ランクルプラドのエンジンとパワートレーンを紹介【プロ徹底解説】
更新日:2024.09.09
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2017年10月、マイナーチェンジを果たしたトヨタランドクルーザー プラド。ランドクルーザープラドは、力強さと先進性をより一層高めたエクステリアに変更され、「Toyota Safety Sense P」という安全装備を全車に標準装備しています。
さらに、ランドクルーザーシリーズとして初めてリヤディファレンシャルに採用したトルセンLSD。TZ-Gには、シーンに合わせて5つの走行モード(NORMAL、ECO、COMFORT、SPORT S、SPORT S+)を選択できるドライブモードセレクトを標準装備しています。
今回は、トヨタランドクルーザープラドの外装、内装、安全装備、グレード別の違い、人気カラー、座席や荷室(ラゲージスペース)、オプション装備にライバル比較など、あらゆる視点からトヨタランドクルーザープラドをひも解いていきます。
文/写真・萩原 文博
さらに、ランドクルーザーシリーズとして初めてリヤディファレンシャルに採用したトルセンLSD。TZ-Gには、シーンに合わせて5つの走行モード(NORMAL、ECO、COMFORT、SPORT S、SPORT S+)を選択できるドライブモードセレクトを標準装備しています。
今回は、トヨタランドクルーザープラドの外装、内装、安全装備、グレード別の違い、人気カラー、座席や荷室(ラゲージスペース)、オプション装備にライバル比較など、あらゆる視点からトヨタランドクルーザープラドをひも解いていきます。
文/写真・萩原 文博
ランクルプラドはガソリンエンジンとディーゼルエンジンの2種類
2009年から販売されている現行型ランドクルーザープラドに搭載されているパワートレインについて紹介しましょう。2009年9月のデビュー当初現行型ランドクルーザープラドには最高出力276ps、最大トルク380Nmを発生する4L V6DOHCガソリンエンジン+5速AT。
そして最高出力163ps、最大トルク246Nmを発生する2.7L直4DOHCガソリン+4速ATという2種類のパワートレインが用意されていました。
そして最高出力163ps、最大トルク246Nmを発生する2.7L直4DOHCガソリン+4速ATという2種類のパワートレインが用意されていました。
ランクルプラドに約7年ぶりに復活したディーゼルエンジン
そして、2015年6月に行われた一部改良で、4LV6ガソリンエンジンが廃止され、約7年振りにディーゼルエンジンが復活しました。
1GD-FTV型と呼ばれる2.8L直4DOHCディーゼルターボエンジンは、最高出力177ps、最大トルク450Nmを発生します。なかでも450Nmという最大トルクを1600〜2400回転というワイドバンドで発生するため、2トンを超えるヘビー級のランドクルーザープラドをスムーズに加速させます。
また、クリーンディーゼルエンジンと呼ばれるエンジンのため、コモンレール式の燃料噴射システムや水冷式のインタークーラー、DPFと呼ばれる排出ガス浄化装置そして、尿素SCRシステムを搭載することで、パワフルな動力性能と高い環境性能を両立しています。
1GD-FTV型と呼ばれる2.8L直4DOHCディーゼルターボエンジンは、最高出力177ps、最大トルク450Nmを発生します。なかでも450Nmという最大トルクを1600〜2400回転というワイドバンドで発生するため、2トンを超えるヘビー級のランドクルーザープラドをスムーズに加速させます。
また、クリーンディーゼルエンジンと呼ばれるエンジンのため、コモンレール式の燃料噴射システムや水冷式のインタークーラー、DPFと呼ばれる排出ガス浄化装置そして、尿素SCRシステムを搭載することで、パワフルな動力性能と高い環境性能を両立しています。
さらに、TSWINを採用したピストンの採用によって、JC08モード燃費で、11.2〜11.8km/Lという優れた燃費性能を発揮します。
クリーンな排気ガスのために採用されているDPFは排出ガス中のPM(粒子状物質)を吸着させるDPF触媒を排気管の中に設置。一定量が溜まるとエンジン制御によってフィルターの温度を上げることで堆積したPMを燃焼・除去するという装置です。
そしてもう一方の尿素SCRシステムはアドブルーと呼ばれる尿素水溶液を尿素SCR触媒内に噴射することで、有害なNOx(窒素酸化物)を化学反応させ、窒素と水に還元する画期的な排出ガス浄化システムなのです。
この2つの機構によってディーゼルエンジンのネックとなるPM(粒子状物質)とNOx(窒素酸化物)の排出を抑えることができたのです。この厳しい規制をクリアした2.8L直4ディーゼルターボエンジンにはシーケンシャルシフトマチック機能の付いた6速ATが組み合わされています。
クリーンな排気ガスのために採用されているDPFは排出ガス中のPM(粒子状物質)を吸着させるDPF触媒を排気管の中に設置。一定量が溜まるとエンジン制御によってフィルターの温度を上げることで堆積したPMを燃焼・除去するという装置です。
そしてもう一方の尿素SCRシステムはアドブルーと呼ばれる尿素水溶液を尿素SCR触媒内に噴射することで、有害なNOx(窒素酸化物)を化学反応させ、窒素と水に還元する画期的な排出ガス浄化システムなのです。
この2つの機構によってディーゼルエンジンのネックとなるPM(粒子状物質)とNOx(窒素酸化物)の排出を抑えることができたのです。この厳しい規制をクリアした2.8L直4ディーゼルターボエンジンにはシーケンシャルシフトマチック機能の付いた6速ATが組み合わされています。
プラドは全車トルセンLSD付トランスファーを採用したフルタイム4WDを採用
そして、現行型ランドクルーザープラドにはデビュー当初から搭載されている2.7L直4ガソリンエンジンがあります。
パワー、操作性、静粛性、環境性能などあらゆる機能を高次元でバランスさせた熟成の進んだエンジンです。オンロード、オフロードといった路面状況を問わずスムーズな加速を実現し、さらにデュアルVVT-i(吸排気連続可変バルブタイミング機構)に採用や高い圧縮比によってJC08モード燃費は9.0km/Lを実現しています。
組み合わされるトランスミッションはディーゼルエンジンと同様にシーケンシャルシフトマチック機能の付いた6速ATとなります。
パワー、操作性、静粛性、環境性能などあらゆる機能を高次元でバランスさせた熟成の進んだエンジンです。オンロード、オフロードといった路面状況を問わずスムーズな加速を実現し、さらにデュアルVVT-i(吸排気連続可変バルブタイミング機構)に採用や高い圧縮比によってJC08モード燃費は9.0km/Lを実現しています。
組み合わされるトランスミッションはディーゼルエンジンと同様にシーケンシャルシフトマチック機能の付いた6速ATとなります。
駆動方式は全車トルセンLSD付トランスファーを採用したフルタイム4WDです。センターデフにトルセンLSDを採用し、路面状況や走行状態に反応して、前後のトルク配分を最適にコントロールするシステムです。
通常時のトルク配分はフロント40:リア60となっていますが、旋回加速時にはリアに駆動力を配分することで、優れたコーナリング性能を発揮。また前後輪のいずれかがスリップした際にも瞬時に他方にトルクを配分することにより、車両の安定性を素早く回復させます。