RX-7などに搭載の「トーコントロールシステム」とは?なぜトーコンキャンセラーが必要なのか?
更新日:2020.01.06

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RX-7などについているトーコントロールシステム。トーコントロールシステムのキャンセラーなる商品も発売されています。
当然、キャンセルしたい理由があるのですが、なぜキャンセルする必要があるのでしょうか?
当然、キャンセルしたい理由があるのですが、なぜキャンセルする必要があるのでしょうか?
そもそもトーとは?
トー(Toe)はつま先という意味。このことから、進行方向に向かってタイヤの先端の事をトーと呼びます。このトーの向きをトー角度と良い、ホイールアライメントの調整時に、トーの調整も行います。
概ねトーインと言い、ごくわずかに内側を向いています。これは旋回時にわずかに内側を向いているほうが負荷が少なく曲がれるためです。特殊に直進安定性を求める場合には、トーアウトのセッティングを取るケースがありますが、旋回性が落ちる=最小回転半径が大きくなりますので、通常の用途であれば、そのようなセッティングにはしません。
但し、あまりトーイン方向に向けてしまうと直進安定性を失い、巻き込みやすくなる=スピンしやすくなるため、セッティングは車の性格などを見ながら慎重に行う必要があります。なお、多くの市販車は、「曲がらない」セッティングをしてあります。例えば、カーブに差し掛かった時に、思いの外曲がらない場合はスピードを落とせば曲がれます。しかし、曲がりすぎてしまうとスピンして危険です。
概ねトーインと言い、ごくわずかに内側を向いています。これは旋回時にわずかに内側を向いているほうが負荷が少なく曲がれるためです。特殊に直進安定性を求める場合には、トーアウトのセッティングを取るケースがありますが、旋回性が落ちる=最小回転半径が大きくなりますので、通常の用途であれば、そのようなセッティングにはしません。
但し、あまりトーイン方向に向けてしまうと直進安定性を失い、巻き込みやすくなる=スピンしやすくなるため、セッティングは車の性格などを見ながら慎重に行う必要があります。なお、多くの市販車は、「曲がらない」セッティングをしてあります。例えば、カーブに差し掛かった時に、思いの外曲がらない場合はスピードを落とせば曲がれます。しかし、曲がりすぎてしまうとスピンして危険です。
トーは走りながら変わるのか?
通常、フロントタイヤはステアリングと繋がっており、ステアリング操作によってタイヤの向きが変わるため、フロントのトーのセッティングは固定されています。
対してリアのトーについては、固定されていることが基本ですが、走行状況によって変化が起こるタイプのものもあります。これは、直進安定性と旋回性の両方を得たいという思いから作られたものです。
システムという名称を付けると電動式のようにも思えますが、実際には荷重のかかり方でトーの開き方や閉じ方を変えるものです。これにより、直進時は左右に傾けることなくトラクションを稼ぎ、旋回時には旋回方向に向かってトーを開くことでコーナリングを助けるのです。
対してリアのトーについては、固定されていることが基本ですが、走行状況によって変化が起こるタイプのものもあります。これは、直進安定性と旋回性の両方を得たいという思いから作られたものです。
システムという名称を付けると電動式のようにも思えますが、実際には荷重のかかり方でトーの開き方や閉じ方を変えるものです。これにより、直進時は左右に傾けることなくトラクションを稼ぎ、旋回時には旋回方向に向かってトーを開くことでコーナリングを助けるのです。
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