【プロ解説】BMW3シリーズの長年のライバルであるCクラスと徹底比較&解説!

2019年3月、新型となって登場したBMW3シリーズ。新型3シリーズにはBMW伝統のスポーティで精密なプレス・ラインや、象徴的なキドニー・グリルなど40 年以上の伝統を継承しつつ、AIを活用した新開発のインテリジェント・パーソナル・アシストを初採用するなどライバルのメルセデス・ベンツCクラスなどと互角以上に渡り合える実力を備えつつ登場しました。今回は、外装、内装、安全装備、グレード別の違い、人気カラー、座席や荷室(ラゲージスペース)、オプション装備にライバル比較など、あらゆる視点からBMW3シリーズをひも解いていきます。*記事に登場する白い試乗車は、BMW 320d xDrive M Sportです。

文・写真/萩原 文博

Chapter
BMW3シリーズにおいて長年のライバルといえば"Cクラス"
BMW3シリーズとCクラスのボディサイズをチェック!
BMW3シリーズとCクラスのエンジンとパワートレーンをチェック!
BMW3シリーズにはAI音声アシスタントは装備されるもCクラスは搭載なし?!
待望のディーゼル登場!BMW 3シリーズ!320d Mスポーツは楽しいクルマに仕上がっているのか?自動パーキングアシストも試してみました!
BMW 320d Mスポーツ 萩原文博

BMW3シリーズにおいて長年のライバルといえば"Cクラス"

メルセデス・ベンツ Cクラス 2015

BMW3シリーズセダンは欧州Dセグメントというカテゴリーに属していて、ライバル車は非常に多いです。その中で最も比較されるのがメルセデス・ベンツCクラスでしょう。現行型Cクラスセダンは2014年7月に日本市場に導入され、2018年7月に大幅な改良を行っています。それでは、3シリーズセダンとCクラスセダンを比較してみましょう。

BMW3シリーズとCクラスのボディサイズをチェック!

BMW 320d Mスポーツ 萩原文博

現行型BMW3シリーズセダンのボディサイズは、全長4715mm×全幅1825mm×全高1440mm(320d xDrive M Sport)です。

メルセデス・ベンツ Cクラス 萩原文博

一方、Cクラスセダンは全長4705mm×全幅1810mm×全高1430mm(C220d Laureus Edition)となっています。

メルセデス・ベンツ Cクラス 萩原文博
メルセデス・ベンツ Cクラス 萩原文博

全長、全幅、全高すべて+10mmずつ3シリーズのほうが大きくなっていますが、ほぼ同じサイズと言えるでしょう。ボディサイズはほぼ同じとなっていますが、トランク容量は3シリーズが480Lを確保しているに対してCクラスは435〜455Lと若干容量は少なめとなっています。 

BMW3シリーズとCクラスのエンジンとパワートレーンをチェック!

BMW 320d Mスポーツ 萩原文博

BMW 320d xDrive M Sport

メルセデス・ベンツ Cクラス 萩原文博

メルセデス・ベンツ  C200 アヴァンギャルド

BMW 320d Mスポーツ 萩原文博

搭載しているエンジンは、3シリーズが出力の異なる2L直列4気筒ガソリンターボエンジンをはじめ、2L直列4気筒ディーゼルターボエンジン、2Lガソリンエンジン+プラグインハイブリッドシステムそして3L直列6気筒ガソリンターボエンジンの5種類です。

Cクラス

一方のCクラスは最高出力156psと184psと2つの仕様がある1.5L直列4ガソリンターボエンジンをはじめ、2L直列4気筒ディーゼルターボエンジン、2Lガソリンエンジン+プラグインハイブリッド。

そしてスポーティモデルのAMGモデルのC434マチックには最高出力390psを発生する3L V型6気筒ツインターボエンジン。

そしてフラッグシップモデルのC63には最高出力476ps/510psを発生する4L V型8気筒ツインターボエンジンを搭載しています。3シリーズは直4と直6エンジンだけですが、Cクラスは直4、V6、V8エンジンとマルチシリンダーエンジンを搭載しているのが特徴です。 

BMW 320d Mスポーツ 萩原文博

駆動方式は3シリーズ、CクラスともにFR(後輪駆動)を中心に3シリーズは2Lディーゼルターボを搭載した320dと3L直6ガソリンターボを搭載したM340iにxDriveと呼ばれる4WD車を設定。

一方のCクラスは、1.5L直列4気筒ガソリンターボエンジンを搭載したC200と3LV型6気筒ツインターボエンジンを搭載したC43に4マチックと呼ばれる4WDシステムを採用。特にC43に採用されているAMG 4マチックは31:69というリア寄りのトルク配分により、AMGモデルならではのスポーティかつコントローラブルな操縦性を実現しています。

さらに、CクラスにはBSG(ベルトドリブン。・スターター・ジェネレーター)と48V電気システムにより、ガソリンエンジンが苦手とする発進時などをカバーする電気システムを搭載しています。

BMW3シリーズにはAI音声アシスタントは装備されるもCクラスは搭載なし?!

メルセデス・ベンツ Cクラス 萩原文博
メルセデス・ベンツ Cクラス 萩原文博
メルセデス・ベンツ Cクラス 萩原文博
メルセデス・ベンツ Cクラス 萩原文博

運転支援システムは、3シリーズセダン、Cクラスセダンともに最先端のシステムを搭載していますが、3シリーズセダンは2019年に登場したフレッシュなモデルだけあって、ハンズオフ機能やリバースアシスト機能など後発モデルらしく新しい機能が搭載されています。

BMW 320d Mスポーツ 萩原文博

また、3シリーズセダンには、最先端の音声入力機能であるBMWインテリジェント・パーソナルアシスタントを搭載。Cクラスセダンには同様のMBUXが搭載されていないため、先進性は3シリーズセダンがリードしていると言えるでしょう。

待望のディーゼル登場!BMW 3シリーズ!320d Mスポーツは楽しいクルマに仕上がっているのか?自動パーキングアシストも試してみました!

2019年、7代目へと進化したG20型BMW 3シリーズ。日本ではガソリンエンジン車を先行で導入した後、ディーゼルエンジン車を導入しました。また、渋滞時ではとても便利なハンズ・オフ機能付き渋滞運転支援システムや自動パーキングアシストなど先進の運転支援システムを搭載。一体、どんなクルマに仕上がっているのか?河西啓介がチェックします。

萩原 文博|はぎはら ふみひろ

1970年生まれ。10代後半で走り屋デビューし、大学在学中に中古車情報誌の編集部にアルバイトとして加入。1995年より編集部員として編集作業に本格的に携わる。中古車の流通、販売店に精通し、「中古車相場師」として活動。2006年からフリーランスの編集者となり、中古車だけでなく、現在は日本で最も多くの広報車両を借り出して取材を行い、新車でもユーザー視点のバイヤーズガイドを中心に、人気車種の動向や流行りの装備の価値評価などを加味した、総合的に買いのクルマ・グレードの紹介をモットーとしている。

萩原 文博|はぎはら ふみひろ