70系〜150系まで…ランクルプラドはどのように変わってきた?

1990年の誕生以来、常に高い人気をキープしているミッドサイズSUVといえば、ランドクルーザープラドです。もともとは直4を搭載したランクルの軽量ライトデューティーモデルでしたが、1985年に乗用のワゴンモデルを追加してからは、状況は一変。当時好敵手だった三菱 パジェロの対抗車として進化し、今ではオンオフこなせるオフローダーから発展したクロスSUVとなっています。そんなプラドの歴史を辿ってみましょう。
4代目150系ランドクルーザー プラド(2009年9月〜)
4代目となる150系プラドは、2009年9月にフルモデルチェンジされ、これを機にプラットフォームを共有していたハイラックス サーフを統合し、2列シート5人乗りモデルを設定しました。2代目レクサス GXのベースモデルでもあります。
海外で販売されている3ドア車は日本市場には導入されず、ロングホイール5ドア車のみの設定です。
エンジンは、2.7Lと4.0Lのガソリンで、プラットフォームは先代を踏襲。
ハンドル操作のみで極低速走行ができるクロールコントロールや、オフロードの運転方法をドライバーに教えながらトラクションを最適に制御するマルチテレインセレクトなどを新たに装備して、オンオフ問わず走破できる走行性能に磨きをかけています。
外観では120系を踏襲していた150系プラドですが、デビューしてから4年目にフェイスリフトを含む大胆なマイナーチェンジを行いました。
ヘッドライトが独特の形状となり、フロントバンパーがフェンダーから連続した造形となっています。
そろそろ次期新型プラドの登場か!?
150系プラドは、デビューから8年目。途中で大幅な外観変更を行い、メカニズムも随時てこ入れがなされ、販売的には低下がみられません。
とはいえ、基本コンポーネンツは120系からのキャリーオーバーなので、すでに15年近く前の車、とも言えます。
そろそろフルモデルチェンジを期待したいところです。