点検不足の人が多い？タイヤの空気圧はどのくらいの頻度で点検するべき？

更新日：2024.09.09

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タイヤは、車を走らせる上で非常に重要なパーツの1つです。しかし、空気圧が正常な状態でなければ、その性能を十分に発揮することはできません。では、タイヤの空気圧はどのくらいの頻度で点検するべきなのでしょうか。

吉田恒道｜よしだつねみち

1980年代、大学卒業後ファッション・モード専門誌「WWD Japan」編集部勤務を皮切りに編集者としてのキャリアを積む。その後、90年〜2000年代、中堅出版社ダイヤモンド社の自動車専門誌・副編集長に就く。以降、男性ライフスタイル誌「Straight’」（扶桑社）など複数の男性誌編集長を歴任し独立、フリーランスのエディターに、現職。著書に「シングルモルトの愉しみ方」（学習研究社）がある。

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Chapter: タイヤの空気圧は少なくとも月に一度は点検を

タイヤの空気圧は少なくとも月に一度は点検を

タイヤの空気圧は、少なくとも月に一度は点検を行うべきとされています。

なぜならば、タイヤの空気圧が下がる最も大きな理由が、自然に空気が抜ける現象であるためです。

一般的な普通乗用車の場合、1ヵ月でおよそ5～10％は空気圧が下がるというデータがあり、一般社団法人日本自動車タイヤ協会によれば、およそ4台に1台がタイヤの空気圧不足のまま走行していることが報告されています。

空気圧不足のまま走行することは非常に多くのデメリットがあり、バーストの危険性が増すほか、タイヤの溝が異常な減り方をする偏摩耗が発生し、操縦安定性が損なわれ、燃費の低下などの悪影響まで及ぼすのです。

こうした状態に陥らないためには、タイヤの適正空気圧を知っておくのが第一歩です。

タイヤの適正空気圧は車種ごとにメーカーによって定められており、運転席側ドア周辺や給油口付近にシールで表示されていることがほとんどです。

適正空気圧は装着するタイヤのサイズが同様であっても、車種によって異なり、逆に同じ車種かつタイヤサイズが同じであればタイヤの銘柄によって適正空気圧が変わることはありません。

タイヤの空気圧はkPa(キロパスカル)で表されることが多く、メーカーによっては指定されている適正空気圧よりも0～+20kPaの範囲で調整することが推奨されています。

タイヤの空気圧は、ガソリンスタンドやピットのあるカー用品店で点検してもらうことができ、専用の器具があればセルフチェックも可能です。

安全に車を運転するためにも、タイヤの空気圧は定期的に行った方が良いでしょう。