メッキクローム加工が流行中?数分でドア一枚を鏡のように変える塗装とは?

ディスチャージヘッドランプ(オールブラック塗装)

※この記事には広告が含まれます

最近、モーターショーなどでも、鏡のようなメッキ質感の外観を持つ車が見られることがあります。大抵の場合は、メッキ調のシートによるラッピングであったりするのですが、今回紹介するメッキ塗装は、本当に車の外観を鏡のようにしてしまう塗装だそうです。

それはどんなものなのでしょうか?お手入れのための商品も簡単に紹介します。
Chapter
一般的な鏡面ラッピング
銀鏡メッキ塗装の塗装の様子
ただし気をつけることも
メッキ保護・錆び取り剤

一般的な鏡面ラッピング

最近少なからず増えつつあるメッキ外観の車ですが、一般的にはメッキ調のカッティングシートを貼り付けて車体表面をラッピングする、という工法がほとんどです。これは、ステッカー状になったメッキのシートを車のボディ上に切り貼りしてメッキ調の外観とするものです。

基本的にステッカーを貼り付けるだけなので、お手軽に加工することができますが、ステッカーであるため、表面がビニールっぽいこと、また、伸び縮みするタイプでは表面が歪んだりして、完全な鏡のようなメッキにはならなかったりします。

メッキの概観を作る手段として、もう一つ、銀鏡メッキ塗装という工法が存在します。銀鏡メッキ塗装とは、「銀鏡反応」という化学変化を用いた方法で、塗装をする材料の表面に、金属の層を作って、それを塗装とする方法です。

難しい説明になりましたが、簡単に言えば、「鏡」は透明なガラスの表面に「銀鏡反応」で金属をくっつけて光を反射するようにしたものです。つまり、銀鏡メッキ塗装とは、塗装された部分を鏡にしてしまう工法なのです。

よって、表面が金属ですから、仕上がりは完全な金属質感、鏡のように透き通った映り込みのする表面となります。このGT-Rもバンパー周りはプラスチックのはずですが、まるで金属から作られているかのような美しさがありますね。

銀鏡メッキ塗装の塗装の様子

ただし気をつけることも

メッキ塗装は元々錆びにくいものではありますが、やはり、金属がそのまま露出しているため、錆びてくることがあるのです。

また、メッキ表面は滑らかに見えますが、実は微小な目に見えないほどの穴が開いており、ここから水などが入り込んで、メッキの劣化に繋がります。

よって、メッキ塗装には予めメッキ保護剤を塗布するなどし、錆びた場合は、メッキ用錆び取り剤で、手入れするのが良いようです。通常の塗装と異なるので気をつけたいところです。

メッキ保護・錆び取り剤

クロームメッキ加工をしたけど、ほったらかしにしてしまっている、もしくは加工後の輝きを維持したいという方向けの商品もあります。「サビトリキング」という、サビにだけ反応するケミカルを使用していて、クロームは傷付けずにサビのみ取る事ができる優れモノも。2本セットで7960円なので試してみるのも良いかもしれませんね。

【お得情報あり】CarMe & CARPRIMEのLINEに登録する

商品詳細