ホンダ S660の前期と後期の違いはどこ?マイナーチェンジ後に変わった部分を解説
更新日:2024.09.09
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今年で誕生5周年を迎えるホンダの軽オープンスポーツカー「S660」が、2度目のマイナーチェンジを実施!前回のマイナーチェンジは、フロントガラスの改良とカラーバリエーションの変更にとどまりましたが、今回は「デザインを深化させる」ということで、ボディーに大きな変更が加えられています。早速、気になる中身をチェックしましょう。
文/写真・栗原 祥光
文/写真・栗原 祥光
- Chapter
- マイナーチェンジでは運動性能に変更ナシ
- グレードはαとβそしてMoudlo Xの3種類|前期にはなかったカラーを追加
- マイナーチェンジ後ヘッドライトやサブリフレクターの色を変更
- αグレードのみアクセサリーライトを追加
- フロントグリルのデザイン変更
- マイナーチェンジ後の後期はドアミラーウィンカーを採用
- リアコンビネーションランプ/インナーレンズの色変更
- 後期型ではリアセンターパネルがクリアーパーツに
- 後期型ではハイマウントストップランプがクリアーパーツに
- Aピラーが前期のブラックからボディーと同色へと変更
- ホイールのデザイン/カラーリングを改良
- αとModulo Xのみインテリアの一部にアルカンターラを採用
- αとModulo Xのみ前期との違いはシートヒーターを含めたシート
- ホンダ S660 α 徹底解説!MRに6MTの組み合わせが気持ちいい!S660の内外装チェックと峠道で徹底試乗!!
マイナーチェンジでは運動性能に変更ナシ
ホンダ S660は直列3気筒の排気量660ccターボエンジンをミッドシップに配置し、高い運動性能を武器とする1台。今回のマイナーチェンジ(以下MC)では、馬力の向上やサスペンションの変更といった運動性能に関わる部分の変更はありません。
グレードはαとβそしてMoudlo Xの3種類|前期にはなかったカラーを追加
MC後でも、グレードはMC前と同じβをベーシックグレードとして、快適装備を追加したαとホンダアクセスのコンプリートチューンドといえる、より走りを追及したModulo Xの3種類。
カラーバリエーションは大幅に変更され、MC前までModulo Xのみに設定されていたアラバスターシルバー・メタリックを全グレードで設定。
さらにαグレードでは日本市場では初となるアクティブグリーン・パールを用意。
Modulo Xには新たにカーニバルイエローⅡが仲間入りしました。
マイナーチェンジ後ヘッドライトやサブリフレクターの色を変更
MC前ではシルバーだったヘッドライト内部が、ガンメタリックのような色に変更。より精悍な印象を与えるデザインとなりました。
αグレードのみアクセサリーライトを追加
従来はエアーインテーク風なバンパー下のダミーダクト部分に、フォグランプのようなアクセサリーライトを設置。ライトはLEDのようで、縦3連に取り付けられました。なおヘッドライトのスイッチも変更され、オフが無くなり常にオートとなっています。
フロントグリルのデザイン変更
MC前は半透明クリアパーツだったフロントグリルがModulo Xのようなブラックに変更。デザインも少し前に突き出し、両サイドにエッジを利かせたものになりました。
マイナーチェンジ後の後期はドアミラーウィンカーを採用
ボディー側面に取り付けられていたサイドウインカーは、ドアミラーへと移動。ちなみに流れるシーケンシャル点灯ではなく、点滅するタイプです。それに伴い、ボディー側面のウインカーは削除。より2013年の東京モーターショーで発表されたS660コンセプトに近いデザインとなりました。
なおミラーカバーはボディ色と同色なのは従来通りですが、Modulo Xのみピアノブラックからナイトホークブラック・パールへと変更されています。
なおミラーカバーはボディ色と同色なのは従来通りですが、Modulo Xのみピアノブラックからナイトホークブラック・パールへと変更されています。
リアコンビネーションランプ/インナーレンズの色変更
フロントのヘッドライトと同様、インナーブラック化されたクリアパーツに変更。こちらも精悍な印象を与えます。
後期型ではリアセンターパネルがクリアーパーツに
パネル上部がほぼブラックに近い色に変更されました。なおMC前と同様、現行NSXのようなブレーキや夜間に光る仕組みにはなっていません。
後期型ではハイマウントストップランプがクリアーパーツに
MC前は赤色のプラスチック部分が、テールと合わせクリアーに。さらに上部には黒のパーツが取り付けられています。
※ 画像はMC前
※ 画像はMC前
Aピラーが前期のブラックからボディーと同色へと変更
フロントウィンドウを支えるAピラーがMC前の黒からボディ色へと変更。従来のボディ色+黒というツートンカラーから大きく印象を変えるデザインとなりました。
※ 画像はMC前
※ 画像はMC前
ホイールのデザイン/カラーリングを改良
風車のような5本スポークデザインから、近年の欧州車に見られる細身の10本スポークデザインにチェンジ。βが全て同色、αには切削されたような光彩加工とホイールの仕上げが異なるのはMC前と同様。Modulo Xはホイールそのものに変更はないものの、ホイールカラーがブラックスパッタリング仕上げへと変更されました。
αとModulo Xのみインテリアの一部にアルカンターラを採用
高級スポーツカーではお馴染みの素材、アルカンターラをステアリングホイールやシフトノブに採用。Modulo Xでは、シフトブーツとサイドブレーキブーツにもアルカンターラが用いられました。
αとModulo Xのみ前期との違いはシートヒーターを含めたシート
冬のオープンカーでは嬉しい装備であるシートヒーターがαとModulo Xでは標準装備!シートデザインも変更され、αではシート表皮のアクセントを、Modulo Xでは専用スポーツレザーシートのデザインそのものが変更されています。
ちなみに価格はそれぞれ税抜でβが184万7,000円、αが211万円、Modulo Xが276万6,000円と、わずかですが値上がりになりました。より快適でスタイリッシュに、魅力度を上げて生まれ変わったホンダ S660にこれからも注目です!
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