プロによる徹底解説。ホンダ 新型ヴェゼルのグレード詳細。

ホンダ ヴェゼル 2代目 2021

新型ホンダ ヴェゼルは、1.5Lガソリンエンジンと1.5Lエンジン+2モーターのハイブリッドシステムe:HEV(イーエイチイーブイ)の、2種類のパワートレインに、駆動方式は2WDまたは4WDを用意。グレードは、ガソリン車に1つハイブリッド車に3つの計4タイプの展開です。ここでは、それぞれのグレード違いによる装備差などをプロが解説します。

文・画像/萩原 文博

Chapter
廉価版にあたる唯一のガソリンモデル。1.5 G
実質的なエントリーモデル。e:HEV X
充実装備が人気の要因。e:HEV Z
充実装備にオシャレ度をプラス。e:HEV PLaY

廉価版にあたる唯一のガソリンモデル。1.5 G

新型ヴェゼルのエントリーグレードとなるのが、1.5L直列4気筒エンジンを搭載した“G”です。

安全装備および運転支援システムは、Honda SENSING(ホンダセンシング)をはじめ、アジャイルハンドリングアシストやヒルディセントコントロール、パーキングセンサーシステムなどを標準装備

エクステリアは、フロント/サイド/リアのバンパーガーニッシュがブラック塗装、フロント/リアのバンパーロアガーニッシュはシルバー塗装という組み合わせで、ホイールは16インチアルミホイールです。

灯火類は、フルLEDヘッドライト&LEDフォグランプに、レッド&クリアタイプのLEDリアコンビネーションランプなど、上位グレードに準じたものですが、ウインカーのみ通常のLEDターンシグナルとなっています。

ゲートにはUVカット機能付きソフトプライバシーガラスを標準装備。また4WD 車のみ親水ヒーテッドドアミラーと熱線入りフロントウインドウが装備されます。

インテリアのシートはファブリック素材で、4WD車のみ運転席&助手席シートヒーターを標準装備。エアコンは、そよ風アウトレットを採用したフルオートエアコンで、パワーウインドウスイッチ照明は運転席ドアのみ。シートバックポケット&スマートフォンポケットは助手席側のみです。

■1.5G 2WD
ボディサイズ:全長4,330mm×全幅1,790mm×全高1,580mm
エンジン種類:1,496cc 直列4気筒DOHC
最高出力:87kW(118ps)/6,600rpm 最大トルク:142Nm/4,300rpm
ミッション:CVT
乗車定員:5人
車両本体価格:227万9200円

■1.5G 4WD
ボディサイズ:全長4,330mm×全幅1,790mm×全高1,580mm
エンジン種類:1,496cc 直列4気筒DOHC
最高出力:87kW(118ps)/6,600rpm 最大トルク:142Nm/4,300rpm
ミッション:CVT
乗車定員:5人
車両本体価格:249万9200円

実質的なエントリーモデル。e:HEV X

ハイブリッドモデルのエントリーグレードとなるのが“e:HEV X”です。

主要装備は1.5Gに準じており、ハイブリッド専用装備として、車両接近通報装置やドライブモードスイッチ、減速セレクター、エアコン用フル電動コンプレッサー、PTCヒーター(4WDのみ)を搭載

さらにフロントウインドウガラスには、遮音機能も追加されます。

■e:HEV X 2WD
ボディサイズ:全長4,330mm×全幅1,790mm×全高1,580mm
エンジン種類:1,496cc 直列4気筒DOHC
最高出力:78kW(106ps)/6,000~6,400rpm 最大トルク:127Nm/4,500〜5,500rpm
モーター最高出力:96kW(131ps)/4,000〜8,000rpm  モーター最大トルク:253Nm/0〜3,500 rpm
ミッション:CVT
乗車定員:5人
車両本体価格:265万8700円

■e:HEV X 4WD
ボディサイズ:全長4,330mm×全幅1,790mm×全高1,580mm
エンジン種類:1,496cc 直列4気筒DOHC
最高出力:78kW(106ps)/6,000~6,400rpm 最大トルク:127Nm/4,500〜5,500rpm
モーター最高出力:96kW(131ps)/4,000〜8,000rpm  モーター最大トルク:253Nm/0〜3,500 rpm
ミッション:CVT
乗車定員:5人
車両本体価格:287万8700円

充実装備が人気の要因。e:HEV Z

新型ヴェゼルの人気グレードが“e:HEV Z”です。

安全装備では、Honda SENSINGにくわえて、後側方のクルマの存在を知らせるブラインドスポットインフォメーションを標準装備するほか、オプションでマルチビューカメラシステムが用意されています。

エクステリアは、エンブレムグレー塗装フォグライトガーニッシュとプラチナクロームメッキ調加飾ドアロワガーニッシュの専用パーツに、フロント/リアのバンパーロアガーニッシュはシャープシルバー塗装、フロント/サイド/リアのバンパーガーニッシュはクリアブラック塗装となり、他との差別化が図られています

LEDヘッドライトにはオートレベリング機構、フロントのウインカーはLEDシーケンシャルターンシグナル、LEDアクティブコーナリングライトを標準装備するほか、フロントワイパーは雨滴感知機能付き、フロントドアガラスには撥水加工を施し、電動格納式ルモコンカラードドアミラーは、オートリトラ機能に加えて助手席側にリバース連動機能追加と、それぞれグレードアップ。

足元のアルミホイールは18インチ、ステアリングにはVGR(可変ステアリングギアレシオ)が採用されています。

インテリアは、ブラックのプライムスムース&ファブリックのコンビシートをはじめ、シルバー加飾インテリア、ヒーター機能付本革巻きステアリングホイール&セレクトレバー、ピアノブラック調パワーウインドウスイッチパネルを装備。

シートヒーターは運転席&助手席に標準装備となるほか、左右独立温度コントロール式フルオートエアコン、リアのベンチレーション機能、パワーウインドウスイッチ照明、助手席&運転席のシートバックポケット&スマートフォンポケット、ハンズブリーアクセスパワーテールゲート、ラゲッジのトノカバーなど、利便性と快適性が充実しています。

■e:HEV Z 2WD
ボディサイズ:全長4,330mm×全幅1,790mm×全高1,590mm
エンジン種類:1,496cc 直列4気筒DOHC
最高出力:78kW(106ps)/6,000~6,400rpm 最大トルク:127Nm/4,500〜5,500rpm
モーター最高出力:96kW(131ps)/4,000〜8,000rpm  モーター最大トルク:253Nm/0〜3,500 rpm
ミッション:CVT
乗車定員:5人
車両本体価格:289万8500円

■e:HEV Z 4WD
ボディサイズ:全長4,330mm×全幅1,790mm×全高1,590mm
エンジン種類:1,496cc 直列4気筒DOHC
最高出力:78kW(106ps)/6,000~6,400rpm 最大トルク:127Nm/4,500〜5,500rpm
モーター最高出力:96kW(131ps)/4,000〜8,000rpm  モーター最大トルク:253Nm/0〜3,500 rpm
ミッション:CVT
乗車定員:5人
車両本体価格:311万1850円

充実装備にオシャレ度をプラス。e:HEV PLaY

新型ヴェゼルのコンセプトを具現化した上位グレードが、“e:HEV PLaY”です。

駆動方式は2WD(FF)のみの展開で、ツートーンのボディカラーにパノラマルーフ、ホンダコネクトディスプレイ+ETC2.0車載器(ナビゲーション機能付)やワイヤレス充電器、8つのスピーカー(エントリーグレードは4スピーカー)などを標準装備。

エクステリアは、カラーバーオーナメント付きフロントグリルとピューターグレー塗装フォグライトガーニッシュ、パッションレッド加飾ドアロワガーニッシュがPLaY専用品となるほか、LEDリアコンビネーションランプは、スモーク&クリアタイプを採用するなど見た目の差別化も図っています。

その他、基本的な装備はe:HEV Zに準じたものとなりますが、唯一ラゲッジスペースのトノカバーが装備されていないので注意が必要です。

■e:HEV PLaY 2WD
ボディサイズ:全長4,330mm×全幅1,790mm×全高1,590mm
エンジン種類:1,496cc 直列4気筒DOHC
最高出力:78kW(106ps)/6,000~6,400rpm 最大トルク:127Nm/4,500〜5,500rpm
モーター最高出力:96kW(131ps)/4,000〜8,000rpm  モーター最大トルク:253Nm/0〜3,500 rpm
ミッション:CVT
乗車定員:5人
車両本体価格:329万8900円

ユーザーの約93%がハイブリッド車を選んでいる新型ヴェゼルの売れ筋グレードは、装備の充実度や利便性の高さがひとクラス上のモデルに匹敵するレベルのe:HEV Z( 2WD)ですが、パノラマルーフやナビ、ツートンのボディカラーが標準装備のe:HEV PLaYもなかなか捨てがたい魅力を持っていますし、もっとも廉価な1.5Lガソリン車も燃費性能、装備、車両本体価格にくわえて、車両重量の軽さによる軽快な走りも魅力です。

全車Honda SENSINGが標準装備なので、どのグレードを選んでも満足度は高いでしょう。

【新型ヴェゼル】【正直に語ります】ホンダ 新型VEZELを、藤木由貴、相沢菜々子、伊藤梓が徹底解説!VEZEL ハイブリッド e:HEV はクラストップの走り!HONDA VEZEL e:HEV Z

萩原 文博|はぎはら ふみひろ

1970年生まれ。10代後半で走り屋デビューし、大学在学中に中古車情報誌の編集部にアルバイトとして加入。1995年より編集部員として編集作業に本格的に携わる。中古車の流通、販売店に精通し、「中古車相場師」として活動。2006年からフリーランスの編集者となり、中古車だけでなく、現在は日本で最も多くの広報車両を借り出して取材を行い、新車でもユーザー視点のバイヤーズガイドを中心に、人気車種の動向や流行りの装備の価値評価などを加味した、総合的に買いのクルマ・グレードの紹介をモットーとしている。

萩原 文博