新車と中古車、どっちがお得か比較してみた!

車購入

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車を購入する方法として、ディーラーなどで新車を購入する方法と、中古車販売店やオークションなどで中古車を購入する方法が挙げられます。2つの購入法を比較した場合、お得な買い物はどちらなのでしょうか。

吉田 恒道|よしだ つねみち

1980年代、大学卒業後ファッション・モード専門誌「WWD Japan」編集部勤務を皮切りに編集者としてのキャリアを積む。その後、90年〜2000年代、中堅出版社ダイヤモンド社の自動車専門誌・副編集長に就く。以降、男性ライフスタイル誌「Straight’」(扶桑社)など複数の男性誌編集長を歴任し独立、フリーランスのエディターに、現職。著書に「シングルモルトの愉しみ方」(学習研究社)がある。

吉田 恒道
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中古車は安いが、新車はカスタムや売却価格が魅力的

中古車は安いが、新車はカスタムや売却価格が魅力的

新車と中古車、購入するにあたってどちらにもメリットとデメリットが存在しています。

まず、購入価格を比較してみると、基本的に中古車の方が安くなる傾向にあります。

例えば、トヨタ「ヤリス」の「X 1.0」ガソリンモデルでは、新車販売価格は145万5000円であるのに対し、大手の中古車販売サイトを見てみると支払総額115万3000円で販売されているというケースも存在します。

このように、新車では購入が難しいモデルでも、中古車であれば数十万円単位で安く販売されていることもあるのです。

一方で、新車だからこそのメリットとして、最新のモデルを自分の好きなようにオプションでカスタマイズして乗ることができるという点が挙げられるでしょう。

新車を購入する際、ボディカラーとグレードをはじめ、メーカー/ディーラーオプションによって安全装備やインテリア/エクステリアを自由に決めることができます。

中古車で、自分が望むボディカラーや装備を持っている個体を探す場合、市場に中古車として流通する個体を探さなければならず、条件によっては相当な時間がかかる場合も想定されます。

そのため、車が販売されたあとに変更が効かない部分を自分でオーダー可能なのは、新車ならではの特徴といえるでしょう。
また、車を数年後に乗り換える予定があるのなら、新車の方にメリットがあるでしょう。

これは、車が中古になったあとの再販価値であるリセールバリューに関係しており、例え新車であっても3~5年経過すればリセールバリューは50%以下になることがほとんどです。

中古車として販売されている車のリセールバリューは、これよりも低くなることが一般的であり、中古車市場での人気に大きく左右されます。

このことから、中古車を購入したあと乗り換える場合、下取りに出したとしても査定が低くなりやすいといえます。

ただし、これまで述べた条件のほか、保証期間や納車時期などさまざまな要因で、新車と程度の良い中古車どちらがお得とは言い切れないのが現状でしょう。

車を購入する際は、新車・中古車問わず自分が求める条件に最も合う車を探した方が良さそうです。

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