BMW 4シリーズ・クーペのエクステリア(外装)を徹底解説

BMW 4シリーズ 2020

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BMW 4シリーズ・クーペは、2013年に初代が誕生しました。

それまでの3シリーズだったクーペが独立し、F32型からは4シリーズを名乗っています。

2020年10月に日本で発売された2代目となる現行のG22型4シリーズ・クーペの外観について解説いたします。

文・写真/萩原 文博

萩原 文博|はぎはら ふみひろ

1970年生まれ。10代後半で走り屋デビューし、大学在学中に中古車情報誌の編集部にアルバイトとして加入。1995年より編集部員として編集作業に本格的に携わる。中古車の流通、販売店に精通し、「中古車相場師」として活動。2006年からフリーランスの編集者となり、中古車だけでなく、現在は日本で最も多くの広報車両を借り出して取材を行い、新車でもユーザー視点のバイヤーズガイドを中心に、人気車種の動向や流行りの装備の価値評価などを加味した、総合的に買いのクルマ・グレードの紹介をモットーとしている。

萩原 文博
Chapter
4シリーズ・クーペのエクステリアは3シリーズよりもよりワイドなスタンスを強調
4シリーズ・クーペのフロントマスクは大型キドニー・グリルによってインパクト大
4シリーズ・クーペのサイドビューは美しい流麗なシルエットを描く
4シリーズ・クーペのリアビューではBMW伝統のL字型テールライトが光る

4シリーズ・クーペのエクステリアは3シリーズよりもよりワイドなスタンスを強調

ボディサイズは全長4,775mm×全幅1,850mm×全高1,395mmです。

先代のエントリーグレード同士で比較すると、先代型より5mm長く、25mm幅広く、20mm高くなっています。

ホイールベースも先代型より40mm拡大し、2850mmとなりました。

現行型の3シリーズ・セダンとエントリーモデル同士で比較すると、トレッドはフロントが135mm、リアが180mm幅広くなっており、流麗なルーフと合わせて4シリーズ・クーペ独特のワイドなスタンスを実現しています。
現行型のデザインで特徴的なのが、BMWのアイコンであるキドニー・グリルの大型化です。

これは1930年代に一世を風靡したBMW 328、そして1960年代のBMW 1600BMW 2002と同様の縦型にデザインすることで、現行3シリーズとはまったく異なる、スポーティかつエレガントなキャラクターを際立たせたものです。

4シリーズ・クーペのフロントマスクは大型キドニー・グリルによってインパクト大

縦長の大型キドニー・グリルが目をひくフロントマスクは、圧倒的な存在感を放つと同時に、BMWの新世代デザインの到来を実感させるものです。

シャープな造形のLEDヘッドライトや、スポーティな走りをイメージさせるバンパーと合わせて、4シリーズ・クーペの個性的なフロントマスクを構成しています。

4シリーズ・クーペのサイドビューは美しい流麗なシルエットを描く

BMW伝統のショートオーバーハングや、長いボンネット、AピラーからCピラーにかけての流れるようなルーフライン、そして長いホイールベースによって、高い居住性と美しいプロポーションを実現しています。

前後フェンダーの張り出しも強めとなっており、現行3シリーズよりワイド化されたトレッドによる、さらに追求された走りのパフォーマンスをうかがわせます。

4シリーズ・クーペのリアビューではBMW伝統のL字型テールライトが光る

フルLEDのテールライトはBMW伝統のL字型で、2シリーズ・グランクーペや8シリーズと同様に、立体的かつ有機的な曲線を用いるとともに、ライト周りをブラックアウトすることでBMWのクーペらしい個性的なリヤビューが表現されています。

そしてリアバンパーにもフロントと同様に、両サイドに縦にエアベントが設けられ、スポーティなルックスにひと役買っています。
基本的には現行3シリーズとコンポーネンツを共有しているものの、流麗なルーフラインはもちろんのこと、トレッドのワイド化によってクーペモデルならではのプロポーションを際立たせています。

そして運動性能においても、3シリーズよりダイナミックなキャラクターが与えられていることを感じさせるルックスに仕立てられています。
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