三菱 エクリプスクロスの歴史を各モデルの違いとともに徹底解説
更新日:2024.09.09
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2018年3月に登場した新型コンパクトSUV「三菱 エクリプスクロス」は、コンパクトSUVのRVRとミッドサイズSUVアウトランダー/アウトランダーPHEVの中間に位置するスタイリッシュなクーペフォルムを採用したSUVです。
高いパフォーマンスと、人とクルマを守る安心感を表現した「ダイナミックシールド」フロントデザインコンセプトを更に進化させたフロントマスクが特徴です。
文・写真/萩原 文博
高いパフォーマンスと、人とクルマを守る安心感を表現した「ダイナミックシールド」フロントデザインコンセプトを更に進化させたフロントマスクが特徴です。
文・写真/萩原 文博
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- 初代(現行)エクリプスクロス
初代(現行)エクリプスクロス
高い位置に配したワイドなリアランプと前傾したリアウインドウを上下に二分することによって、立体的で個性的なリアスタイルとなっています。
また、チューブ式LEDテールランプと中央のハイマウントストップランプが同一直線上で発光することによって、幅広さと安定感を表現しています。
高いヒップポイントによる見晴らしのよさやルーミーな室内空間といったSUVとしての機能性を一切妥協せず、都市に際立つダイナミックで存在感のあるクーペスタイルを実現。SUVにこだわりを持つ三菱らしいクーペSUVに仕立てられています。
また、チューブ式LEDテールランプと中央のハイマウントストップランプが同一直線上で発光することによって、幅広さと安定感を表現しています。
高いヒップポイントによる見晴らしのよさやルーミーな室内空間といったSUVとしての機能性を一切妥協せず、都市に際立つダイナミックで存在感のあるクーペスタイルを実現。SUVにこだわりを持つ三菱らしいクーペSUVに仕立てられています。
搭載するエンジンは、新開発した1.5Lダウンサイジング直噴ガソリンエンジンを採用。
最高出力150ps/最大トルク240Nmを発生し、2.4L自然吸気エンジンを凌ぐ低中速トルクを発揮し、スムーズな加速性能を発揮します。
最高出力150ps/最大トルク240Nmを発生し、2.4L自然吸気エンジンを凌ぐ低中速トルクを発揮し、スムーズな加速性能を発揮します。
ミッションには8速スポーツモード付インベックス-III CVTを採用。ステップアップシフト制御を採用することで、CVT特有の回転が先行するような吹け上がり感を低減し、ダイレクトで力強い加速感を実現しています。
駆動方式は2WD(FF)と4WDを設定。4WD車にはアクセル開度や車速、車両の走行条件などから、後輪へ伝達するトルクを常に適切に配分する電子制御4WDシステムを搭載。
これにAYC(アクティブ・ヨー・コントロール)ブレーキ制御を追加した車両運動統合制御システム「S-AWC(スーパー・オール・ホイール・コントロール)」を採用しています。
その結果、ドライバーの操作に忠実な車両挙動を実現しています。
さらに「AUTO」「SNOW」「GRAVEL」の3つの走行モードを設定し、センターコンソールに配置したドライブモードセレクターで路面状況に応じたセッティングを選択できます。
駆動方式は2WD(FF)と4WDを設定。4WD車にはアクセル開度や車速、車両の走行条件などから、後輪へ伝達するトルクを常に適切に配分する電子制御4WDシステムを搭載。
これにAYC(アクティブ・ヨー・コントロール)ブレーキ制御を追加した車両運動統合制御システム「S-AWC(スーパー・オール・ホイール・コントロール)」を採用しています。
その結果、ドライバーの操作に忠実な車両挙動を実現しています。
さらに「AUTO」「SNOW」「GRAVEL」の3つの走行モードを設定し、センターコンソールに配置したドライブモードセレクターで路面状況に応じたセッティングを選択できます。
2018年12月に一部改良を行い、2WD車にもAYCを採用し、ハンドリングの軽快感や回頭性、旋回時のライントレース性の向上を図っています。
また、フロントガラスに遮音性の高いガラスを採用することで、風切り音を低減し、走行時の静粛性を向上させています。
インテリアでは、全席のパワーウインドウスイッチに照明を追加したほか、運転席から全席の窓をワンタッチでオート開閉できる機能を採用し、利便性を向上させています。同時に挟まれ防止機能(オート開閉時)も全席のパワーウインドウに設定しています。
そして従来、本革シートとのセットオプションだった運転席・助手席シートヒーターを標準装備とすることで、ファブリックシートの快適性を向上しています。
Mグレードの16インチアルミホイールのデザイン変更やルーフレールレス仕様車をメーカーオプションで設定しました。
また、フロントガラスに遮音性の高いガラスを採用することで、風切り音を低減し、走行時の静粛性を向上させています。
インテリアでは、全席のパワーウインドウスイッチに照明を追加したほか、運転席から全席の窓をワンタッチでオート開閉できる機能を採用し、利便性を向上させています。同時に挟まれ防止機能(オート開閉時)も全席のパワーウインドウに設定しています。
そして従来、本革シートとのセットオプションだった運転席・助手席シートヒーターを標準装備とすることで、ファブリックシートの快適性を向上しています。
Mグレードの16インチアルミホイールのデザイン変更やルーフレールレス仕様車をメーカーオプションで設定しました。
2019年6月、エクリプスクロスはクリーンディーゼルエンジン搭載車を追加しました。
環境性能と動力性能を両立した2.2L直列4気筒ディーゼルターボエンジンは、コモンレール式燃料噴射装置と尿素SCRシステムを採用しています。
最高出力145ps/最大トルク380Nmを発生しする2.2Lディーゼルターボは8速ATと組み合わされ、力強く滑らかな加速を実現しています。
ディーゼルエンジン搭載車の駆動方式は全車4WDのみで、「四輪制御技術による安心して楽しめるドライブフィール」をより一層強化しています。
環境性能と動力性能を両立した2.2L直列4気筒ディーゼルターボエンジンは、コモンレール式燃料噴射装置と尿素SCRシステムを採用しています。
最高出力145ps/最大トルク380Nmを発生しする2.2Lディーゼルターボは8速ATと組み合わされ、力強く滑らかな加速を実現しています。
ディーゼルエンジン搭載車の駆動方式は全車4WDのみで、「四輪制御技術による安心して楽しめるドライブフィール」をより一層強化しています。
2019年12月に一部改良を行いました。
変更箇所は、Mグレードを除いたグレードで、フロントドアの各所(インナードアハンドル・ドアグリップ・ボトルホルダー)にLEDインテリアイルミネーションを採用。
アンバー色の間接光により上質な室内空間を演出するとともに、夜間におけるドア周りの利便性を向上させています。
また、特別仕様車「BLACK Edition」では、室内天井・Aピラー等をブラックへ変更し、内装色をブラックに統一。
さらに、アルミペダルを採用することで、よりスポーティなインテリアとしました。
変更箇所は、Mグレードを除いたグレードで、フロントドアの各所(インナードアハンドル・ドアグリップ・ボトルホルダー)にLEDインテリアイルミネーションを採用。
アンバー色の間接光により上質な室内空間を演出するとともに、夜間におけるドア周りの利便性を向上させています。
また、特別仕様車「BLACK Edition」では、室内天井・Aピラー等をブラックへ変更し、内装色をブラックに統一。
さらに、アルミペダルを採用することで、よりスポーティなインテリアとしました。
そして、2020年12月にマイナーチェンジを行い、外観の変更と同時にディーゼルターボに変わってPHEVモデルを新たに設定しました。
フロントデザインは、SUVの力強いパフォーマンスと人とクルマを守る安心感を表現する「ダイナミックシールド」を進化させ、各種ランプレイアウトの変更により、いっそう精悍でスポーティな表情としました。
フロントデザインは、SUVの力強いパフォーマンスと人とクルマを守る安心感を表現する「ダイナミックシールド」を進化させ、各種ランプレイアウトの変更により、いっそう精悍でスポーティな表情としました。
またリアデザインでは、従来のダブルガラスから流れるようなシルエットとなるシングルガラスに変更しています。
インテリアでは、ブラックを基調として、エンボス加工のスエード調素材と合成皮革のコンビネーションシートを上級グレードに設定。
さらにドアトリムも同色のコーディネートを行い上質でスポーティな空間となっています。
新設定された「スマートフォン連携ナビゲーション」はディスプレイ画面が8インチに拡大され、見やすさや操作性が向上しています。
さらにドアトリムも同色のコーディネートを行い上質でスポーティな空間となっています。
新設定された「スマートフォン連携ナビゲーション」はディスプレイ画面が8インチに拡大され、見やすさや操作性が向上しています。
新設定されるPHEVシステムは、前後1基ずつの高出力モーター・大容量バッテリー・2.4L直列4気筒MIVECエンジンで構成されるツインモーター4WD方式となります。
EV走行での航続走行距離はWLTCモードで57.3km。
また、車内に設置した100V AC電源(最大1,500W)により家庭用電化製品に電力供給が可能。
さらに急速充電器を使いV2H機器を接続すると、クルマに蓄えた電力を家で使うことができる家庭用蓄電池となります。
PHEVシステムにより自ら発電できるため、満タン・満充電状態からは一般家庭の最大約10日分に相当する電力を供給することが可能です。
EV走行での航続走行距離はWLTCモードで57.3km。
また、車内に設置した100V AC電源(最大1,500W)により家庭用電化製品に電力供給が可能。
さらに急速充電器を使いV2H機器を接続すると、クルマに蓄えた電力を家で使うことができる家庭用蓄電池となります。
PHEVシステムにより自ら発電できるため、満タン・満充電状態からは一般家庭の最大約10日分に相当する電力を供給することが可能です。
2018年に登場したクーペSUVのエクリプスクロス。
まだ販売開始して3年が経過したばかりですが、搭載するパワートレインが変更されています。
モデルライフが延びている昨今で、登場してから3年未満でマイナーチェンジを行うというのも珍しいことです。
それだけ、三菱がエクリプスクロスを中核車種として位置づけているとも言えます。
まだ販売開始して3年が経過したばかりですが、搭載するパワートレインが変更されています。
モデルライフが延びている昨今で、登場してから3年未満でマイナーチェンジを行うというのも珍しいことです。
それだけ、三菱がエクリプスクロスを中核車種として位置づけているとも言えます。