日本のディープな世界「デコトラ」4選

日本の物流文化のなかで、異彩を放つ存在が「デコトラ」です。全盛期より、その数は減ってきたといわれていますが、現在でもデコトラを相棒にするトラックドライバーはいるわけです。そんなデコトラのベースとなるモデルを紹介しましょう。

Chapter
日本の独自文化である「デコトラ」とは
定番!三菱ふそう キャンターシリーズ
日野 プロフィア
日産ディーゼル ビッグサム
スバル サンバー
デコトラが減少している理由

日本の独自文化である「デコトラ」とは

デコトラ

電飾やペイント、キラキラしたステンレスやメッキパーツで”盛られた”派手な大型トラックを目にしたことがあると思います。それらデコレーションされたトラックが、通称「デコトラ」と呼ばれるものです。

2000年以前は、もっと見かけた気もするのですが、近年減少しているようです。とはいえ、このデコトラ文化はしっかり生き残り、さらなる進化もしています。

デコトラの起源を簡単に説明すると、もともとのベースはオート3輪。当時、魚河岸や臨海部、また雪国で使われていたボディは、すぐに錆びてしまいました。その錆びによるダメージを補修するために、ステンレス板を打ち付けていったのが始まりで、そこにいつしかファッション性が加味されていったとされています。

ブームに追い打ちをかけたのが、1970年代にヒットを記録した映画『トラック野郎』でした。菅原文太主演のこのシリーズは、予想外のヒットを記録し、デコトラ文化の隆盛にひと役買いました。

しかし、エピソード中、菅原文太演じる星桃次郎の乗るトラック(一番星)が、パトカーの追跡を振り切ったり、同時にパトカーが横転するような描写が多かったことから、配給会社の東映に警視庁からクレームが入ったり、また電飾などの架装についての取り締まりも厳しくなるなど、映画とともにデコトラブームも終息していったとされています。

しかし、現在でも新技術であるLED等を活用した進化したデコトラが存在しているのも事実なのです。

さて、そんなデコトラのベース車両をチェックしてみましょう。

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