珍しい装備があった車6選!車に傘入れがついていた時代

N14パルサー

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一昔前のクルマを見てみると、ユニークな装備が沢山!今回はそんな懐かしの装備をご紹介します。
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珍しい装備の車①:日産シルビア・ガゼール(S12)の「キーレスエントリーシステム」
珍しい装備の車②:マークⅡ三兄弟の「サイドウィンドウワイパー」
珍しい装備の車③:夏と冬で切り替える「エアクリーナー」
珍しい装備の車④:シーマの「加湿器」
珍しい装備の車⑤:ビートルの一輪挿し
珍しい装備の車⑥:パルサー NXクーペの「傘入れ」

珍しい装備の車①:日産シルビア・ガゼール(S12)の「キーレスエントリーシステム」

日産シルビア・ガゼール(S12系)にオプションで設定されていた「キーレスエントリーシステム」は、暗証番号式でドア開閉を行うもの。

現代のリモコン式のキーレスエントリーとは違いますが、「マイクロコンピューター技術による日本初の先進装備」とのことで、ドア以外にもパワーウインドウの下降やトランクオープンまでできるという画期的な装備でした。

ちなみに、エクスペディションやリンカーンナビゲーターなど米国フォードのクルマは、今も5桁の暗証番号で各ドアのロック・アンロック操作ができるこのシステムを採用していますね。

筆者がかつて乗っていたフォード製の乗用車にも同じシステムがついていました。中古車で買ったので暗証番号がわからず、結局一度も使いませんでしたが…。

珍しい装備の車②:マークⅡ三兄弟の「サイドウィンドウワイパー」

X80系のマークⅡ三兄弟(クレスタ、チェイサー)にオプション設定されていた装備です。サイドウィンドウワイパーと呼ばれるもので、雨の日などサイドミラー(ドアミラー)が良く見えるよう、水滴を取るためのワイパーです。

使わない時は窓側に格納されています。この装備は当時のカタログには「世界初の~」と記載されていました。とっても便利そうに見えますね。今でもあったら欲しい!と思うのですが、こちらが最初で最後になりました。

珍しい装備の車③:夏と冬で切り替える「エアクリーナー」

スズキ ジムニ―に搭載の、夏と冬で空気の取入れ口を切り替えるレバー付のエアクリーナー。正式にはエアクリーナーエレメントやエアフィルターといいます。

吸い込んだ空気のごみをキャッチしてエンジンに送り込む部品で、不織布等の濾材で吸い込んだ空気に含まれる粉塵などを分離し、きれいな空気を送るために使用。

夏と冬では外気温や湿度が異なるため、気温15〜20度を目安に、夏場はフロントグリル付近からフレッシュエアを、冬場はアイシング防止のためエキゾーストマニホールド付近からあたためられた空気を取り入れるものでした。

珍しい装備の車④:シーマの「加湿器」

バブル時代に発売され、シーマ現象なる言葉も生み出した初の3ナンバー専用ボディを持つ国産高級車に位置づけられる日産シーマ。こちらのY31シーマやY31セドリック・グロリアの上級グレードにオプション設定されていた車内用加湿器です。

フロントセンターコンソールの後ろに装着されるもので、乾燥する冬などに重宝したこの加湿器。当時のカタログには「暖房、冷房による車内の空気の乾燥を加湿することにより、潤いのある空間をつくります。モイスチャーコントロール(Moisture Control)とも呼びます。」と紹介されていました。

珍しい装備の車⑤:ビートルの一輪挿し

ニュービートルに装備されているフラワーベース(一輪挿し)です。説明がなければ用途がわからない装備ですが、その名の通り、お水を入れて生花をいけるのが正しい使用方法になります。

車に生花…とは、驚きますがなんだかとっても癒される粋なはからい。癒されますね!ちなみに、ビートルのフラワーベースは1950年代に旧型の空冷エンジンのビートル(タイプ1)からオプションとして大変人気のあった装備です。

初代ニュービートルには全車標準装備でしたが、現行モデルではオプション設定となっています。

珍しい装備の車⑥:パルサー NXクーペの「傘入れ」

N13/N14系パルサー、NXクーペに備わっていた「傘入れ」スペースです。正式名称は「アンブレラポケット」で、設定されていたのは3ドアボディの車のみ。

運転席ドアを開けるとBピラー下方に傘入れがあって、専用の傘をしまえるスペースがありました。傘自体はやや小さめで使い勝手はイマイチでしたが、とても便利な装備でした。

確かに、雨の日に濡れた傘を車内に持ち込むのは嫌な感じですよね。運転席ならなおさら、助手席に誰か座っている場合は置き場所にも困ります。この装備は現代の車にも復活してほしいですね。ちなみに、超高級車のロールスロイスにも同様の装備があります。


昔の懐かし装備をご紹介してきましたが、今もあったら便利!という装備ばかり。昔のクルマは、メーカーのオリジナリティが良く表れているユニークな装備がたくさんあったのに、今は、新設された様々な安全基準やコスト軽減のために無くなってしまったのかもしれません。
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