三菱 2代目パジェロミニのシートアレンジを徹底解説｜後部座席の倒し方は？

三菱自動車が世に送り込んだ大人気SUVである三菱 パジェロは、全長4,605mm×全幅1,785mm×全高1,900mmの大型車でした。

キャンプやスキーなどのアウトドアでパジェロを使用したいけれど、車体が大きくて運転するのが怖いというドライバーのニーズに応えたのが、三菱 パジェロミニです。

1989年に発売された初代パジェロミニは全長3,295mm×全幅1,395mm×全高1,680mmの軽自動車であり、女性ドライバーからも多くの支持を得ました。

1998年には軽自動車規格の変更に合わせてフルモデルチェンジを行い、2代目パジェロミニが誕生します。

全長と全幅が初代パジェロミニより大きくなり、三菱自動車独自の安全強化ボディであるRISEが採用されたこともあり、安全機能が飛躍的に向上しました。車体サイズは全長3,395mm×全幅1,475mm×全高1,635mmです。

パジェロミニは4A30型4気筒SOHC16バルブ新リーンバーンMVVエンジンと、4A30型4気筒DOHC20バルブインタークーラーターボエンジンという2つのエンジンを選択することが可能でした。どちらのエンジンも力強い走りが魅力的です。

パジェロミニは多くのユーザーに愛される1台でしたが、2012年6月に生産が中止となりました。その後も中古車市場で人気がある車種です。

フロントシート(前席)とリヤシート(後席)のアレンジが豊富がであったことも、人気の秘密です。

まずはフロントシートから確認していきましょう。フロントシートは運転席、助手席ともに前後のスライド、リクライニング、ヘッドレストの高さを任意の位置でアレンジできるようになっています。

いずれのアレンジもレバーなどで簡単に調節ができることが嬉しいポイントです。フロントシートはサイド部分が立体的となっており、乗員がしっかりとしたホールド感を得られるので、長距離でのドライブも快適に過ごすことができるでしょう。

リアシートはどうでしょうか。

パジェロミニはリヤドアが無いため、フロントの助手席を前方にスライドさせて、リヤシートにアクセスする作りとなっています。

パジェロミニのリヤシートは、50:50の可倒式分割シートになっていることが特徴です。リヤシートに乗員がいない場合は、倒すことによってラゲッジルーム(荷室)の容量を大きくすることができます。

リヤシートを倒した際に、ラゲッジルームとのすき間がないフラットな状態となることも嬉しいポイントです。

三菱 パジェロミニは軽自動車の為、最大乗員が4名となっています。

リヤシートは多少狭く感じるかもしれませんが、ドリンクホルダーや小物の収納機能は備わっており、快適に過ごすことができるでしょう。

注目すべきはフロントシートにオプションで設定できるシートヒーターでしょう。

パジェロミニはアウトドアシーンでの活躍を想定して作り上げられた1台です。シートヒーターがあれば、寒冷地や山間部でも快適に過ごすことができます。中古車市場でもシートヒーターが搭載された車が多数ありますので、ぜひチェックしてみてください。

根強い人気を誇る三菱 パジェロミニ。フロントシート、リヤシート共にアレンジが千差万別であることも人気の理由でしょう。

復活の噂はあるものの、2021年5月現在は中古車市場でしかお目にかかれない1台です。

気になる方は、中古車市場を確認しておきましょう。

※2021年5月現在