タイヤのローテーションの時期はどれくらいが良いのか?
更新日:2024.09.09
※この記事には広告が含まれます
一般的にした方がよいと言われているタイヤローテーション。
では、実際にどれくらいの時期にした方がよいのか、また、駆動方式によるローテーション方法の違いなどについてまとめてみたいと思います。
では、実際にどれくらいの時期にした方がよいのか、また、駆動方式によるローテーション方法の違いなどについてまとめてみたいと思います。
一般的なタイヤの寿命は?
一般的なタイヤの寿命は3~4年、または3~4万kmと言われています。しかし、実際は4輪のタイヤが均一に摩耗していく事はなく、前輪と後輪どちらに装着しているかなど、装着している箇所によっても寿命が違ってきます。前輪は後輪に対して1/2~1/3の寿命とも言われています。前輪の摩耗はFF車で特に顕著になります。
この、装着場所によって異なる摩耗(偏摩耗)をなるべく均一にし、4輪のタイヤの摩耗状態をなるべく均一にさせるのがタイヤローテーションです。
この、装着場所によって異なる摩耗(偏摩耗)をなるべく均一にし、4輪のタイヤの摩耗状態をなるべく均一にさせるのがタイヤローテーションです。
装着場所などによる摩耗の違いは?
装着場所によって摩耗にはどのような差が出るのでしょうか?
主には下記のような理由により摩耗に偏りが出ます。
1.前輪と後輪の摩耗の違い
一般的に前輪はショルダー部分に後輪はセンター部分に摩耗が起こりやすいと言われています。これは、フロントタイヤに制動時やコーナーリング時に大きな力がかかるためです。FF車の場合には、更に駆動輪としての駆動力がかかるため、より前輪の摩耗が大きくなります。
2.キャンバー角による摩耗の違い
タイヤが地面対して垂直になっている状態をキャンバー角0度とし、車体側にタイヤが倒れている状態(正面から見た時にタイヤが八の字)をネガティブ(マイナス)キャンバー、逆をポジティブ(プラス)キャンバーといいます。
例えばネガティブキャンバーの場合、タイヤの内側ショルダー部分が特に摩耗します。スポーツカーなどでは純正状態でネガティブキャンバーとなっている場合もあり、-1~-2度キャンバーが付いている程度でもかなり偏摩耗(内減り)します。
主には下記のような理由により摩耗に偏りが出ます。
1.前輪と後輪の摩耗の違い
一般的に前輪はショルダー部分に後輪はセンター部分に摩耗が起こりやすいと言われています。これは、フロントタイヤに制動時やコーナーリング時に大きな力がかかるためです。FF車の場合には、更に駆動輪としての駆動力がかかるため、より前輪の摩耗が大きくなります。
2.キャンバー角による摩耗の違い
タイヤが地面対して垂直になっている状態をキャンバー角0度とし、車体側にタイヤが倒れている状態(正面から見た時にタイヤが八の字)をネガティブ(マイナス)キャンバー、逆をポジティブ(プラス)キャンバーといいます。
例えばネガティブキャンバーの場合、タイヤの内側ショルダー部分が特に摩耗します。スポーツカーなどでは純正状態でネガティブキャンバーとなっている場合もあり、-1~-2度キャンバーが付いている程度でもかなり偏摩耗(内減り)します。
ローテーションの時期やタイミング
それでは、ローテーションはどれくらいの期間でした方がよいのでしょうか?
タイヤメーカーや一般社団法人 日本自動車タイヤ協会によると、5,000~10,000kmでのローテーションが推奨されています。平均的な走行距離で考えると期間的には半年から1年の走行で1度くらいという感じでしょうか。
雪が降って冬はスタッドレスタイヤを使用する地域なら、スタッドレスとノーマルタイヤの交換時、1年中タイヤ換装をしない地域であれば、12か月点検のタイミングにするのが一番忘れなくて良さそうですね。
また、点検時やタイヤ交換時にショップに依頼すれば、どちらにしてもタイヤを外すのでローテーション費用は別途とられずにやってくれることも多いかと思います。
ただし、これは平均的なタイヤでの話になるので、あくまでも目安と考えてください。最近のエコタイヤと言われる商品など、転がり抵抗を低くして燃費を向上させているタイヤなどは摩耗しにくかったり、逆にスポーツカーなどで装着されるハイグリップタイヤは摩擦を大きかったり、タイヤのゴムが柔らかくて摩耗が通常より早かったりします。
安全の為にも普段からタイヤはよくチェックし、ハンドルが取られやすいとか、ハンドルがまっすぐなのに車がまっすぐ進まない等の傾向を感じたら、早めのローテーションをしてみた方がいいかもしれません。
タイヤメーカーや一般社団法人 日本自動車タイヤ協会によると、5,000~10,000kmでのローテーションが推奨されています。平均的な走行距離で考えると期間的には半年から1年の走行で1度くらいという感じでしょうか。
雪が降って冬はスタッドレスタイヤを使用する地域なら、スタッドレスとノーマルタイヤの交換時、1年中タイヤ換装をしない地域であれば、12か月点検のタイミングにするのが一番忘れなくて良さそうですね。
また、点検時やタイヤ交換時にショップに依頼すれば、どちらにしてもタイヤを外すのでローテーション費用は別途とられずにやってくれることも多いかと思います。
ただし、これは平均的なタイヤでの話になるので、あくまでも目安と考えてください。最近のエコタイヤと言われる商品など、転がり抵抗を低くして燃費を向上させているタイヤなどは摩耗しにくかったり、逆にスポーツカーなどで装着されるハイグリップタイヤは摩擦を大きかったり、タイヤのゴムが柔らかくて摩耗が通常より早かったりします。
安全の為にも普段からタイヤはよくチェックし、ハンドルが取られやすいとか、ハンドルがまっすぐなのに車がまっすぐ進まない等の傾向を感じたら、早めのローテーションをしてみた方がいいかもしれません。
ローテーションの方法
最後にローテーションの仕方を確認したいと思います。ショップで依頼する場合は基本的にはお任せで大丈夫ですが、自分でやる場合は上図のようにタイヤの場所を入れ換えます。
また、スタッドレスとの交換時にローテーションをする場合、外したタイヤにはどこに装着していたタイヤなのかチョークなどで印を付けておいてもらう、または自分で交換する場合は印を付けておくと次回交換時に間違わずにローテーションできます。
左前輪なら「左F」、右後輪なら「右R」などと書いておくとよいでしょう。
なお、上図で一般的な車のローテーションパターンは大丈夫かと思いますが、前後輪で異なるサイズのタイヤを履いている場合などは、ローテーションの基本である前後輪の入れ換えができません。方向性なしのタイヤであれば、それでも左右のローテーションのみは行えますが、方向性ありだとローテーションは全くできません。イン・アウト側指定があるタイヤも方向性ありの場合と同様にローテーションに制約があります。ご自分でローテーションする場合には、そういった点もよく確認の上作業をしてください。
※本記事は、ご自身でのローテーション作業を推奨するものではありません。基本的にはガソリンスタンドやカーディーラー、タイヤショップなどの専門店で実施する事をおすすめします。
また、スタッドレスとの交換時にローテーションをする場合、外したタイヤにはどこに装着していたタイヤなのかチョークなどで印を付けておいてもらう、または自分で交換する場合は印を付けておくと次回交換時に間違わずにローテーションできます。
左前輪なら「左F」、右後輪なら「右R」などと書いておくとよいでしょう。
なお、上図で一般的な車のローテーションパターンは大丈夫かと思いますが、前後輪で異なるサイズのタイヤを履いている場合などは、ローテーションの基本である前後輪の入れ換えができません。方向性なしのタイヤであれば、それでも左右のローテーションのみは行えますが、方向性ありだとローテーションは全くできません。イン・アウト側指定があるタイヤも方向性ありの場合と同様にローテーションに制約があります。ご自分でローテーションする場合には、そういった点もよく確認の上作業をしてください。
※本記事は、ご自身でのローテーション作業を推奨するものではありません。基本的にはガソリンスタンドやカーディーラー、タイヤショップなどの専門店で実施する事をおすすめします。
以上、タイヤローテーションの基本についてまとめてみましたが、お分かりいただけたでしょうか?
今までそんなこと気にした事もなかったという方は、ご自分の車のタイヤの状態を一度ご覧になってみるといいかもしれませんね。