シーマ、フェアレディZ…車名はどのようにして決まるのか?【日産編】

日産 シーマ 初代

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シーマ、フェアレディZ、ブルーバードなど、日産には数多くの名車が存在します。では、その車名の由来をご存知でしょうか?

※ 掲載車種、掲載順は、筆者の好みになっています。
Chapter
現役車種ではないのですが…『ブルーバード』
バブル時代の象徴『シーマ』
伝説のセダン『プリメーラ』
日産を代表するSUV『エクストレイル』
日本を代表するコンパクトカー『マーチ』
永遠のスポーツカー『フェアレディZ』

現役車種ではないのですが…『ブルーバード』

1960年から1970年代にかけて、トヨタと熾烈なBC戦争(ブルーバード対コロナ)を繰り広げた日産車が『ブルーバード』です。

直訳すれば、青い鳥…メーテルリンクの童話「青い鳥」にちなんで名付けられました。欧米では古来より、幸せの青い鳥として幸福の象徴とされています。

筆者も大好きな名前で、ブルーバード SSSの響きだけで大興奮です。

バブル時代の象徴『シーマ』

1988年1月に発売され、最初の1年で36,400台も販売され、シーマ現象という言葉まで産み出したバブルの象徴が『シーマ』です。

CIMAは、スペイン語の頂上、完成を表す言葉。クラウンに負けていた日産が、シーマを中心にバブル時代に元気になったのは懐かしい思い出ですね。

伝説のセダン『プリメーラ』

1980年代、「1990年代までに技術の世界一を目指す」車作りを目標とした901運動のなかで産み出された伝説のセダンが『プリメーラ』です。

Primeraもまたスペイン語で、第一級の、最高級の、といった意味を含んでいます。

イギリスのBTCCや日本のJTCCといったレースシーンでも活躍し、カルソニックブルーやカストロールグリーンは非常にかっこよかった!

日産を代表するSUV『エクストレイル』

日産を代表するSUVとなった『エクストレイル』は、X-treme(=エクストリームスポーツのXと、足跡、オフロード、荒れた道などを表わすTRAILの2つを組み合わせた造語です。

日本発売は、2000年と比較的歴史の浅いモデルですが、基本性能の高さに加え、ターボ、ハイブリット、ディーゼルというエンジンラインナップもあり、日産の人気車種になっています。

日本を代表するコンパクトカー『マーチ』

1982年に発売された、世界中で発売されているコンパクトカー『マーチ』は、行進曲や行進を意味しています

初代のCMには、近藤真彦さんが出演し、「マッチのマーチ」と呼ばれました。モデルチェンジサイクルの長いことが有名で、初代、2代目は10年、3世代目は8年となっています。

思い出深いのは、1988年に登場したスーパーターボ。930ccのエンジンに、スーパーチャージャーターボチャージャーの2つの過給器を加えたエンジンを搭載した競技向けモデル、ターボRの市販版は、免許のない高校生ながら憧れていました。

永遠のスポーツカー『フェアレディZ』

フェアレディZの源流となるダットサン・スポーツ DC-3(1952年)から半世紀以上経っても、いまなお世界で人気の日本を代表するスポーツカーが『フェアレディZ』です。

ブロードウェイミュージカルの「マイ・フェア・レディ」に感銘を受けた当時の川又社長が、車にも洗練されてゆく美しさを求めた名前と言われています。

FAIRLADY(フェアレディ)は、英語で貴婦人を、Zはアルファベットの最後の文字であることから究極を表し、その2つを組み合わせて車名となりました。
まだまだご紹介したい車名はいっぱいありますが、今回はここらへんで終わりとします。

英語やスペイン語をそのまま使っている車名や、造語の車名、何年も使われ続けている車名等いろいろあり、改めて見るとおもしろいですね。
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