トラックの免許は何種類あるか知ってますか?
更新日:2024.09.09
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ひと口にトラックといっても、街中で見かける宅配便と、高速道路や港湾関係で働くトラックのサイズには、大きな差がありますよね。もちろん皆さんは、それらトラックが同一の免許で乗れないことはご存知かと思います。では、トラックを運転するために、必要な免許は何種類あるか、知っていますか?
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いつもCarMeをご覧いただき誠にありがとうございます。
記事内容を修正いたしました。
読者の皆様ならびに関係者の皆様にご迷惑をおかけしましたことをお詫び申し上げます。
(2018年1月10日)
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読者の皆様ならびに関係者の皆様にご迷惑をおかけしましたことをお詫び申し上げます。
(2018年1月10日)
トラックは普通自動車免許で運転できる?
本題に入る前に、日本の運転免許制度をおさらいしておきましょう。
日本の運転免許には3種類あります。乗用車やトラック、オートバイを運転できる「第1種自動車免許」、タクシーやバスなど乗客を運ぶ車両を運転できる「第2種運転免許」、そして第1種運転免許の取得を目ざす人が路上で運転を練習する時に必要な「仮免許」です。この記事では、おもに第1種自動車運転免許についてお話します。
第1種運転免許には、さらに運転する車両の重量や定員、最大積載量により普通、準中型、中型、大型にわかれます。聞きなれない準中型免許は2017年3月12日より施行されたばかりの、新しい車両区分に対応した運転免許です。準中型という車両区分を創設したことで、小型車の内容が従来のものとは変更になりました。
日本の運転免許には3種類あります。乗用車やトラック、オートバイを運転できる「第1種自動車免許」、タクシーやバスなど乗客を運ぶ車両を運転できる「第2種運転免許」、そして第1種運転免許の取得を目ざす人が路上で運転を練習する時に必要な「仮免許」です。この記事では、おもに第1種自動車運転免許についてお話します。
第1種運転免許には、さらに運転する車両の重量や定員、最大積載量により普通、準中型、中型、大型にわかれます。聞きなれない準中型免許は2017年3月12日より施行されたばかりの、新しい車両区分に対応した運転免許です。準中型という車両区分を創設したことで、小型車の内容が従来のものとは変更になりました。
準中型免許とは?
準中型免許で運転できるのは、車両総重量が7.5t未満、最大積載量4.5t未満、乗車定員10人以下の車両です。
準中型車の創設により、普通免許で運転できるのは、車両総重量が5tから3.5t未満、最大積載量3tから2t未満、乗車定員10人以下へと変更されました。従来、中型(8t限定:H19年改定前普通免許を取得)と中型にわかれていた免許区分を、準中型(5t限定)、準中型、中型(8t限定)、中型に再編したわけです。
免許の取得に関して、以前は中型免許は普通免許取得後2年以上経過した20歳以上のドライバーでなければ取得できなかったのですが、準中型は18歳から取得できます。自動車運転免許を取得し、建設や物流などに従事したいのであれば、準中型免許の取得がおすすめです。
では、どの免許でどんな車両を運転できるのか、あらためて整理してみましょう。
準中型車の創設により、普通免許で運転できるのは、車両総重量が5tから3.5t未満、最大積載量3tから2t未満、乗車定員10人以下へと変更されました。従来、中型(8t限定:H19年改定前普通免許を取得)と中型にわかれていた免許区分を、準中型(5t限定)、準中型、中型(8t限定)、中型に再編したわけです。
免許の取得に関して、以前は中型免許は普通免許取得後2年以上経過した20歳以上のドライバーでなければ取得できなかったのですが、準中型は18歳から取得できます。自動車運転免許を取得し、建設や物流などに従事したいのであれば、準中型免許の取得がおすすめです。
では、どの免許でどんな車両を運転できるのか、あらためて整理してみましょう。
各運転免許証で運転できるトラック
準中型免許証の創設により、普通免許で運転可能な車両が変更となっています。どの免許でどんな車両を運転できるのか、解説して行きます。
なお改正前のH19年(2007年)以降、H29年(2017年)3月以前に普通車免許を取得した方は改正後の準中型免許(5t限定)、それ以前に普通免許を取得している方は中型(8t限定)となります。
なお改正前のH19年(2007年)以降、H29年(2017年)3月以前に普通車免許を取得した方は改正後の準中型免許(5t限定)、それ以前に普通免許を取得している方は中型(8t限定)となります。
普通自動車免許で運転できる車両
●車両総重量:3.5t未満
●最大積載量:2t未満
●乗車定員:10人以下
トヨタ ハイラックス、トヨタ ダイナカーゴ、いすゞ エルフ(1.5t)などが該当します。ただしダイナカーゴ LPG仕様は、車両総重量が3.5tを超えるので普通自動車免許では、運転できません。
●最大積載量:2t未満
●乗車定員:10人以下
トヨタ ハイラックス、トヨタ ダイナカーゴ、いすゞ エルフ(1.5t)などが該当します。ただしダイナカーゴ LPG仕様は、車両総重量が3.5tを超えるので普通自動車免許では、運転できません。
準中型自動車免許で運転できる車両
●車両総重量:7.5t未満
●最大積載量:4.5t未満
●乗車定員:10人以下
改正前のH19年(2007年)以降、H29年(2017年)3月以前に普通車免許を取得している場合は、準中型免許(5t限定)となっています。
運転可能なのは、トヨタ ダイナダンプ、トヨタ コースタービッグバンなど。また冷凍車やパワーリフト・ユニッククレーンなど重機を搭載した特装車でも運転できる車両が出てきます。
●最大積載量:4.5t未満
●乗車定員:10人以下
改正前のH19年(2007年)以降、H29年(2017年)3月以前に普通車免許を取得している場合は、準中型免許(5t限定)となっています。
運転可能なのは、トヨタ ダイナダンプ、トヨタ コースタービッグバンなど。また冷凍車やパワーリフト・ユニッククレーンなど重機を搭載した特装車でも運転できる車両が出てきます。
中型自動車免許で運転できる車両
●車両総重量:11t未満
●最大積載量:6.5t未満
●乗車定員:29人以下
日野 レンジャーなどが中型免許で運転することができます。またバスならトヨタ コースターの29人乗りも運転可能です。
H19年(2007年)の免許制度改正以前に普通免許を取得している方は中型(8t限定)となり、総重量8t未満のトラック、およびトヨタ コースターなどマイクロバスの場合は、乗車定員10人以下の車両が運転できます。
●最大積載量:6.5t未満
●乗車定員:29人以下
日野 レンジャーなどが中型免許で運転することができます。またバスならトヨタ コースターの29人乗りも運転可能です。
H19年(2007年)の免許制度改正以前に普通免許を取得している方は中型(8t限定)となり、総重量8t未満のトラック、およびトヨタ コースターなどマイクロバスの場合は、乗車定員10人以下の車両が運転できます。
大型自動車免許で運転できる車両
●車両総重量:11t以上
●最大積載量:6.5t以上
●乗車定員:30人以上
大型自動車免許を取得すれば、国内の民生用車両はほぼすべて運転できるといってよいでしょう。日本の道路を通行できる車両総重量の上限は25tですが、その制限いっぱいの日野 プロフィアも運転可能です。
●最大積載量:6.5t以上
●乗車定員:30人以上
大型自動車免許を取得すれば、国内の民生用車両はほぼすべて運転できるといってよいでしょう。日本の道路を通行できる車両総重量の上限は25tですが、その制限いっぱいの日野 プロフィアも運転可能です。
トラック関連の免許は他にも…!
各種運転免許証を取得していても、トラックなど輸送車両を運転するにはまだ万全ではありません。車両総重量750kg以上の車両を牽引するには、前出の免許に加えて専用免許が必要です。それが牽引免許です。
事故車や故障車を牽引するのであれば牽引免許は必要ありませんが、車両総重量750kg以上のトレーラーやモーターホームなどを牽引するのであれば、普通自動車であっても牽引免許が必要になります。運送業でトレーラーの運転をしたいのであれば、ヘッドとトレーラー合計の車両総重量と最大積載量に応じた自動車運転免許証と牽引免許が必要です。
牽引免許の取得条件に運転免許所持期間はないので、初心者でもチャレンジできます。運送業での活躍を目指すのなら、取得しておきたい免許ですね。
またトラックとは違いますが、クーレン車、ホイールローダーや油圧式パワーショベルなどの建設機械搭載車両やトラクターなどの農業用車両で大型のものは、大型特殊免許を取得することで運転できるようになります。建設機械の扱いには別途、労働安全衛生法に基づく車両系建設機械(整地・運搬・積込み用及び掘削用)の講習を終える必要があります。
事故車や故障車を牽引するのであれば牽引免許は必要ありませんが、車両総重量750kg以上のトレーラーやモーターホームなどを牽引するのであれば、普通自動車であっても牽引免許が必要になります。運送業でトレーラーの運転をしたいのであれば、ヘッドとトレーラー合計の車両総重量と最大積載量に応じた自動車運転免許証と牽引免許が必要です。
牽引免許の取得条件に運転免許所持期間はないので、初心者でもチャレンジできます。運送業での活躍を目指すのなら、取得しておきたい免許ですね。
またトラックとは違いますが、クーレン車、ホイールローダーや油圧式パワーショベルなどの建設機械搭載車両やトラクターなどの農業用車両で大型のものは、大型特殊免許を取得することで運転できるようになります。建設機械の扱いには別途、労働安全衛生法に基づく車両系建設機械(整地・運搬・積込み用及び掘削用)の講習を終える必要があります。