第三次オイルショック!?なぜガソリンの価格は高騰しているのか?

ガソリン 価格

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現在、ガソリンの価格は世界的に高騰しており、1979年に起きた第二次オイルショック以来、第三次オイルショックの危機ともいわれています。

ガソリン価格は人の生活に直結するものです。なぜ、ガソリン価格は高騰してしまっているのでしょうか。
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新型コロナウイルスやウクライナ情勢が影響

新型コロナウイルスやウクライナ情勢が影響

資源エネルギー庁が公開している資料によると、2022年3月時点でガソリン価格の全国平均はレギュラーで174.6円/Lとなっています。

この数値は、リーマン・ショック直前の2008年夏に、世界市場における投機的な動きを背景に原油価格が高騰し、レギュラーガソリンの平均価格が180円台を記録した時以来の高い水準ともいわれています。

現在、国はガソリン価格の高騰に対する燃料油価格激変緩和対策事業を発動しており、全国平均ガソリン価格が1Lあたり170円以上になった場合、1Lあたり5円を上限として、燃料油元売りに補助金を支給しています。

そうした動きがあるにも関わらず、ガソリン価格は高止まりしており、一部地域では180円/Lを超えているケースも存在しています。
このようなガソリン価格高騰の原因の1つとされているのが、新型コロナウイルスの影響です。

レギュラーガソリンの平均小売価格の推移をみると、2019年から2020年の初め頃までは1リットルあたり140円台で推移していました。

しかし、新型コロナウイルスの感染拡大が始まり、全国で緊急事態宣言が発出されていた2020年4月には1リットルあたり130円台に下落しています。

その後、ワクチンが普及し始めた2021年2月から価格上昇の兆しがあり、首都圏以外の緊急事態宣言の先行解除が決定、経済活動が再開された2021年4月には全国平均151.5円/Lに上昇しました。

そして、2022年2月24日にはロシアがウクライナに侵攻、ガソリン価格は1Lあたり170円を超え、現在にいたるという状況です。

ロシアは1位のアメリカ、2位のサウジアラビアに次ぐ大産油国です。かつ、天然ガスの供給国が紛争当事国であることにより、世界の原油相場は大きく上向きに動いています。

原油相場が上昇するのと同じく、円安が進んでいるという状況もガソリン価格の上昇につながっているのでしょう。
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