昔のホンダがエロすぎる…「スケベレバー」「走るラブホ」とは?【スケベレバー作動動画あり】

ホンダ S-MX

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昔のホンダのラインナップには、「スケベレバー」と呼ばれる装備や「走るラブホ」と呼ばれたモデルがあったことをご存じでしょうか。

聞いただけではなんなのかわからないスケベレバーと走るラブホですが、どのようなものだったのでしょう。

吉田 恒道|よしだ つねみち

1980年代、大学卒業後ファッション・モード専門誌「WWD Japan」編集部勤務を皮切りに編集者としてのキャリアを積む。その後、90年〜2000年代、中堅出版社ダイヤモンド社の自動車専門誌・副編集長に就く。以降、男性ライフスタイル誌「Straight’」(扶桑社)など複数の男性誌編集長を歴任し独立、フリーランスのエディターに、現職。著書に「シングルモルトの愉しみ方」(学習研究社)がある。

吉田 恒道
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バブル期に生まれたデートカーという概念

バブル期に生まれたデートカーという概念

1980年代中頃から1990年代前半期は、日本が高度経済成長だったころです。この時代はいわゆるバブル期であり、デートカーと呼ばれる車が若年層のトレンドとなっていました。

デートカーとは、その名の通りデートに使いやすい車であり、本格的なスポーツカーや高級セダンではなく、デザインが優れていて購入しやすい価格帯のモデルがデートカーとして人気を獲得したのです。

中でも人気だったのが、1982年にデビューしたホンダの2代目プレリュードです。

この車はデートカーという言葉を生み出した元祖とも言われており、ワイドかつ低く構えた当時の日本車らしくないデザインに加え、最高出力125PSというハイパワーなエンジンで人気を獲得します。

※動画の8:58にスケベレバー作動シーンあり

この2代目プレリュードに採用されていた特徴的な装備がスケベレバーでした。

スケベレバーとは、助手席のリクライニングレバーが、窓側ではなく運転席側の側面に取り付けられていたことから名付けられた名称です。

この装備のおかげで、運転手は反対側に手を回さなくても助手席のシートを倒すことが可能だったのです。
また、走るラブホとは1996年より販売を開始したホンダのS-MXに付けられたあだ名です。

そう呼ばれていた原因は、前席がベンチシートになっており、リアシートも含めてフルフラットにできたことだと言われています。

さらに、フルフラット時に、枕元の位置にティッシュボックスを収められるグローブボックスがあったことも、走るラブホというあだ名を助長したともされています。
CMではキャッチコピーを「恋愛仕様」としており、独自の個性で注目を浴びた1台でしたがモデルチェンジすることなく1代限りでカタログから姿を消しています。

死語となっているデートカーという概念ですが、これを現代の車に当てはめると、「使い勝手の良い車」だといえるのではないでしょうか。

広大な車内空間をもち、シートをフルフラットにできる優れたシートアレンジを備えたミニバンや一部の軽自動車などが、現代のデートカーといえるかもしれません。
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