ボルボ 2代目XC60(UB420TXCM/UB420TXCMA/UB420TXCM/UB420XCP/UB420XCPA型)の現行モデルとモデルチェンジ前の違いは?

ボルボ 2代目XC60

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ボルボ 2代目XC60(UB420TXCM/UB420TXCMA/UB420TXCM/UB420XCP/UB420XCPA型)は、日本では2017年10月より初代XC60からさまざまな進化を遂げて発売されています。そこで今回の記事では、モデルチェンジによってどのような変化点があるのかをご紹介します。

吉田 恒道|よしだ つねみち

1980年代、大学卒業後ファッション・モード専門誌「WWD Japan」編集部勤務を皮切りに編集者としてのキャリアを積む。その後、90年〜2000年代、中堅出版社ダイヤモンド社の自動車専門誌・副編集長に就く。以降、男性ライフスタイル誌「Straight’」(扶桑社)など複数の男性誌編集長を歴任し独立、フリーランスのエディターに、現職。著書に「シングルモルトの愉しみ方」(学習研究社)がある。

吉田 恒道
Chapter
ボルボ 2代目XC60のエクステリアデザインの変化!
ボルボ 2代目XC60のインテリアデザインの変化!
ボルボ 2代目XC60の進化したパワートレイン!

ボルボ 2代目XC60のエクステリアデザインの変化!

ボルボ 2代目XC60のモデルチェンジ前と後の車体サイズを比較すると、初代XC60が全長4,645mm×全幅1,890mm×全高1,715mm、ホイールベースが2,775mmで、2代目XC60が全長4,690mm×全幅1,900〜1,915mm×全高1,660mm、ホイールベースが2,865mmとなっており、全長で45mm、全幅で10mm、ホイールベース90mmと2代目の方が大きくなっていますが、全高のみ55mm小さくなっています。

デザインについては、全体的な雰囲気などに大きな違いはありませんが、わかりやすい箇所で言えば、ヘッドライト中央にトールハンマー型と呼ばれる特徴的なT字型のLEDのラインが入っていることや、リアコンビネーションランプがテールゲートまで伸びているといった変化があります。

そしてサスペンションでは、不整路面でも車高を一定になるよう調整してくれる電子制御4輪エアサスペンションが搭載されており、「Recharge Plug-in hybrid T8 AWD Inscription」で標準装備、「B6 AWD R-Design」を除いたそのほかのグレードでオプション装備ができるようになっています。

ボルボ 2代目XC60のインテリアデザインの変化!

ボルボ 2代目XC60は、インパネでの変化が大きく、特にセンターに設置された9インチのタッチスクリーン式ディスプレイでは、インパネの操作ボタンなどを必要最低限まで減らし、オーディオやナビ、エアコン操作をはじめとした車内機能のほとんどの設定・操作ができるようになっています。

ディスプレイ関連では、速度メーターが12.3インチのデジタル液晶ドライバー・ディスプレイになり、さまざまな車両情報や、運転時の情報などの確認をしやすくなっており、同様の情報表示をしてくれるヘッドアップディスプレイ機能がついたことも大きな変化となっています。

そのほかでは、センターコンソールに、エンジンのSTART/STOPやパーキングブレーキボタンが設置されているといった点や、「B5 AWD Inscription」と「Recharge Plug-in hybrid T8 AWD Inscription」のみでの採用にはなりますが、オレフォス社製のクリスタル・シフトノブといったおしゃれなパーツがあります。

そして、快適性といった面で、オーディオシステムにおいて、harman/kardonや、Bowers&Wilkinsのサウンドシステムをオプションで装備できることや、リアシート(後席)では、センターコンソール後方のリアシート専用のエアコン・シートヒーターの操作パネルと吹き出し口が設計されているといった変化があります。

ボルボ 2代目XC60の進化したパワートレイン!

ボルボ 2代目XC60は、静粛性の高い上質な走りと、環境性能を両立する2種類の48Vハイブリッドと、パワフルでスムーズな走りを生み出すプラグインハイブリッドのタイプが搭載されています。

Momentum、Inscriptionに搭載されているB5 AWD型は、高回転域のレスポンスと、ブレーキエネルギー回生システムや気筒休止機構といった先進の環境技術により、高い効率性もあります。

R-Designに搭載されているB6 AWD型は、低回転域でのレスポンスに優れるスーパーチャージャーを搭載したことで、全域においてさらなるパワフルな走りができる高性能パワーユニットです。

そしてプラグインハイブリッドの「Recharge Plug-in hybrid T8 AWD」は、スーパーチャージャーターボチャージャーを搭載した高性能ガソリンエンジンをフロントに配置し、優れたトルクを発生する高出力電気モーターをリアに配置してあります。

これらの組み合わせを最大限に活用することで、パワフルな走りと高い環境性能を両立し、かつてない走りの感動を呼び起こします。
ボルボ 2代目XC60はエクステリア(外装)のデザインの変化に大きな違いは少ないものの、室内では雰囲気がガラリと変わっただけでなく、機能の操作性や乗り心地の快適さ、そして走行性能が格段に進化しています。

また、今回ご紹介できていませんが、安全性能においてもしっかりと時代の流れに沿った進化をしており、さざざまな機能をパッケージ化したIntelli Safeを全車に標準装備しています。

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