アルトワークスの欠点【試乗をして気になった事とは？】

今回久しぶりに復活した新型アルトワークス(Alto Works)の一番の魅力は、
発進時の加速力だと思っています。

低回転から思ったよりもトルクを感じられる設定になっているためか
発進時にシートに身体が押さえつけられるような加速を楽しめます。

また、ベースとなっている新型アルトターボRSよりもクロスレシオに
なっているためシフトチェンジに呼応して、とても気持ちよく加速していきます。

ただ、少し気になったのは時速80km/hあたりに達したとき･･･

前回新型アルトワークス(Alto Works)を試乗していて気が付いたのですが、
発進時から気持ちよく伸びていく加速力の伸びが時速80km/h付近でパタリと
止まってしまいました。

今までの加速力がとても良い分、急に加速力の伸びが滞るので
この加速力の停滞感はちょっとガッカリ･･･。

しかも、時速80km/h以上になるとエンジン音もかなりうるさい･･･。

新型アルトワークス(Alto Works)は瞬間的な加速力は良いので、
高速道路での合流や追い越しは得意だと思います。

しかし、高速道路を時速80km/hあたりで巡航走行･クルーズ走行する際の
快適性は思ったよりも良くないのかなと不安に感じてしまいました。

今度新型アルトワークス(Alto Works)で高速道路を運転するとき、
この巡航走行の快適性もしっかりと確認してきたいと思います。

今回発売された新型アルトワークス(Alto Works)は、吹け上がりが
鋭い･レスポンスの良いターボエンジンを採用しています。

後ろからグイグイ後ろから押されている感じで、アッという間に
制限速度に達しする加速力はさすがワークスと言った感じです。

“元気良く走る”と言うと言葉は良いですが、エンジン音がうるさすぎると
感じる人も･･･。

今回私が新型アルトワークス(Alto Works)を試乗した時、
クルマにそれ程詳しくない妻と一緒だったのですが、

「軽ホットハッチという事はわかるけど、エンジンがうるさすぎ」
「街中で運転したら近所迷惑･･･」

と、言っていました。

私はこのワークスの吹け上げ感・エキゾースト音は好きなので
全く気にならなかったのですが、私の妻はやはりこのエンジン音が逆に
うるさく感じていたようです。

実際にこの新型アルトワークス(Alto Works)を普通に運転してもエンジンの
回転数は上昇しがちでエンジン音も大きくなるので、普段使いには
向かないのかなと思いました。

また、乗り心地もかなり硬め。

マンホールの段差を乗り越えるだけでも、ガツン！とかなり大き目の
衝撃･突き上げを感じました。

よく言えば引き締まった足回りと言えば言葉は良いですが、この硬めの
乗り心地も好き嫌いが分かれるのかなと思いました。

クルマ好きの人の個人の趣味として新型アルトワークス(Alto Works)を
乗るにはとても良いクルマだと思います。

また、この新型ワークスは４人乗りのハッチバックなので一見すると
普段使いもできそうに思えます。
実際に私もそうでした。

しかし、実際にこのクルマを試乗してみてファミリーカーや、
平日は奥さんが街乗りとして使用するのには、乗り心地やエンジン音などを
考えるとちょっと難しいのかなと思いました。

実際にこの新型アルトワークス(Alto Works)を試乗して、
ホンダのS660やダイハツのコペンのように完全に趣味のクルマとして
割り切った方が良いのかなと感じました。

今回久しぶりに復活した新型アルトワークス(Alto Works)を試乗してみて、
このような事に不安を感じてしまいました。

ちなみに、ディーラーさんから聞いた話なのですが、普段使いに
向かないことから奥さんの説得に苦戦している人も大勢いるみたいです。

もしかしたらこの新型アルトワークス(Alto Works)のクルマを
購入する一番の欠点は、奥さんの賛同を得にくいことかもしれませんね^^;;