V12搭載のセンチュリーはどれくらい安く買うことが可能か?
更新日:2024.09.09
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国産メーカー最高峰のクルマの1台であるトヨタ センチュリー。個人で所有する車という印象ではありませんが、ときおり個人で乗っているらしき車を見かけます。現在は、生産が終了し、次期型の発売が待たれている状況ですが、新車で1,000万円オーバーとなると、そうそう個人が気軽に買える金額ではありません。ということで、今回は安くセンチュリーを買う方法を探っていきたいと思います。
トヨタ センチュリーについて|歴代モデルを紹介
センチュリーは、大きく3世代に分けることができます。
1世代目は、1967年〜1997年のおよそ30年間同じモデルで販売していました。途中、大規模な改修がされていますので、一見すると異なるモデルに見えますが、共通のシャーシという意味では同じです。
エンジンもV8で変わらず、デビュー当時の3.4Lという排気量は、クラウンでも2.0Lという時代ですので、与えられた車格がどれほどのものかわかります。また後期型で4.0Lになりますが、現代の車を見ていく限りそれほどハイスペックには見えません。
1997年になるとモデルチェンジを行い2代目がデビューします。
2代目に搭載されたV12エンジンの排気量は5.0L。当時は、セルシオはデビューしていましたので、オーナーカーでも4.0Lという時代に突入しています。そこに投入されたセンチュリーは、威厳を保つかのごとくV12 5.0Lが搭載されていたのです。
このV12は優れもので、片バンクが故障で止まっても、残りの6気筒で走行できるのだそうです。やはりVIPを乗せるショーファードリブンとして、そういう機能も大切なのですね。
しかし2017年2月に販売終了。そして同年10月、東京モーターショー2017で3代目となる新型センチュリーが初公開されました。2018年から発売開始と発表されており、2018年2月現在、発売が待たれています。
新型が誕生したことで、前モデルの2代目は安くなっているはず!? ということで今回は、V12センチュリーがどのくらい安く売られているのか、みてみましょう。
1世代目は、1967年〜1997年のおよそ30年間同じモデルで販売していました。途中、大規模な改修がされていますので、一見すると異なるモデルに見えますが、共通のシャーシという意味では同じです。
エンジンもV8で変わらず、デビュー当時の3.4Lという排気量は、クラウンでも2.0Lという時代ですので、与えられた車格がどれほどのものかわかります。また後期型で4.0Lになりますが、現代の車を見ていく限りそれほどハイスペックには見えません。
1997年になるとモデルチェンジを行い2代目がデビューします。
2代目に搭載されたV12エンジンの排気量は5.0L。当時は、セルシオはデビューしていましたので、オーナーカーでも4.0Lという時代に突入しています。そこに投入されたセンチュリーは、威厳を保つかのごとくV12 5.0Lが搭載されていたのです。
このV12は優れもので、片バンクが故障で止まっても、残りの6気筒で走行できるのだそうです。やはりVIPを乗せるショーファードリブンとして、そういう機能も大切なのですね。
しかし2017年2月に販売終了。そして同年10月、東京モーターショー2017で3代目となる新型センチュリーが初公開されました。2018年から発売開始と発表されており、2018年2月現在、発売が待たれています。
新型が誕生したことで、前モデルの2代目は安くなっているはず!? ということで今回は、V12センチュリーがどのくらい安く売られているのか、みてみましょう。
トヨタ センチュリーについて|いま手に入るV12センチュリーは中古車のみ
当然ですが、いま手に入るセンチュリーは中古車です。
V12が載った2代目は1997年デビューですから、一番古いモデルは20年が経過していることになります。さすがに20年落ちは恐いので、自動車税と重量税の増税対象になる12年〜15年落ち(2002年〜2005年登録)がターゲットになります。
また、法人ユーザーの場合、乗用車の減価償却に対する耐用年数は6年ですから、ハイヤーや社用車などの用途で使っているセンチュリーは、最短6年くらいで市場に出回る可能性があります。この時、走行距離が伸びていると下取り価格も安くなりそうですので、目玉物件が出てくるかもしれません。
そこで、2017年の6年前の2011年から1度目の車検では税金が上がらない2008年までに登録された車両を2番前のターゲットとします。
V12が載った2代目は1997年デビューですから、一番古いモデルは20年が経過していることになります。さすがに20年落ちは恐いので、自動車税と重量税の増税対象になる12年〜15年落ち(2002年〜2005年登録)がターゲットになります。
また、法人ユーザーの場合、乗用車の減価償却に対する耐用年数は6年ですから、ハイヤーや社用車などの用途で使っているセンチュリーは、最短6年くらいで市場に出回る可能性があります。この時、走行距離が伸びていると下取り価格も安くなりそうですので、目玉物件が出てくるかもしれません。
そこで、2017年の6年前の2011年から1度目の車検では税金が上がらない2008年までに登録された車両を2番前のターゲットとします。
トヨタ センチュリーについて|2002年〜2005年登録車の実態
調べてみたところ、現在国内の中古車情報サイトに掲載されているもので約20台がヒットしました。ということで統計を取ってみましたので見てみましょう。
修復歴車の割合:約9.1%
平均走行距離:131,762km
最大走行距離:234,000km/最小走行距離:26,000km
平均価格:¥1,213,300−
最低価格:¥620,000−/最高価格:¥2,280,000−
なるほど、さすがに10年以上まえの中古車となると、ほとんどが10万kmオーバーで、10万km以下の車両であれば、ある意味掘り出し物ということになります。ちなみに、表記の26,000キロの車両は、車検無しですが、修復歴もなし、価格は約200万円。ちょっと安すぎるような、お買い得物件のような…判断に迷うところです。
登録から13年以上の古い車になりますが、走行距離10万kmオーバーでも100万円を越えるプライスの個体があるなど、国産唯一のV12エンジンはプレミアが付いていそうです。
修復歴車の割合:約9.1%
平均走行距離:131,762km
最大走行距離:234,000km/最小走行距離:26,000km
平均価格:¥1,213,300−
最低価格:¥620,000−/最高価格:¥2,280,000−
なるほど、さすがに10年以上まえの中古車となると、ほとんどが10万kmオーバーで、10万km以下の車両であれば、ある意味掘り出し物ということになります。ちなみに、表記の26,000キロの車両は、車検無しですが、修復歴もなし、価格は約200万円。ちょっと安すぎるような、お買い得物件のような…判断に迷うところです。
登録から13年以上の古い車になりますが、走行距離10万kmオーバーでも100万円を越えるプライスの個体があるなど、国産唯一のV12エンジンはプレミアが付いていそうです。
トヨタ センチュリーについて|2008〜2011年登録車の実態
こちらも同じような手順で調べてみました。この年式では、20台に満たない数です。
修復歴車の割合:約8.5%
平均走行距離:135,476km
最大走行距離:228,000km/最小走行距離:62,000km
平均価格:¥1,742,000−
最低価格:¥1,180,000−/最高価格:¥3,800,000−
判断の難しいところですが、走行10万キロ前後の車に対して、200万円近い金額を出すのが妥当かどうか考えてみましょう。
正直、元の金額を考えればよほどやすいのですが、170万円といえば、普通に新車を購入できる金額です。それがセンチュリーであったとしても、中古であり10万kmオーバーという走行距離。それはもうどれだけセンチュリーに乗りたいかという気持ちひとつになってしまいますね。
修復歴車の割合:約8.5%
平均走行距離:135,476km
最大走行距離:228,000km/最小走行距離:62,000km
平均価格:¥1,742,000−
最低価格:¥1,180,000−/最高価格:¥3,800,000−
判断の難しいところですが、走行10万キロ前後の車に対して、200万円近い金額を出すのが妥当かどうか考えてみましょう。
正直、元の金額を考えればよほどやすいのですが、170万円といえば、普通に新車を購入できる金額です。それがセンチュリーであったとしても、中古であり10万kmオーバーという走行距離。それはもうどれだけセンチュリーに乗りたいかという気持ちひとつになってしまいますね。
センチュリーを新車で買って、仮に初年度登録から13年乗ると考えると年間約100万円となります。(査定的には13年だと0円の可能性がありますので、そこは考慮なし)
とすると、6年落ちのモデルを250万円で買って、あと7年乗る。それを単純にバラしていくと年間40万円以下ですので、これはお買い得と言っていいかもしれません。
本来的には、何年くらい乗りたいかをあらじめ設定し、新車で買ってその年数乗ったあとに残る価値を引いて、使用年数で割るのですが、今回は単純に計算するので、初年度から14年目で廃車前提にしてみました。
程度は別として、なかには30万そこそこの物件もあり、4月に購入して3月までに売却する。というプランならちょっと楽しめるかもしれない?と思ってしまいました。
日本が誇る最高級ショーファードリブン・センチュリー。自分で運転するのはもったいないかもしれませんが、そんな楽しみ方もいいかもしれません。
とすると、6年落ちのモデルを250万円で買って、あと7年乗る。それを単純にバラしていくと年間40万円以下ですので、これはお買い得と言っていいかもしれません。
本来的には、何年くらい乗りたいかをあらじめ設定し、新車で買ってその年数乗ったあとに残る価値を引いて、使用年数で割るのですが、今回は単純に計算するので、初年度から14年目で廃車前提にしてみました。
程度は別として、なかには30万そこそこの物件もあり、4月に購入して3月までに売却する。というプランならちょっと楽しめるかもしれない?と思ってしまいました。
日本が誇る最高級ショーファードリブン・センチュリー。自分で運転するのはもったいないかもしれませんが、そんな楽しみ方もいいかもしれません。