り刺激的な走りを堪能して、クルマをおりてからふたたび595を眺めれば、なんと勇ましく頼もしく、挑戦的な佇まいに映ることか。往年のモータースポーツシーンで栄光を勝ち取り、“伝説のチューナー”とまで言われたアバルトの、見せかけじゃない本物のパッションに心を掴まれるはずです。

ファミリーのファーストカーとしてはちょっと窮屈かもしれないですが、子供なら余裕の後席を持つ4人乗りだし、マニュアルだけでなくセミATでもすごく楽しいし、退屈な毎日を変えたい人に、ぜひ手に入れて欲しい!そんな1台です。

<次のページに続く>
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【目利き人】嶋田 智之氏が選ぶ!おすすめトップ3…MINI、シトロエン、アバルト

まるも 亜希子|まるも あきこ

カーライフ・ジャーナリスト

映画声優、自動車雑誌編集者を経て、2003年に独立。雑誌、ラジオ、TV、トークショーなどメディア出演のほか、安全運転インストラクターなども務める。海外モーターショー、ドライブ取材も多数。2004年、2005年にはサハラ砂漠ラリー(通称:ガゼルラリー)に参戦し、完走。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員。
女性パワーでクルマ社会を元気にする「ピンク・ホイール・プロジェクト」、ジャーナリストによるレーシングチーム「TOKYO NEXT SPEED」代表。近年はYouTubeチャンネル等で、ゆるく楽しいカーライフ情報を発信中。

まるも 亜希子

嶋田 智之|しまだ ともゆき

エンスー系自動車雑誌『Tipo』の編集長を長く務めた後、スーパーカー雑誌の総編集長などを経て2011年に独立。フリーランスのライター/エディターとして、クルマとヒトを軸に活動している。
自動車専門誌、一般誌、Webなどに寄稿するとともに、イベントやラジオ番組などではトークのゲストとして、クルマの楽しさを、ときにマニアックに、ときに解りやすく語る。走らせたことのある車種の豊富さでは業界でも屈指の存在で、世界に数台の超希少スーパーカーから中古の軽自動車までジャンルを問わない雑食性。
日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員

嶋田 智之