トヨタ 5代目ハイエースバンに欠点はあるのか?仕様や燃費などを詳しく紹介!

トヨタ 5代目ハイエースバン

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機能美を感じさせるエクステリア(外装)や、機能性と快適性に優れたインテリア(内装)といった長所があるトヨタ 5代目ハイエースバン。

今回は、そんなハイエースバンにはどのような欠点があるのか、詳しく見ていきましょう。

吉田 恒道|よしだ つねみち

1980年代、大学卒業後ファッション・モード専門誌「WWD Japan」編集部勤務を皮切りに編集者としてのキャリアを積む。その後、90年〜2000年代、中堅出版社ダイヤモンド社の自動車専門誌・副編集長に就く。以降、男性ライフスタイル誌「Straight’」(扶桑社)など複数の男性誌編集長を歴任し独立、フリーランスのエディターに、現職。著書に「シングルモルトの愉しみ方」(学習研究社)がある。

吉田 恒道
Chapter
トヨタ 5代目ハイエースバンは車格が大きい!
トヨタ 5代目ハイエースバンは乗車人数が少ない?
トヨタ 5代目ハイエースバンは燃費が良くない?

トヨタ 5代目ハイエースバンは車格が大きい!

トヨタ ハイエースバンは車格が非常に大きく、運転に慣れていない方が乗るには少々怖いかもしれません。まずは、ハイエースバンのそれぞれのタイプの車格を見てみましょう。

「ロング・標準ボディ・標準ルーフ」が全長4,695mm×全幅1,695mm×全高1,980mm、「ロング・標準ボディ・ハイルーフ」が全長4,695mm×全幅1,695mm×全高2,240mmに設定されています。

また、「ロング・ワイドボディ・ミドルルーフ」が全長4,840mm×全幅1,880mm×全高2,105mm、「スーパーロング・ワイドボディ・ハイルーフ」が全長5,380mm×全幅1,880mm×全高2,285mmとなっています。

このように車格が大きいハイエースバンですが、トヨタが誇る先進の安全機能がしっかりと備わっており、走行中はもちろん、駐車場などでも安心して運転できるのです。

駐車時の安全機能として注目したいのが、上から見た車両の映像をナビ画面に映すパノラミックビューモニターと、アクセルの踏み間違いなどで起こる事故を防止するインテリジェンスクリアランスソナーでしょう。

パノラミックビューモニターは、運転席からの目視だけでは見えにくい車両周辺の情報をリアルタイムで表示することで、周囲の安全確認をサポートしてくれます。もちろん、駐車時だけでなく、見通しの悪い交差点等で車両周辺の情報を確認したい時などにも使えるので、幅広い場面で活躍すること間違いありません。

インテリジェントクリアランスソナーは、駐車時に静止物の接近を表示とブザーで知らせるクリアランスソナーに、静止物との衝突を緩和する機能を追加しています。前後進行方向に静止物を感知した際には、エンジン出力を抑制するとともに、距離が縮まると自動ブレーキが作動するのです。

このようにハイエースバンは、車格が大きい点を標準装備の安全機能などで十分にカバーしているため、車格が大きい点を欠点と感じることは少ないでしょう。

トヨタ 5代目ハイエースバンは乗車人数が少ない?

上述したようにハイエースバンの車格は大きめではありますが、ほとんどのモデルのシートが2列で、乗車人数も2〜6人とそれほど多くありません。しかし、ハイエースバンではその分大きなラゲッジスペースが確保されています。

ここで、各タイプの荷室(ラゲッジルーム)の大きさを見てみましょう。

「ロング・標準ボディ・標準ルーフ」  :荷室長3,000mm、荷室幅1,520〜1,545mm×荷室高1,170〜1,335mm
「ロング・標準ボディ・ハイルーフ」  :荷室長3,000mm、荷室幅1,545mm、荷室高1,590mm
「ロング・ワイドボディ・ミドルルーフ」:荷室長3,000mm、荷室幅1,705mm、荷室高1,390mm
「ロング・ワイドボディ・ハイルーフ」 :荷室長3,540mm、荷室幅1,730mm、荷室高1,635mm

このように、ハイエースバンは1t キャブバンでクラス最大級の荷室を有しており、モノを運ぶ商用車としてのこだわりが強く感じられます。乗車定員は車格の大きさに見合っていないと感じるかもしれませんが、大きな荷物や大量の荷物を積載できる荷室が備わっていることから、アウトドア時には活躍すること間違いないでしょう。

トヨタ 5代目ハイエースバンは燃費が良くない?

ハイエースバンは、ガソリンモデルでは燃費がWLTCモードで8.1〜9.4km/Lとあまり良くありません。さらに、この数値はカタログ数値であるため、実燃費はこの数値をさらに下回ります。

しかし、搭載されている2.0L 1TR-FE Dual VVT-iガソリンエンジンと、2.7L 2TR-FE Dual VVt-iガソリンエンジンは、Dual VVt-i(吸・排気連続可変バルブタイミング機構)の採用によりエンジン性能を引き出し、力強いパワーを獲得しているのです。

2.0L 1TR-FE Dual VVT-iガソリンエンジンは最高出力100kW(136PS)/5,600rpm、最大トルク182Nm(18.6kgm)/4,000rpm

2.7L 2TR-FE Dual VVt-iガソリンエンジンは最高出力118kW(160PS)/5,200rpm、最大トルク243Nm(24.8kgm)/4,000rpmを誇っています。

ハイエースバンは多くの荷物を積み込むことが想定されるため、このような高出力のエンジンが搭載されているのは嬉しいポイントでしょう。

また、ガソリンモデルでは燃費がWLTCモードで8.1〜9.4km/Lですが、ディーゼルモデルの燃費は12.2〜13.0km/Lとなっています。そのため、低燃費を求めている方にはディーゼルモデルがおすすめといえそうです。

燃費が良いクルマではないかもしれませんが、力強い走行や大きな荷室を兼ね備えている点を考えると、予想される使用状況に見合った1台なのではないでしょうか。
ハイエースバンには車格の大きさや燃費といった欠点がありましたが、トヨタが誇る先進安全機能や高出力を誇るエンジンにより、欠点と感じることは少ないでしょう。

また、車格の割りに乗車人数は少なく設定されていますが、その分広大なラゲッジスペースが確保されており、多くの荷物を積み込めます。

欠点を欠点を感じさせない工夫が凝らされたハイエースバンは、優秀なクルマといえるのではないでしょうか。

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