スズキアルトの維持費は？新車購入から初回車検までに総額いくらかかる？

更新日：2024.09.09

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スズキの軽自動車であるアルト。その維持費は、どの程度のものなのでしょうか。車を維持すると、どのような費用が必要なのか。そして、その額はどのくらいなのか。今回は、購入後から最初の車検までの3年間に必要な維持費を説明します。

文・鈴木ケンイチ／写真・PBKK

鈴木ケンイチ

モータージャーナリスト。新車紹介から人物取材、メカニカルなレポートまで幅広く対応。最近は新技術や環境関係に注目。年間3～4回の海外モーターショー取材を実施。レース経験あり。毎月1回のSA/PAの食べ歩き取材を10年ほど継続中。日本自動車ジャーナリスト協会（AJAJ）会員　自動車技術会会員　環境社会検定試験（ECO検定）

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Chapter: アルトの維持費について①｜車検までに必要な維持費の内訳; アルトの維持費について②｜軽自動車税; アルトの維持費について③｜任意保険; アルトの維持費について④｜燃料費(ランニングコスト); アルトの維持費について⑤｜メンテナンス費用; アルトの維持費について⑥｜総額はいくら

アルトの中古車一覧

スズキアルト F ETC キーレス AT 盗難防止システム

本体価格

29万円
支払総額

35万円

年式：2010年
走行距離：7.9万km
車検：検なし
なし

スズキアルト L

本体価格

49万円
支払総額

56.8万円

年式：2017年
走行距離：7.1万km
車検：検なし
なし

スズキアルト VP バンです

本体価格

32万円
支払総額

39.8万円

年式：2014年
走行距離：6.4万km
車検：検なし
なし

スズキアルト S 衝突軽減ブレーキドラレコ保証24ヵ月

本体価格

59万円
支払総額

69万円

年式：2020年
走行距離：4.1万km
車検：R.7年04月
なし

スズキアルト L L 車検R8年10月 ETC アイドリング横滑り防止

本体価格

44.9万円
支払総額

47.9万円

年式：2019年
走行距離：5.7万km
車検：R.8年10月
なし

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アルトの維持費について①｜車検までに必要な維持費の内訳

車の維持費のひとつが税金です。車には「環境性能割」「自動車重量税」「自動車税種別割(一般的に自動車税と呼ばれるもの)」という税金が課せられています。さらに購入時には「消費税」もかかります。軽自動車の場合は、「自動車税種別割(自動車税)」が「軽自動車税種別割(軽自動車税)」となります。

これらの税金のうち、新車購入時に支払うのが「環境性能割」「自動車重量税」「消費税」です。「自動車重量税」は車検ごとにも支払います。そして、購入後から車検までの間には、「軽自動車税種別割(軽自動車税)」を支払うことになります。

次に車には保険も必要です。車の保険は、「自賠責保険」と「任意保険」のふたつがあります。このうち「自賠責保険」は新車購入時と車検時に掛けるものなので、購入後から車検までの間は「任意保険」が必要な費用となります。

そして車は走りますから、その燃料費が必要です。走る距離が伸びるほど、燃料費は高くなります。

最後に必要な費用が、メンテナンス費用です。定期的な点検と、エンジン・オイルなどの消耗品の交換が必要となります。

まとめれば、新車購入後から車検までの間の3年間にかかる維持費は「軽自動車税種別割(軽自動車税)」「任意保険」「燃料費」「メンテナンス費用」となります。

アルトの維持費について②｜軽自動車税

「軽自動車税種別割(軽自動車税)」は、毎年4月1日時点に軽自動車を所有する人に対して課されます。その額は、乗用車で1万800円です。新車購入から最初の車検までは3年あるので、「軽自動車税種別割(軽自動車税)」は3回支払うことになり、トータルで3万2,400円となります。

アルトの維持費について③｜任意保険

「任意保険」は、民間の保険会社が用意する保険で、1年ごとに掛ける必要があります。保険の内容や、保険会社によって掛け金は変わります。当然、補償の内容を手厚くするほど保険金は高くなります。また、保険に加入する人の年齢が低いほど高いのも一般的です。そして「任意保険」は加入中に保険を使うことがなければ、毎年、少しずつ掛け金の割引が大きくなるのも特徴です。

アルトの「任意保険」を、26歳、6級(初めての契約)でネット保険の見積もりを取ってみたところ、保険料金は年間6万700円。車両保険は自損事故も含む、いわゆるフルカバーにすると車両保険は6万1,430円で、保険の総額は12万2,130円となりました。

このまま事故なく過ごせば、2年目、3年目と保険料は割引となりますが、今回は目安ということで、3年分では単純に3倍として、36万6,390円となります。

アルトの維持費について④｜燃料費(ランニングコスト)

車は走行するほどに燃料を使います。そこで重要となるのが燃費性能です。アルトのトップグレードとなるハイブリッドSは、マイルドハイブリッドということもあり、27.7km/lもの優れた燃費性能を備えています。この場合、1年間で1万㎞を走行するのに必要な燃料は約361リッターとなります。レギュラーのガソリン価格を165円で計算すると、361リッターの価格は5万9,565円。これがアルトの年間の燃料費です。その3年分となれば17万8,695円となります。

アルトの維持費について⑤｜メンテナンス費用

アルトのメンテナンス費用の目安となるのが、スズキのディーラーが提供するメンテナンスパックの料金です。法定点検と2回のメンテナンスを含む基本料金は3万2,200円とあります。この価格で車検までの間のメンテナンスがカバーできるというわけです。メンテナンスパックは、先払いするかわりに料金を割安にするというもの。通常価格であれば、最大で、その2倍になることもあります。

アルトの維持費について⑥｜総額はいくら

アルトの想定する3年間の維持費は以下のようになります。

自動車税：3万2,400円
任意保険料：36万6,390円
燃料費：17万8,695円
メンテナンス費用：3万2,200円

計：60万9,685円

アルトの3年間の維持費は、約61万円という結果となりました。一番多く占めているのが任意保険料となります。任意保険料を引くと、残りは24万3,295円となります。軽自動車であり、燃費性能も優れていることを考えれば、かなりリーズナブルなのではないでしょうか。

ちなみに、車の維持費に関する情報はこちらの記事で詳しく解説されています。