ついにレクサス新型LSがミラーレスで誕生!ミラーレスは本当に安全なのか?

LEXUS LF-RC

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レクサスのフラッグシップモデルといえる、新型LSが年明けのデトロイトショーで発表されるようです。フラッグシップだけあって最新技術が奢られるのは想像に難くないわけですが、ついに日本初の「ミラーレス」モデルとして発表されるようなのです。
Chapter
新型レクサスLS、ミラーレスに
ミラーレス化のメリットは…
ミラーレスのデメリットも?!実際はどうなの?

新型レクサスLS、ミラーレスに

2016年6月、国交省が自動車の「ミラーレス」の製造を認めることとなりました。実際、米国のテスラモーターズはいちはやくミラーレス車(モデルX)を提案していました。しかし皮肉な事に、アメリカでは当面ミラーレスが認められる状況ではないようです。それゆえに日本での許可が勇み足でないことを願いますね…。

そんな流れの中で新型レクサスLSはミラーレスでデビューする予定なのだそう。後方視界は小型カメラで映した映像から得る事になるわけです。

サイドミラーに慣れ親しんだ我々としては非常に違和感を感じるでしょうね。とはいえ、サイドミラーもオプション設定されるようなので、守旧派?の方も安心でしょう。

またこれはミラーレスが認められていない国のレギュレーションへの対処でもあると考えます。

※画像は新型LSのベースではないかといわれるレクサス LF-FC

ミラーレス化のメリットは…

テスラ社がミラーレス化を推進したい理由として挙げていたのが「空力」です。再度ミラーはエアロダイナミズム、またデザイン性からいって「邪魔でしかない存在」といえます。それがなくなれば、より空力性能を向上させることができる、という意図があります。

それともう一つ、サイドミラーが無くなる事で「車幅を広げられる」という事も挙げられます。サイドミラーは15~20cm弱のサイズ。両側を合わせるとクルマの車幅を30cm以上広げているわけです。ではこれを無くしてしまえばクルマ本体の幅を広げられるじゃないか、といえるわけです。

こうした点が代表的なメリットとして挙げられるわけですが、他方でデメリットや未知の要素も…。

ミラーレスのデメリットも?!実際はどうなの?

実際のところ、サイドミラーがなくなり、車幅のみが広がるとしたら、車庫入れや日本特有の狭い道を走る際に苦労するのは間違いありませんね。

私達は狭い道など運転する際に、サイドミラーを「センサー代わり」に使っているかと思います。極めてアナログですが、サイドミラーがあるからこそ、ボディの擦過などを避ける事が出来ています。

またカメラの映像を映す、という事で映像に若干のディレイがある事も指摘されます。鏡と違い、映像を認識してから映すわけですから、その点の違和感があるかもしれません。とはいえ現在の電子デバイスですから処理速度は相当速いとは思いますが。

またカメラの不具合で見えなくなる、夜間はどうなのか、などなど不安と興味は尽きないわけで、ミラーレスモデルである新型LSのリリースがさまざまな観点で非常に興味深くもあるといえます。
実際安全なのかどうか、というのは全体のパッケージにも関わってくる点。おそらく自動運転機能や、衝突防止機能などなど先進技術がこれでもか、と盛り込まれているでしょうから、安全性という意味では担保されているでしょう。でなければこの時点でミラーレスモデルをリリースしないとも考えます。

これまでクルマの進化はエンジンや足回りといった走行性能に注力し開発リソースが割かれていたといえます。これらの進化がある一定の段階に達している現在だからこそ、メーター機器やミラーといった、これまで「手つかず」だった機能の進化ないしイノベーションが進んできたのだと思います。

確かに、新しい技術・機能には不安が伴いますが、クルマの未来を考えた際にこうした方向性も絶対に必要なのではないでしょうか。
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