雷が鳴ったら車の中にいたほうが安全?

雷

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例年、梅雨から夏にかけて雷を伴う悪天候が多くなります。

通常、落雷の際には高い木や建物の近くを避け、建物の中に避難するものですが、車に乗っている際には、どのように避難するのが正解なのでしょうか。車の中で待機していても安全なのでしょうか?

吉田 恒道|よしだ つねみち

1980年代、大学卒業後ファッション・モード専門誌「WWD Japan」編集部勤務を皮切りに編集者としてのキャリアを積む。その後、90年〜2000年代、中堅出版社ダイヤモンド社の自動車専門誌・副編集長に就く。以降、男性ライフスタイル誌「Straight’」(扶桑社)など複数の男性誌編集長を歴任し独立、フリーランスのエディターに、現職。著書に「シングルモルトの愉しみ方」(学習研究社)がある。

吉田 恒道
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雷に対して車の中は比較的安全

雷に対して車の中は比較的安全

雷は電気なので金属である車は危険じゃないの?と思われるかもしれませんが、車の中は比較的安全な避難場所です。

JAFによると、「金属でできた箱に電気を流すと、箱の表面を伝って地面に流れます。車のボディも同じで、電気は外周を伝い、タイヤから地面に流れます。車内には電気は流れないので、車内は比較的安全な場所です。カーナビやETCなど、車載機器が影響を受けることもほとんどない」とされています。

加えて気象庁でも、「鉄筋コンクリート建築、自動車(オープンカーは不可)、バス、列車の内部は比較的安全な空間です。また、木造建築の内部も基本的に安全ですが、全ての電気器具、天井・壁から1m以上離れれば更に安全です」と案内されています。
このように、車内に電気が流れることはないとされているものの、ドアノブなど金属部分に触れると感電する可能性があります。車に雷が落ちた際にはしばらく車外にはでないようにしましょう。

冷静に対処すれば感電を避けられますが、実際に車や車の周囲に雷が落ちれば、その衝撃でパニックに陥りやすく、冷静に判断がしにくい状況といえます。

慌てて外へ飛び出すと、金属部分での感電や交通事故などの二次災害を引き起こす可能性があることも忘れてはいけません。

車に雷が落ちた際は慌てず、可能な限り車を安全な場所へ停車させましょう。
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