トラックの荷台に乗ると運転者か乗っている人のどちらかが捕まることがあるのか?

トヨタ ハイラックス 2017

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トヨタから新型ハイラックスが発表され、なにかと話題になっています。仕事はもちろん、アウトドアスポーツにも使える車として、今後またピックアップトラックのブームが再来するかもしれません。そんなトラックの荷台に人を乗せて走行することはできるのでしょうか?
Chapter
トラックの荷台に乗るのは走行中の違法行為にあたるのか?
人間だけトラックの荷台に乗ることは可能なのか
トラックの荷台に乗る場合の安全性について

トラックの荷台に乗るのは走行中の違法行為にあたるのか?

新型ハイラックスのようなダブルキャブのピックアップトラックの場合、乗車定員は4名から5名です。しかし、キャビンの後ろには荷台があり、もっと多くの人を運ぶことができそうです。

安全面を考えると危険な気もしますが、荷台に乗るのは、なんだか映画の主人公になったようでもあり、ワクワクしませんか?はたして、荷台に人を乗せた状態で走行することは、違法なのでしょうか?

結論から言いますと、荷台に人を乗せて走行するのは基本的に違法です。

道路交通法第55条(乗車または積載の方法)で、「車両の運転者は、当該車両の乗車のために設備された場所以外の場所に乗車させ、または乗車もしくは積載のために設備された場所以外の場所に積載して車両を運転してはならない」と、乗車するべき場所以外に、人を載せてはいけないということが記載されています。

しかし、この条文には以下のようなつづきがあります。
「ただし、もつぱら貨物を運搬する構造の自動車(以下次条および第五十七条において「貨物自動車」という。)で貨物を積載しているものにあつては、当該貨物を看守するため必要な最小限度の人員をその荷台に乗車させて運転することが出来る」

つまり、荷物を見守るためなら、荷台に人を乗車させても良いということです。

人間だけトラックの荷台に乗ることは可能なのか

では、荷物と一緒ではなく、人だけ乗ることはできるのか、ですが、これについては、特例があります。

道路交通法第56条(乗車または積載の方法の特例)によると、「車両の運転者は、当該車両の出発地を管轄する警察署長(以下第五十八条までにおいて「出発地警察署長」という)が当該車両の構造又は道路もしくは交通の状況により支障がないと認めて積載の場所を指定して許可をしたときは、前条第一項の規定にかかわらず、当該車両の乗車又は積載のために設備された場所以外の場所で指定された場所に積載して車両を運転することができる」とあります。

警察署の許可が出た場合のみ、荷物がない場合でも、荷台に人が乗ることが出来るようです。これは祭礼行事などで見かけることがありますね。

トラックの荷台に乗る場合の安全性について

荷台に人を乗せることは、場合によって可能だということが解りました。

しかし、荷台にはもちろん座席がありません。座席がないということは、シートベルトなど乗員の身体を固定する用具も装備されていないので、大変危険です。

運転者は荷台の乗員に十分に気を付けて運転することが必要となってきますね。

結論として、荷台に人を載せることは可能です。しかし、なるべく荷台上で荷物を見張る必要がないよう、荷物はしっかりと固定し、人間は車内に、といった方法が一番安全ではないかと思います。

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