三菱 パジェロミニ(ABA-H53A/ABA-H58A型)の最終型モデルである2代目とモデルチェンジ前の初代の違いを振り返る

三菱 2代目パジェロミニ

三菱 パジェロミニは、人気車種パジェロで培われたテクノロジーを惜しみなく取り入れ、1994年に開発された軽SUVです。

ビルドインモノコックフレームに直列4気筒DOHC20バルブエンジンを搭載してデビューしたパジェロミニですが、1998年に軽自動車の規格変更に伴いフルモデルチェンジしています。

今回は、フルモデルチェンジ前の初代との違いに触れながら、三菱 2代目パジェロミニ(ABA-H53A/ABA-H58A型)の紹介をしていきます。

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三菱 2代目パジェロミニは安全性能を大幅に向上!
三菱 2代目パジェロミニは快適な走行性能と環境性能を両立
三菱 2代目パジェロミニは常に改良を施しバージョンアップ!

三菱 2代目パジェロミニは安全性能を大幅に向上!

1998年の軽自動車の新規格化に対応して、全長を100mm、全幅を80mmサイズアップ、ホイールベースを80mm延長して直進安定性を向上、三菱独自となる新衝突安全強化ボディRISEを採用しています。

高い剛性を誇るキャビン構造、高エネルギーを吸収可能なフロント・リア構造により、全方位からの衝突に対して安全性を確保、三菱 初代パジェロミニと比較して、客室変形量を約40%、乗員傷害値を約25~30%低減、安全性能を大幅に向上しています。

衝突時にドライバーを衝撃から守るSRSエアバッグを運転席に標準装備、危険回避時における急制動によるロックを抑制して、安定した制動性能を発揮するブレーキアシスト付ABSを採用、不測の緊急事態でもドライバーをアシストする機能を充実しています。

ファミリーでの使用も視野に入れ、リアシート(後席)には、チャイルドシート固定機構付シートベルトを装備、パワーウインドウには上昇時の挟み込みを感知すると、ガラスが下降して止まるセーフティ機構を採用、乗員への安全配慮も忘れていません。

三菱 2代目パジェロミニは快適な走行性能と環境性能を両立

三菱 2代目パジェロミニはボディがサイズアップしたにもかかわらず、初代パジェロミニと比較して、約10%も低燃費でCO2の排出量も抑えた環境性能を実現しています。

新開発となる新リーンバーンMVVエンジンを軽自動車として世界で初めて搭載しています。新リーンバーンMVVエンジンは三菱自動車の商標登録であるGDIで培ったテクノロジーを応用することで、燃費を悪化させずに出力を向上させやすいエンジンとなっています。

トランスミッションには従来の5速MTに加えて、新たに開発された電子制御式4速ATを採用、スムースで静粛性のある快適な走りを実現しています。

新しく2WD(2輪駆動)車を設定すると同時に、4WD(4輪駆動)車には路面状況に応じて、2WD/4WDの切換えを簡単にできるイージーセレクト4WDシステムを採用して利便性を高めています。

ドライバーの視認性を高めるために、広いガラスエリアや高めのアイポイント、大型ドアミラーなど設計の見直しが行われ、室内においても足元のスペースを60mm拡大して余裕のある居住空間を実現しています。

高い悪路走破性能として、アプローチアングル44度、デパーチャーアングル47度、ランプブレークアングル23度を実現、最小回転半径は4.8mと取り回しが良く操舵性の高いクルマとなっています。

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三菱 2代目パジェロミニは常に改良を施しバージョンアップ!

吉田 恒道

1980年代、大学卒業後ファッション・モード専門誌「WWD Japan」編集部勤務を皮切りに編集者としてのキャリアを積む。その後、90年〜2000年代、中堅出版社ダイヤモンド社の自動車専門誌・副編集長に就く。以降、男性ライフスタイル誌「Straight’」(扶桑社)など複数の男性誌編集長を歴任し独立、フリーランスのエディターに、現職。著書に「シングルモルトの愉しみ方」(学習研究社)がある。

吉田 恒道