高い精度で燃費を算出できる「満タン法」とは?

メーター

満タン法という燃費の測り方をご存じでしょうか。メーカーのホームページやカタログにも燃費は記載されていますが、あれらはカタログスペックでの最高値であり、実際に公道を走った場合には燃費が変わることが多くあります。そこで実燃費を知るために用いられるのが満タン法なのですが、どのようにして実燃費を割り出すのでしょうか。

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満タンになるまで入った燃料の量と、走行距離から割り出す

満タンになるまで入った燃料の量と、走行距離から割り出す

満タン法とは、燃料タンクが満タンになるまでの給油量と、給油するまでに走った走行距離を用いて実燃費を計算する方法です。

実際に満タン法を使って燃費を測る場合、まずは満タンになるまでガソリンを入れる必要があります。

給油方法やガソリンタンク内の状況によって給油量に多少のずれは生まれますが、燃料計が満タンになっていることを示す「F(フル)」であれば問題ないようです。

給油を終えたら、車のメーターパネル中についている、トリップメーターをリセットします。トリップメーターとは、いわば区間走行距離を測定するものであり、リセットするとゼロの状態から測定を始めることが可能です。

そして、実際に車を運転して走らせます。この時、短い距離よりも長い距離を走った方が平均的な燃費を測ることができるでしょう。

ある程度の距離を走ってガソリンを消費することができたら、再び給油を行います。

この時も、最初の給油と同じく満タンになるまで給油を行います。この時、レシートなどを取っておいて給油された燃料の量が分かるようにしておきます。

最後に、走行距離と給油量から実際に燃費を割り出します。

燃費は〇km/Lと表記するのが一般的です。これは、1リットルあたりの走行距離を表しているため、計算方法は「トリップメーターに表示されている距離÷給油した燃料の量」となります。

この計算で割り出された数値が、その車の実燃費となるのです。

ただし、車の燃費は交通状況や荷物の量、エアコン使用などで変動します。そのため、満タン法で測ることができる燃費はおおよその数値であることを覚えておくべきでしょう。

吉田 恒道|よしだ つねみち

1980年代、大学卒業後ファッション・モード専門誌「WWD Japan」編集部勤務を皮切りに編集者としてのキャリアを積む。その後、90年〜2000年代、中堅出版社ダイヤモンド社の自動車専門誌・副編集長に就く。以降、男性ライフスタイル誌「Straight’」(扶桑社)など複数の男性誌編集長を歴任し独立、フリーランスのエディターに、現職。著書に「シングルモルトの愉しみ方」(学習研究社)がある。

吉田 恒道