スバル6代目サンバーといえば「農道のポルシェ」なぜここまで人気になったのか?

スバル サンバー トラック TC 6代目

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スバルが販売していた軽商用車サンバーが、かつて「農道のポルシェ」という異名を持っていたのはご存知ですか?ポルシェといえば、世界を代表する高級スポーツカーですが、日本の軽トラックがなぜポルシェと形容されるのでしょう。軽自動車はさまざまなメーカーが販売しているにもかかわらず、なぜサンバーだけが?その理由を探ってみましょう。
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(2017年7月24日)

Chapter
6代目サンバーについて
なぜサンバーは「農道のポルシェ」と言われるのか?

6代目サンバーについて

サンバーの初代モデルが登場したのは、1961年のこと。そこから順調に販売を続け、2017年現在は8代目が販売されています。ところが、すでに中古となった6代目が珍重されているのです。

スバルは2012年に軽自動車の生産を終了しており、7代目以降はサンバーの名前こそ与えられているものの、中味はダイハツ ハイゼットです。そのため「農道のポルシェ」と称された6代目までのモデルが注目されているのですね。

なぜサンバーは「農道のポルシェ」と言われるのか?

RR駆動の軽トラック

サンバーが「農道のポルシェ」と言われる理由のひとつは、駆動方式です。初代から6代目まで、サンバーは一貫してリアエンジンレイアウトを採用してきました。もちろん駆動はリアですから、その方式を表せばRRとなります。つまり、ポルシェの911と同じ駆動方式なんです。

さらに、荷台の下にエンジンを搭載していたことにより、サンバーは空車の状態でも充分なトラクションを確保でき、他の軽トラックよりも安定性に優れ、上り坂も得意だったことが伺えます。

四輪独立懸架の軽トラック

足まわりには、初代モデルから4代目までが、前後トーションバースプリング(4代目4WDはフロントにマクファーソンストラットを採用)とトレーリングアーム、5-6代目はフロントにストラット、リアにトレーリングアームという懸架方式を採用していました。

軽トラックのみならず、発売当初は乗用車に採用されることすらまれだった4輪独立懸架方式は、前後左右の車輪を独立して上下させることができるので、路面の追従性が向上し、バネ下重量も軽くできるというメリットがあります。

RR駆動や四輪独立懸架など軽商用車らしからぬ構造は、スバル360の技術の応用であり、他メーカーが容易に真似できるものではなかったのです。

過給器つきの軽トラック

サンバーがここまでの評価得ることになった理由は他にもあります。

それは、軽商用車として異例のスーパーチャージャーを搭載していたことでしょう。かつては、他メーカーでもターボチャージャーを装備したモデルをラインナップしていましたが、6代目の頃には、サンバーの独壇場となっていました。

過給機の恩恵もあり軽自動車らしからぬパワフルな走りを実現していたことでも知られています。

いかがでしたか?かつてのスバル サンバーが、他の軽トラックとは一線を画していた理由がおわかりいただけたと思います。

今後、軽トラックの購入をお考えの方は、「農道のポルシェ」の6代目サンバーを候補に入れてみてはいかがでしょうか?

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