トヨタ アルファードの歴史を各モデルの違いとともに徹底解説

トヨタ アルファード エグゼクティブラウンジ

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レクサスLSやトヨタ クラウン、センチュリーとならび、公用車や社用車としても人気の高級ミニバンが、トヨタ アルファードです。

2002年のデビュー以来、世代を追うごとに質感を向上させ、いまや日本を代表するLサイズミニバンとなりました。その進化の過程を振り返ってみましょう。

文・写真/萩原 文博

萩原 文博|はぎはら ふみひろ

1970年生まれ。10代後半で走り屋デビューし、大学在学中に中古車情報誌の編集部にアルバイトとして加入。1995年より編集部員として編集作業に本格的に携わる。中古車の流通、販売店に精通し、「中古車相場師」として活動。2006年からフリーランスの編集者となり、中古車だけでなく、現在は日本で最も多くの広報車両を借り出して取材を行い、新車でもユーザー視点のバイヤーズガイドを中心に、人気車種の動向や流行りの装備の価値評価などを加味した、総合的に買いのクルマ・グレードの紹介をモットーとしている。

萩原 文博
Chapter
初代アルファードはミニバンのフラッグシップを目指し開発された
あるファー度は兄弟車ヴェルファイアも追加して万全の体制に
現行アルファードは揺るぎない地位を築いた
一番人気グレード【アルファード S Cパッケージ】広くて豪華な内装!太田麻美 が気に入った 中古車 を徹底解説

初代アルファードはミニバンのフラッグシップを目指し開発された

国産Lサイズミニバンの人気モデル、トヨタアルファードの初代モデルは、2002年5月に登場し2008年4月まで、トヨペット店とビスタ店で販売されていました。

異なる販売チャンネルで同じクルマを扱うにあたって、トヨペット店(大阪はトヨタ店)ではアルファードG、ビスタ店ではアルファードVと名称を変えていましたが、実際はエンブレムが異なるだけで同じクルマでした。

エスティマ(2代目)のプラットフォームとパワートレインをベースに開発された初代アルファードは、存在感ある先進的なスタイルと、国産ミニバン最大級の室内空間を融合させた最上級ミニバンとして市場に投入されました。

FFレイアウトのプラットフォームによる低いフロアと高い室内高は、優れた乗降性と国産ミニバン最大級の広く快適な室内空間を実現。その室内は先進装備や高機能装備により、高いホスピタリティを実感できる快適空間とされていました。

ボディスタイルは、グレード名がAで始まるのが標準系、Mで始まるのがエアロ系となっています。

パワートレインは、2.4L直列4気筒ガソリンエンジンと、3.0L V型6気筒ガソリンエンジンの2種類で、駆動方式は、2WD(FF)とフルタイム4WDを用意。トランスミッションは、デビュー当初は両エンジンともに4速ATでした。

ハイブリッドモデルが追加されたのは2003年のことで、2.4Lガソリンエンジンとモーターを組み合わせたTHS-Cハイブリッドシステムに、後輪をモーターで駆動させるE-Fourをドッキングさせた4WDモデルのみの用意でしたが、10・15モードで17.2km/Lという好燃費を達成。さらに電子制御ブレーキシステム、ECBと組み合わせることにより、優れた操縦性・走行安定性を実現しました。

初のマイナーチェンジは2005年4月で、3.0Lモデルの5速AT 採用にくわえ、安全装備も夜間のワインディングロード走行時の視認性を高めるインテリジェントAFSや、車両左側の確認を補助し、左折時の内輪差による障害物との接触回避をサポートするサイドモニターをいち早く導入しました。

あるファー度は兄弟車ヴェルファイアも追加して万全の体制に

2代目アルファードは、『威風堂々、ミニバンの頂点』をテーマに2008年にデビューし2015年まで販売。兄弟車としてヴェルファイア(ネッツ店扱い)が設定されました。

新しいプラットフォームによる革新的パッケージは、低床化により室内高を10mm、室内長については75mmも拡大し、室内空間の拡大と乗降性の向上を両立しています。

“上品・洗練”という特徴を際立たせた外観デザインに、X、Gが標準系、Sがエアロ系となりました。

登場時に用意されたパワートレインは、2.4L直列4気筒と排気量をアップした3.5L V型6気筒ガソリンエンジンの2つで、トランスミッションは2.4LがCVT、3.5Lは6速ATとなっていました。

安全性能は、ミリ波レーダー方式のプリクラッシュセーフティシステムなど、初代よりも高められています。

初のマイナーチェンジは2011年のことで、内外装の変更とともにハイブリッドモデルを追加設定。搭載されたハイブリッドシステムは、2.4Lガソリンエンジン+モーターのリダクション機構付THS-IIのE-Fourで、燃費性能はJC08モード燃費で17.0km/Lというクラストップレベルの性能を実現しました。

このハイブリッドモデルには、専用装備としてシートとフロアカーペットの一部のファブリック表皮にエコプラスチックを採用するなど高い環境性能も特徴でした。

現行アルファードは揺るぎない地位を築いた

現行型にあたる3代目アルファードは、2015年1月に初登場しました。コンセプトに『大空間高級サルーン』を掲げて、高級ミニバンという枠にとらわれない新時代の高級車を目指して開発されています。

クルマの骨格であるプラットフォームから見直し、リアサスペンションにはダブルウィッシュボーン式を採用したほか、高張力鋼板や構造用接着剤を使用し、高級車に相応しい乗り心地や静粛性そしてハンドリングの良さを実現しているのが特徴です。

搭載されているパワートレインは、2.5L直4ガソリンエンジン+CVT、3.5LV6ガソリンエンジン+6AT、2.5Lガソリンエンジン+モーターを組み合わせたハイブリッドの3種類。

グレードは、X、Gなどの標準系、S、SCなどのエアロ系を基本に、最上級グレードにラグジュアリーを極めたエグゼクティブラウンジを設定しています。

2017年のマイナーチェンジでは、内外装の変更とともに先進の運転支援システム“トヨタセーフティセンス”を全車に標準装備。3.5LV6ガソリンエンジンは、8速ATへと変更され加速&燃費性能が改善するとともに、エアロ系グレードにもエグゼクティブラウンジを追加設定しました。

2019年12月には、全車に車載通信機DCMも標準装備され、コネクティビティ機能を充実。2021年4月にも一部改良を行い、装備やグレード体系の見直しを行っています。
初代モデルは、広い室内空間と手ごろな価格設定によるコストパフォーマンスの高さが光っていました。しかし2代目からは、走行性能など快適装備など質感の向上を図り、一気にこのクラスのベストセラーカーとなりました。

そして3代目では圧倒的なシェアを獲得。国産Lサイズミニバン市場を独占するほどの人気モデルとなっています。

その人気を支えるのは高い商品力と優れたデザイン、そして国内では唯一無二の存在となったブランド力にあります。

一番人気グレード【アルファード S Cパッケージ】広くて豪華な内装!太田麻美 が気に入った 中古車 を徹底解説

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