定期的にチェックすべき車の液体(オイル・フルード)とは?
更新日:2024.09.09
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現代のクルマは非常に高性能で、朝起きたらエンジンがかからない!なんてことは、そうそうありません。
過去のクルマたちから得たノウハウ、言い換えれば長きにわたる実証実験の成果が、現在のクルマに詰まっているといえるでしょう。
だからといってメンテナンスフリー、なんてクルマはこの世に存在しません。クルマを調子よく乗るために必要不可欠な”液体”の、チェックの重要性と頻度を考えてみましょう。
過去のクルマたちから得たノウハウ、言い換えれば長きにわたる実証実験の成果が、現在のクルマに詰まっているといえるでしょう。
だからといってメンテナンスフリー、なんてクルマはこの世に存在しません。クルマを調子よく乗るために必要不可欠な”液体”の、チェックの重要性と頻度を考えてみましょう。
エンジンオイル
クルマに大切な液体と聞いて、真っ先に浮かぶのは、エンジンオイルでしょう。
ひと昔前は、出発前にオイル量のチェックを推奨されていました。これは、エンジンの作りが悪くてオイルが漏れるからではなく、エンジンの内部でオイルが燃焼(消費)されるからですが、現在のクルマであってもオイルはわずかに燃焼されています。クルマはアシ代わりという方は、見落としがちだと思いますが、できれば月に一度はチェックしましょう。
オイルの交換頻度について、ここ数年は伸びる傾向にあり、1万kmから2万km、もしくは12ヶ月での交換が推奨されていますが、一般的には、通常のNAエンジンであれば「5,000kmまたは半年に一度」。ターボや高回転型のエンジンであれば「3,000kmが望ましい」とされています。また軽自動車は、排気量が小さいぶん、エンジンに負荷が多くかかっていますから、早めの交換が望ましいといえますね。
また、エンジンの使用環境によっては、夏場と冬場でオイルを変えるということを考えて良いかもしれません。夏場はどうしても油温が上がってしまいますので、高温に強い固めのオイルといった具合です。このあたりは車種に応じての適正があるので、ショップで相談してみるのも良いでしょう。
ひと昔前は、出発前にオイル量のチェックを推奨されていました。これは、エンジンの作りが悪くてオイルが漏れるからではなく、エンジンの内部でオイルが燃焼(消費)されるからですが、現在のクルマであってもオイルはわずかに燃焼されています。クルマはアシ代わりという方は、見落としがちだと思いますが、できれば月に一度はチェックしましょう。
オイルの交換頻度について、ここ数年は伸びる傾向にあり、1万kmから2万km、もしくは12ヶ月での交換が推奨されていますが、一般的には、通常のNAエンジンであれば「5,000kmまたは半年に一度」。ターボや高回転型のエンジンであれば「3,000kmが望ましい」とされています。また軽自動車は、排気量が小さいぶん、エンジンに負荷が多くかかっていますから、早めの交換が望ましいといえますね。
また、エンジンの使用環境によっては、夏場と冬場でオイルを変えるということを考えて良いかもしれません。夏場はどうしても油温が上がってしまいますので、高温に強い固めのオイルといった具合です。このあたりは車種に応じての適正があるので、ショップで相談してみるのも良いでしょう。
ATF・ミッションオイル
ATF(Automatic Transmission Fluid)は、オートマミッション(自動変速機)に使用される専用フルード(オイル)です。マニュアルミッションでは、ギアオイルという異なるオイルが使用されます。
ATFは、油圧バルブの操作やトルクコンバータの作動、変速ショックの軽減などを行います。以前は、2〜3万kmの交換が推奨されていましたが、現在は10万km毎となっています。
オイルですからもちろん劣化して粘度が落ちていきます。そうなると、変速ショックの増加や燃費の悪化ということにつながるわけで、それらを防ぐためにも定期的な交換をお忘れなく。これはMTのミッションオイルも同様です。
ATFは、油圧バルブの操作やトルクコンバータの作動、変速ショックの軽減などを行います。以前は、2〜3万kmの交換が推奨されていましたが、現在は10万km毎となっています。
オイルですからもちろん劣化して粘度が落ちていきます。そうなると、変速ショックの増加や燃費の悪化ということにつながるわけで、それらを防ぐためにも定期的な交換をお忘れなく。これはMTのミッションオイルも同様です。
ブレーキフルード
ブレーキフルードは、マスターシリンダーに与えられた力をブレーキキャリパーやドラムブレーキのホイールシリンダーに伝達するために用いられるグリコール系(またはシリコン系)の液体で、一般的なオイルとは区別されます。
またブレーキの性能を担保するものなので、非常に重要なパーツといえます。
近年のクルマは、ABSをはじめとしたコンピューター制御が入っており、安全性の向上が著しく進んでいます。アイサイトやレーダーストップ機能しかり。しかし、これらハイテク安全装置もブレーキが効かなければ性能を発揮できず、非常に危険な状況になってしまいます。それゆえに、ブレーキフルードのチェックは必須といえます。
エンジンオイルのように、色の変化が少なく、その劣化具合がなかなか視認しにくいブレーキフルードは、車検毎、2年に1度の交換が理想です。
またブレーキの性能を担保するものなので、非常に重要なパーツといえます。
近年のクルマは、ABSをはじめとしたコンピューター制御が入っており、安全性の向上が著しく進んでいます。アイサイトやレーダーストップ機能しかり。しかし、これらハイテク安全装置もブレーキが効かなければ性能を発揮できず、非常に危険な状況になってしまいます。それゆえに、ブレーキフルードのチェックは必須といえます。
エンジンオイルのように、色の変化が少なく、その劣化具合がなかなか視認しにくいブレーキフルードは、車検毎、2年に1度の交換が理想です。
ラジエター液
ラジエター液(クーラント)は、水冷エンジンにおいてエンジンの熱を運んでラジエターで冷却する重要なパーツです。その他に、不凍、防腐、防泡という役割も求められています。
交換時期については、一般的には2年に1度。またエンジン内のリザーブタンクで量をチェックすることはできますので、減っている場合はリザーブタンクから補充することになります。この際、販売されている原液(水道水での希釈タイプ)ではなく、補充用を選ぶように気をつけましょう。
このクーラントの定期交換を怠ると、液体の凍結防止効果、防錆能力が低下してしまい、オーバーヒートの原因になります。最悪の場合は、深刻な事態を招くので、非常に重要な液体といえるでしょう。
交換時期については、一般的には2年に1度。またエンジン内のリザーブタンクで量をチェックすることはできますので、減っている場合はリザーブタンクから補充することになります。この際、販売されている原液(水道水での希釈タイプ)ではなく、補充用を選ぶように気をつけましょう。
このクーラントの定期交換を怠ると、液体の凍結防止効果、防錆能力が低下してしまい、オーバーヒートの原因になります。最悪の場合は、深刻な事態を招くので、非常に重要な液体といえるでしょう。
パワーステアリングオイル
パワーステアリングは、油圧式と電動式、電動油圧式があります。そのなかで電動式と電動油圧式は、ステアリングを軽く動かせるように油圧で作動をアシストする構造となっています。そこで使われるオイルが、パワーステアリングオイルです。
交換時期についてはメーカーも明確にしていませんが、10万kmに1度交換をすべきという意見もあるので、クルマの状況にあったメンテナンスをショップで相談するとよいでしょう。ステアリングの際に違和感や、軋むような感触があった場合はチェック・交換をしましょう。
余談ですが、油圧式のパワステの場合、エンジンが油圧ポンプをベルトで動かすために、結果エンジンパワーを喰ってしまい、燃費にも影響するために、小排気量を中心に電動式のパワステが増えています。
交換時期についてはメーカーも明確にしていませんが、10万kmに1度交換をすべきという意見もあるので、クルマの状況にあったメンテナンスをショップで相談するとよいでしょう。ステアリングの際に違和感や、軋むような感触があった場合はチェック・交換をしましょう。
余談ですが、油圧式のパワステの場合、エンジンが油圧ポンプをベルトで動かすために、結果エンジンパワーを喰ってしまい、燃費にも影響するために、小排気量を中心に電動式のパワステが増えています。
忘れずチェック!安心のドライブを!
愛車を長く、元気に乗るためにはこうした液体(油脂類)の点検・交換も必須。どれも劣化していくもの、という認識でいてくださいね。
他にもスパークプラグ、バッテリーなど、気に掛ける必要のある消耗品もありますから、どうかお忘れなく。
他にもスパークプラグ、バッテリーなど、気に掛ける必要のある消耗品もありますから、どうかお忘れなく。