トヨタ センチュリーの新車価格1,219万円は高い・安い?中古相場も紹介
更新日:2024.09.09
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国内で唯一、V12エンジンを搭載するトヨタ センチュリー。トヨタブランドが誇る最高級車で、価格は約1,220万円となっています。とはいえ、同じトヨタのレクサスブランドから販売されている最高級モデル、LS600hLが約1,500万円であることを考えれば、センチュリーの価格はずいぶんお安いのではないでしょうか?
トヨタ センチュリーとは
初代センチュリーが誕生したのは1967年。創業者である豊田佐吉の誕生100年にあたり、日本の新しい時代「明治」が始まってちょうど100年(century)にも相当することから、センチュリーという名前が付けられました。
国内専用車で、主に官公庁などでの公用車に用いられますが、裕福層の自家用車としての需要も一部ではあります。内装は主に後部座席の居住性を重視した設計になっています。1997年に初めてのフルモデルチェンジを受けましたが、外観のスタイルを大きく変えることなく、威風堂々とした荘厳な風格は一層増した印象を持ちます。
初代と2代目との大きな違いは、初代がV8エンジンであったのに対して、2代目は国内初のV12エンジンを搭載したこと。また、2代目からはリムジン仕様が廃止されました。機能装備も最先端のものに進化しており、初代ではフェンダーミラーのみであったのに対して2代目ではドアミラーも選択可能になりました。
改造を施し、霊柩車としての需要もありますが、一般的なセダンのようにローフォルムを意識したローダウンやエアロパーツのカスタム車を見ることもあります。
国内専用車で、主に官公庁などでの公用車に用いられますが、裕福層の自家用車としての需要も一部ではあります。内装は主に後部座席の居住性を重視した設計になっています。1997年に初めてのフルモデルチェンジを受けましたが、外観のスタイルを大きく変えることなく、威風堂々とした荘厳な風格は一層増した印象を持ちます。
初代と2代目との大きな違いは、初代がV8エンジンであったのに対して、2代目は国内初のV12エンジンを搭載したこと。また、2代目からはリムジン仕様が廃止されました。機能装備も最先端のものに進化しており、初代ではフェンダーミラーのみであったのに対して2代目ではドアミラーも選択可能になりました。
改造を施し、霊柩車としての需要もありますが、一般的なセダンのようにローフォルムを意識したローダウンやエアロパーツのカスタム車を見ることもあります。
トヨタ最高峰の車なのに、トヨタのロゴが一切入っていない理由
実はこのセンチュリー、よく見るとトヨタのエンブレムがどこにも見当たりません。
他トヨタ車であれば、フロントグリルとステアリングの中央部分や後部トランクリッドの真ん中あたりには必ずトヨタマークがありますが、センチュリーはフロントグリル部分やホイールのセンターなどに「鳳凰」のマークが使用されています。
これは、センチュリーは「独自の世界で存在し続けていく」ことを意味しているそうです。
確かに、その存在価値や車格など、比較すべきものも存在しませんから、次元が違う車といえる雰囲気を備えています。
他トヨタ車であれば、フロントグリルとステアリングの中央部分や後部トランクリッドの真ん中あたりには必ずトヨタマークがありますが、センチュリーはフロントグリル部分やホイールのセンターなどに「鳳凰」のマークが使用されています。
これは、センチュリーは「独自の世界で存在し続けていく」ことを意味しているそうです。
確かに、その存在価値や車格など、比較すべきものも存在しませんから、次元が違う車といえる雰囲気を備えています。
国内唯一のV12エンジンを搭載する理由
1997年発売の2代目センチュリーには、国産乗用車としては史上初のV型12気筒DOHCエンジンが搭載されています。
センチュリーのためだけに開発•製造されているエンジンなので他車への流用はなし。エンジンだけでも1000万円の価値があるとも言われています。4カムOHC(片バンクあたりDOHC機構)の5Lエンジンで最高出力は280PS。
既存の直列6気筒エンジン(JZエンジン)をベースにして開発された形式名1GZ-FE型で、片バンクの6気筒にトラブルが発生したり、何かの理由で損傷したりという状況でも後席の乗員(VIP)に迷惑をかけることなく残りの6気筒が機能して走行できる仕様になっているのです。
後席を重視したクルマですがもちろんドライバーに苦労をかけさせない、走りやすさを備えたクルマにしてあります。走行性能については、後席に座る人を最上級のおもてなしで包み、静かでコントロール性のあるクルマに仕立てています。
センチュリーのためだけに開発•製造されているエンジンなので他車への流用はなし。エンジンだけでも1000万円の価値があるとも言われています。4カムOHC(片バンクあたりDOHC機構)の5Lエンジンで最高出力は280PS。
既存の直列6気筒エンジン(JZエンジン)をベースにして開発された形式名1GZ-FE型で、片バンクの6気筒にトラブルが発生したり、何かの理由で損傷したりという状況でも後席の乗員(VIP)に迷惑をかけることなく残りの6気筒が機能して走行できる仕様になっているのです。
後席を重視したクルマですがもちろんドライバーに苦労をかけさせない、走りやすさを備えたクルマにしてあります。走行性能については、後席に座る人を最上級のおもてなしで包み、静かでコントロール性のあるクルマに仕立てています。
高級車なのになぜ本革ではないのか?
一般的な感覚ですと、高級車=本革というイメージですし、様々な車の最上級グレードは布ではなく本革が採用されていることも多々あります。
しかし、センチュリーの場合は違います。その理由は、少し古い時代に遡ります。
本革シートは馬車の時代から使われていました。しかし、それは騎手側のシートだけで耐候性を考慮してのことでした。そして、客車部分に乗る貴族のためには布地のシートが用意されたのです。「本当の高級シートは本革ではなく、最高級の布製」ということを具現化したものだったのです。
センチュリーではオプションで本革シートを選ぶことができます。
しかし、センチュリーの場合は違います。その理由は、少し古い時代に遡ります。
本革シートは馬車の時代から使われていました。しかし、それは騎手側のシートだけで耐候性を考慮してのことでした。そして、客車部分に乗る貴族のためには布地のシートが用意されたのです。「本当の高級シートは本革ではなく、最高級の布製」ということを具現化したものだったのです。
センチュリーではオプションで本革シートを選ぶことができます。
後席の「おもてなし」感が凄い!
日本人が大事にしてきた「しつらえ」や「もてなし」といった感覚を最上級レベルで車に盛り込まれたのがセンチュリーです。中でも「後席に座る人」のための装備は至れり尽くせりを通り越した、感動の連続です。たとえば、センチュリーの後席は世界最高の乗降性を持っています。
大変長いドアであるにも関わらず、狭い乗降場所でも無理なくすっと体を車外に出すことができます。これはセンチュリーの後席背もたれが後輪ホイールハウスの制約を受けない配置に設計されているからで、前へ屈まなくても体をそのまま横へずらせば外へ出られる構造となっています。前後ドアの間のピラーの下の方には「靴ベラ」置き場もセットされています。
大変長いドアであるにも関わらず、狭い乗降場所でも無理なくすっと体を車外に出すことができます。これはセンチュリーの後席背もたれが後輪ホイールハウスの制約を受けない配置に設計されているからで、前へ屈まなくても体をそのまま横へずらせば外へ出られる構造となっています。前後ドアの間のピラーの下の方には「靴ベラ」置き場もセットされています。
センチュリーの維持費や燃費は?
一般的な乗用車とは格の違う「センチュリー」、個人で所有する場合、その燃費や維持費はいくらほどなのでしょうか。
※新車登録から13年以上経つガソリン車は15%上乗せ
排気量 | 燃費(JC08モード) | 自動車税 | |
現行型モデル | 4,996cc | 7.6km/L | 88,000円 |
世界のトヨタが、ここまでの時間とお金と手間をかけ、かつ、独自の世界観を貫いている車こそが、センチュリーです。卓越した職人さん達によって、ほぼ手作りで1日で1〜2台の生産体制で作られています。これで1,200万円台の価格は、あり得ないほどの安さなのです。仮に1台3,000万の価格設定だとしても安い位だと、自動車業界では言われています。
トヨタではセンチュリーの購入を検討しているお客が、製造工程を見たいという希望があれば実際に、センチュリーの製造現場を案内するのだそうです。これぞ世界最高級のおもてなしですね。
トヨタではセンチュリーの購入を検討しているお客が、製造工程を見たいという希望があれば実際に、センチュリーの製造現場を案内するのだそうです。これぞ世界最高級のおもてなしですね。
センチュリーの中古相場は?
新車でも高級車としては安いセンチュリーですが、中古市場ではさらに手の届きやすい値段まで下がっている個体も多いです。1997年から販売されている現行型でも、最低価格29万円、最高価格438万円、平均価格は107.5万円となっています。(2016年7月1日時点)
意外にも現実的な相場に驚いた方もいるのではないでしょうか。
ただし、排気量はアメ車並みの5Lとかなり大きいので維持費はそれなりにかかることは覚悟しておきましょう。
少しでも購入費用が安くなればうれしいものですが、センチュリーの購入を考えているのであれば販売店側もそれなりに資金に余裕のある人という考えが働くので、値引きを期待する車ではないかもしれません。
下取りであれば、オンラインの無料査定などを駆使し、買い取り額を多く見積もってもらえれば、購入費用も抑えられるでしょう。
センチュリーやランボルギーニに搭載…V12エンジンのメリットとデメリット
意外にも現実的な相場に驚いた方もいるのではないでしょうか。
ただし、排気量はアメ車並みの5Lとかなり大きいので維持費はそれなりにかかることは覚悟しておきましょう。
少しでも購入費用が安くなればうれしいものですが、センチュリーの購入を考えているのであれば販売店側もそれなりに資金に余裕のある人という考えが働くので、値引きを期待する車ではないかもしれません。
下取りであれば、オンラインの無料査定などを駆使し、買い取り額を多く見積もってもらえれば、購入費用も抑えられるでしょう。
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