スイーツビュッフェや高級車?!イケてる自動車学校(教習所)をご紹介

教習所

運転免許を持っている人であれば、ほとんどの人が一度は通ったことがあるのが自動車教習所です。

椅子が並んだ待合室や、授業を受けるための教室が用意されている施設というイメージがあるかもしれませんが、そのイメージを覆す教習所も存在します。

そんな変わった教習所をご紹介します。

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変わりつつある自動車学校の形

変わりつつある自動車学校の形

自動車学校とは本来、道路交通法の第99条に基づいて、都道府県公安委員会に指定された自動車学校を指しています。全日本指定自動車教習所協会連合会によれば2020年末時点で全国に1,250箇所の教習所があると報告されています。

そんな自動車学校の形は、時代の流れと共に変化しつつあるようです。その顕著な例がホスピタリティの向上でしょう。

明るく清潔なロビーで、ホテルのような居心地の良さを謳う自動車学校が増えており、期間限定や週に1回教習所内でスイーツビュッフェを開催しているような教習所も存在しています。

例えば、新潟県の燕市にあるつばめ中央自動車学校は女性専用の合宿教習所となっており、外観もシティホテルに似た外観をしている他、レストランやカフェ、コミックコーナーにシアタールームといった設備も充実しています。

また、教習所そのものの形態の他、教習に使われる教習車も変化しています。一般的に教習車として採用されていたのは、トヨタのコンフォートや日本未発売であるマツダ2セダンをベースとしたマツダ教習車でした。

しかし、現在では自動車学校が輸入車を教習車として採用するのが話題になることも少なくありません。

2016年には、東京・神奈川で指定自動車教習所を運営するコヤマドライビングスクールが、日本で初めてアウディのA3を教習車として導入しています。

※画像は教習車とは異なります

さらに、福岡県の南福岡自動車学校では高速教習用の車両としてメルセデス・ベンツとBMWを導入している他、苅安賀自動車学校・岐阜南自動車学校・稲沢自動車学校はBMWのショールーム及び中古車販売を手がけるSun Motorenのグループ会社ということもあり、教習車としてX1と2シリーズグランクーペを導入しているのです。

日本国内にも、輸入車を教習車としている自動車学校はいくつもありますが、海外に目を向けてみるとランボルギーニがドライビングレッスンを行ってくれるプログラムもあります。

これは、ランボルギーニ・アカデミアと名付けられたものであり、モータースポーツ部門であるスクアドラコルセのドライバーがインストラクターとして参加している本格的なレッスンです。

従来のように、自動車学校はただ免許を取るための勉強や運転技術を学ぶ場所では無くなりつつあります。時代の流れとともに、免許を取るための勉強や運転技術を学ぶこともできる総合的な施設というあり方に変わってきているのかもしれません。

吉田 恒道|よしだ つねみち

1980年代、大学卒業後ファッション・モード専門誌「WWD Japan」編集部勤務を皮切りに編集者としてのキャリアを積む。その後、90年〜2000年代、中堅出版社ダイヤモンド社の自動車専門誌・副編集長に就く。以降、男性ライフスタイル誌「Straight’」(扶桑社)など複数の男性誌編集長を歴任し独立、フリーランスのエディターに、現職。著書に「シングルモルトの愉しみ方」(学習研究社)がある。

吉田 恒道