燃費が大違い!? ランクルとプラド、維持費はどれほど違うのか?

トヨタのフラッグシップSUVのランドクルーザーと、弟分のランドクルーザープラドは、車格は違えど、同じランドクルーザーの名を冠するクルマです。本格クロスカントリーから、シティユースまで幅広くこなせる人気の2台を、維持費から比較してみました。

文・赤井福

Chapter
2年間の税金と車検整備費
燃費は大きく変わる!
税金を抑える裏技ランクルの1ナンバー化

2年間の税金と車検整備費

トヨタ ランドクルーザー ZX

ランクルとプラドの維持費を比較するとき、キーとなるのは、税金と点検整備費用、燃料費の3点です。

まず、排気量の違いによる自動車税ですが、4.6Lのランクルは年額8万8000円、プラドは2.7Lなので年額5万1000円です。

車検整備にかかる費用としては、重量税、自賠責、印紙代、整備費用があり、ランクルでは約13万円+α、プラドでは約11万円+αとなります。重量税は約1万円、整備費用は1万5000円ほどランクルが高くなります。

これまでの維持費を車検ごとの2年間サイクルで割り出すと、ランクルは約31万円、プラドは約21万円と、結構な差が生まれています。

燃費は大きく変わる!

ランドクルーザープラド 2017

4.6Lという大きなエンジンを積み、2.5トンを越える大柄なボディを動かすランクルの燃費は、JC08モードで6.7km/L。ガソリンはハイオク指定、タンク容量は93Lで、燃費の面では期待できません。

対して2.7LエンジンのプラドのJC08モード燃費は、9km/L。ガソリンはレギュラー指定、タンク容量は87Lです。ランクルよりはマシですが、こちらも決して燃費がいいとはいえません。

燃料費は、ガソリン1Lあたりレギュラー143円/ハイオク157円とした場合、JC08モード燃費を使って計算すると、ランクルは1回の満タン給油で14,601円(623km)、プラドは1回の満タン給油で12,441円(783km)の出費。

それで年間1万キロを走行すると、ランクルは16回の給油、プラドは12回の給油が必要となり、燃料費は、ランクルが23万3616円、プラドが14万9292円となり、差額は84,324円となります。これが2年間となれば、16万8648円の差となり、税金と整備費用を含めた合計差額は2年間で、27万円近くランクルが多くかかります。

税金を抑える裏技ランクルの1ナンバー化

ランクル100系で多く見られたのが、7人乗りのランクルを5人乗りに仕様変更し、1ナンバー(普通貨物)で登録するケースです。

1ナンバー登録になると、自動車税が排気量ではなく車両重量での計算となり、年額16,000円となります。車検整備が1年毎に必要となりますが、自賠責保険と印紙代が2倍かかる程度で、重量税は安くなるので、2年間での定額維持費はプラドと同程度で済みます。

燃費の悪さは相変わらずなのですが、3ナンバー登録の車両に比べて、2年間で7〜8万円の節約となります。ただし、自分で仕様変更の手続きをするならまだしも、業者に依頼するとなると、それなりの費用が発生しますから、その費用と数年間乗り続けた場合の維持費を計算して、登録変更を考えたほうが良さそうです。

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文・赤井福
大学卒業後、金融業に従事。その後、6年間レクサスの営業マンとして自動車販売の現場に従事する。若者のクルマ離れを危惧し、ライターとしてクルマの楽しさを伝え、ネット上での情報発信を行っている。