トヨタ ハリアー 新旧モデルを徹底比較!現行モデル(80系)と先代モデル(60系)の違いを紹介
更新日:2024.09.09
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トヨタ ハリアーは、SUVならではの力強い走りと高いユーティリティー、そしてエレガントな内外装を兼ね備えた人気モデルです。
本記事では、2020年に登場した現行モデル(80系)と、今も高い評価を得ている先代モデル(60系)を詳細に比較します。
本記事では、2020年に登場した現行モデル(80系)と、今も高い評価を得ている先代モデル(60系)を詳細に比較します。
ハリアーの新旧比較表
現行型ハリアー | 3代目ハリアー | |
---|---|---|
新車価格 | 299~620万円 | 272~498.4万円 |
中古車価格 | 62〜697.8万円 | 62〜697.8万円 |
ボディタイプ | SUV/クロカン | SUV/クロカン |
全長 | 4,740mm | 4,720~4,770mm |
全幅 | 1,855mm | 1,835mm |
全高 | 1,660mm | 1,655~1,690mm |
燃費WLTCモード | 14.7~22.3km/L | - |
燃費JC08モード | 14.7~27.4km/L | 12.8~21.8km/L |
ドア数 | 5ドア | 5ドア |
乗車定員 | 5人 | 5人 |
排気量 | 1,986~2,487cc | 1,986~2,493cc |
トランスミッション | マニュアルモード付CVT | マニュアルモード付CVT |
ハンドル | 右 | 右 |
最小回転半径 | 5.5〜5.7m | 5.3m〜5.7m |
ホイールベース | 2,690mm | 2,660mm |
新旧ハリアーのエクステリア(外装)を比較!
先代(3代目)ハリアーのデザインテーマは「Elegant Velocity」でした。このテーマのもと、歴代モデルの特徴を継承しつつ、モダンでスタイリッシュなデザインを実現しました。
現行(4代目)モデルは、先代の人気を反映して基本的なデザインを踏襲しています。しかし、よりロー&ロングなフォルムとなり、全体的にシャープさが増しています。
現行(4代目)モデルは、先代の人気を反映して基本的なデザインを踏襲しています。しかし、よりロー&ロングなフォルムとなり、全体的にシャープさが増しています。
また、フロントグリルのデザイン変更は大きな特徴です。先代モデルでは初代から受け継いだチュウヒ(タカ科の鳥)のエンブレムを採用していましたが、現行モデルでは一般的なトヨタのエンブレムに変更されました。
リアデザインも進化しています。先代モデルはどっしりとした印象でしたが、現行モデルでは横長の薄いテールランプを採用し、よりスポーティーで軽快なイメージになりました。
リアデザインも進化しています。先代モデルはどっしりとした印象でしたが、現行モデルでは横長の薄いテールランプを採用し、よりスポーティーで軽快なイメージになりました。
強く前傾したDピラーによるクーペ的なフォルムは先代と現行モデルの共通点ですが、現行モデルではさらにそれが強調され、とくにリアまわりのデザインは今見るとややどっしりとした印象の先代に比べ、現行は横長の薄いテールランプがよりスポーティーかつ軽快なイメージです。
先代も今もって古さは感じさせませんが、デザイントレンドという意味ではやはり現行にアドバンテージがあります。
先代も今もって古さは感じさせませんが、デザイントレンドという意味ではやはり現行にアドバンテージがあります。
新旧ハリアーのインテリア(内装)を比較!
エクステリアに関しては現行と先代モデルはとてもよく似ていますが、インテリアデザインのテイストはかなり異なっています。
先代モデルは高級感を重視したデザインを採用していました。随所にソフトパッドを使用し、ステッチなどを施すことでラグジュアリーSUVらしい雰囲気を演出していました。
2013年のデビュー時には、非常に洗練されたデザインとして高い評価を受けました。
2013年のデビュー時には、非常に洗練されたデザインとして高い評価を受けました。
一方、現行モデルではスポーティーさを強調したデザインへと進化しています。
特徴的なのは、馬の鞍をイメージしたという幅広のセンターコンソールです。
全体的に、レザーとウッドに囲まれたようなシンプルかつモダンな空間を創出しています。
特徴的なのは、馬の鞍をイメージしたという幅広のセンターコンソールです。
全体的に、レザーとウッドに囲まれたようなシンプルかつモダンな空間を創出しています。
現行モデルの最上級グレードには、トヨタ車初となる調光パノラマルーフがオプション装備されました。
これにより、車内に入る光を瞬時にコントロールできるようになり、より快適な室内環境を実現しています。
これにより、車内に入る光を瞬時にコントロールできるようになり、より快適な室内環境を実現しています。
新旧ハリアーの走行性能を比較!
先代と現行モデル、走りの面で最大の違いとなるのはプラットフォーム。
現行モデルの最大の特徴は、TNGA(トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー)の採用です。
ミドルサイズFF車に対応する「GA-K」プラットフォームを使用しており、これによりボディ剛性、静粛性、ハンドリング、乗り心地が大きく向上しています。
ミドルサイズFF車に対応する「GA-K」プラットフォームを使用しており、これによりボディ剛性、静粛性、ハンドリング、乗り心地が大きく向上しています。
エンジン性能の面では下記の違いがあります。
■先代モデルのエンジンラインナップ
■現行モデルのエンジンラインナップ
■先代モデルのエンジンラインナップ
- 2リッター・ガソリン
- 2.5リッター・ハイブリッド(システム出力:197ps、燃費:21.8km/L、JC08モード)
- 2リッター・ターボ(2017年マイナーチェンジで追加、最高出力:231ps、最大トルク:350Nm)
■現行モデルのエンジンラインナップ
- 2リッター・ガソリン
- 2.5リッター・ハイブリッド(システム出力:222ps、燃費:26.3km/L、JC08モード)
先代には専用のエアロパーツでカスタマイズされた「GRスポーツ」もラインナップされており、希少なモデルではあるものの尖った個性的なモデルを好むなら、選択肢に入れてもいいかもしれません。
新旧ハリアーの比較まとめ
先代のハリアーは初代からのラグジュアリーSUVというコンセプトを受け継ぎながら、クーペ的スポーティー・フォルムへと大胆に進化し、そのブランド力を不動のものにしました。
それまでの“大人向け”というイメージから、20〜30代の若者にまで人気を浸透させたのは3代目ハリアーの功績と言えます。
それまでの“大人向け”というイメージから、20〜30代の若者にまで人気を浸透させたのは3代目ハリアーの功績と言えます。
それゆえ4代目となる現行モデルは、かなり慎重に先代のイメージを踏襲しながらのモデルチェンジとなりました。つまり3代目をもとに全面的にブラッシュアップされたのが4代目、とも言える訳で、そういう意味で条件や予算が許すなら現行モデルを選ぶのが得策です。
とはいえ先代モデルも、とくに2017年以降の最終型であれば走りや装備の面で不満を感じることはないはずです。
そのうえであえてラグジュアリー感溢れるデザイン、ターボエンジンのパワフルな走り、伝統のハリアー・エンブレムなど、先代ならではのお気に入りポイントがあるのなら、手に入れても決して損はないと思います。
そのうえであえてラグジュアリー感溢れるデザイン、ターボエンジンのパワフルな走り、伝統のハリアー・エンブレムなど、先代ならではのお気に入りポイントがあるのなら、手に入れても決して損はないと思います。