BMW 3シリーズと4シリーズの違いは?320iと420iグランクーペを比較!
更新日:2024.09.09
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BMWの中でも人気が高い3シリーズ。世界中のFRサルーンの基準とも言われております。また、現行型となるF30系はこれまでと同様に非常に出来が良く伝統の直6ではなく、直4ダウンサイジングターボが主体となりましたが、その走りの質感はBMWそのもの。
BMWを欲しい…となると、まずは320iという方も多いです。しかし、実は420iも魅力的なのです。果てしてその秘密とは?
BMWを欲しい…となると、まずは320iという方も多いです。しかし、実は420iも魅力的なのです。果てしてその秘密とは?
BMW 3シリーズがマイナーチェンジ!より魅力的に
BMW 3シリーズの登場は1975年。登場当初は日本の規格に当てはまると5ナンバーサイズでした。BMWといえばメルセデス・ベンツと共に高級車の代名詞ですが、BMWに於いて最も売れているのがシリーズで、日本市場に於いてはDセグメント輸入車の中で最量販モデルとなっています。セダン、ツーリング、グランツーリスモと展開していますが、特に人気はセダンです。
また、国際レベルで「セダンのベンチマーク」とも称される程完成度の高いシリーズです。セダンだけでも320i、320d、330e、340i等を展開し、2.0L直列4気筒ターボ、3.0L直列6気筒ターボ、2.0L直列4気筒ターボディーゼルとエンジンバリエーションも豊富で、様々なニーズに応えてくれています。
ちなみに日本市場向けには日本仕様車をラインナップ。こちらはスペックではなく、日本の立体駐車場を意識し、専用設計のドアハンドルを採用しています。
この320iの価格は、人気のMスポーツパッケージを付けて、554万円(AT車)となっております。
また、国際レベルで「セダンのベンチマーク」とも称される程完成度の高いシリーズです。セダンだけでも320i、320d、330e、340i等を展開し、2.0L直列4気筒ターボ、3.0L直列6気筒ターボ、2.0L直列4気筒ターボディーゼルとエンジンバリエーションも豊富で、様々なニーズに応えてくれています。
ちなみに日本市場向けには日本仕様車をラインナップ。こちらはスペックではなく、日本の立体駐車場を意識し、専用設計のドアハンドルを採用しています。
この320iの価格は、人気のMスポーツパッケージを付けて、554万円(AT車)となっております。
320iの車種概要
3シリーズセダンのベースカーとして位置づけられている320iですが、3シリーズが登場した当時は上級モデルに位置付けられていました。
315、316、318といった近年では見られないグレードが用意されていた時代では、320iはそれらの上位車種として位置付けられていました。ちなみに初代モデルの登場は1975年ですが、登場時のサイズは4,355mm×1,610mm×1,380mm(全長×全幅×全高)とかなりコンパクトでした。
3シリーズは2016年9月現在で6代目モデルまで登場していますが、320iは常にラインナップされているものの、更なる上位車種が登場したことによって上級車種という位置付けからエントリーモデルに近い位置付けへと変わりつつあります。現行モデルでは6速マニュアルや四輪駆動モデルが追加されるなど、人気の幅広さに応えラインナップの拡充が行われています。
315、316、318といった近年では見られないグレードが用意されていた時代では、320iはそれらの上位車種として位置付けられていました。ちなみに初代モデルの登場は1975年ですが、登場時のサイズは4,355mm×1,610mm×1,380mm(全長×全幅×全高)とかなりコンパクトでした。
3シリーズは2016年9月現在で6代目モデルまで登場していますが、320iは常にラインナップされているものの、更なる上位車種が登場したことによって上級車種という位置付けからエントリーモデルに近い位置付けへと変わりつつあります。現行モデルでは6速マニュアルや四輪駆動モデルが追加されるなど、人気の幅広さに応えラインナップの拡充が行われています。
BMW 4シリーズの前に3シリーズGT
3シリーズには、グランツーリスモと呼ばれる5ドアリフトバックがあります。ちなみに、GTシリーズは5シリーズにもラインナップされていますが、日本ではなかなかお見かけできないレアな車種です。
フロントマスクはセダンやツーリングとは異なるものとなっており、独特のスタイル。魅力的な車ですが、日本ではあまり見かけることはありません…。
この3シリーズグランツーリスモですが、セダンでもなく、ツーリングでもない、その中間に位置しております。ツーリング程の貨物性は無いものの、リフトバックであることから、実質的にはツーリングと同等の積載性を確保しているのです。
トノカバーを外して天井まで荷物を積み上げる…というケースは実はそれほど多くありません。実際、トノカバーの下の空間の積載量で済むことが多いのです。グランツーリスモはリフトバックスタイルでツーリングのそれとは異なりますが、トノカバー以下の積載量と言う意味ではあまり変わりません。それでいて、流麗なリアスタイルを維持できることが特徴でもあります。
ただし、3シリーズはあくまでサルーン。後席の居住性にも重きを置いた一台でもあります。
フロントマスクはセダンやツーリングとは異なるものとなっており、独特のスタイル。魅力的な車ですが、日本ではあまり見かけることはありません…。
この3シリーズグランツーリスモですが、セダンでもなく、ツーリングでもない、その中間に位置しております。ツーリング程の貨物性は無いものの、リフトバックであることから、実質的にはツーリングと同等の積載性を確保しているのです。
トノカバーを外して天井まで荷物を積み上げる…というケースは実はそれほど多くありません。実際、トノカバーの下の空間の積載量で済むことが多いのです。グランツーリスモはリフトバックスタイルでツーリングのそれとは異なりますが、トノカバー以下の積載量と言う意味ではあまり変わりません。それでいて、流麗なリアスタイルを維持できることが特徴でもあります。
ただし、3シリーズはあくまでサルーン。後席の居住性にも重きを置いた一台でもあります。
BMW 4シリーズについて
BMWはかつては基本的に奇数ナンバーがレギュラーシリーズでした。近年もこの方針は基本的に変わっていないのですが、偶数モデルは個性的なモデルをラインナップする傾向にあります。4シリーズは2013年に登場した比較的新しいシリーズで、クーペ、グランクーペ、カブリオレといったよりスポーティーなモデルをラインナップしています。
グレード展開は主に直列4気筒DOHCターぼ搭載の420i、428i、直列6気筒DOHCターボ搭載の435iが用意されています。3シリーズの上位モデルとの見方もされていますが、4シリーズにはセダンがラインナップされていませんので、大衆性のある3シリーズに対し、BMWのアイデンティティでもある「駆け抜ける喜び」をより体感したい人が好むシリーズが4シリーズです。幅広いニーズに応えるためか、専用チューニングが施されたM4やクーペSUVのX4などバリエーション展開は豊富です。
グレード展開は主に直列4気筒DOHCターぼ搭載の420i、428i、直列6気筒DOHCターボ搭載の435iが用意されています。3シリーズの上位モデルとの見方もされていますが、4シリーズにはセダンがラインナップされていませんので、大衆性のある3シリーズに対し、BMWのアイデンティティでもある「駆け抜ける喜び」をより体感したい人が好むシリーズが4シリーズです。幅広いニーズに応えるためか、専用チューニングが施されたM4やクーペSUVのX4などバリエーション展開は豊富です。
420iグランクーペの車種概要
420iグランクーペに話を移しましょう。
FRと4輪駆動の2種類を用意し、いずれも2.0Lの直列4気筒DOHCターボエンジンを搭載。最高出力184ps/5,000rpm、最大トルク27.5kgm/4,000rpmです。価格はFRモデルが528万円、4輪駆動モデルが559万円円からとなっています。ちなみにいずれも8速ATです。
クーペとグランクーペの違いがあまりよく分からないという人も多いようですが、クーペは2ドア、グランクーペは4ドアとなっています。フロントバンパーのデザイン等、所々異なる部分はありますが、ドアの数で覚えておくと間違えないでしょう。また、リアドア後部の小窓の形が3シリーズとの差別化されており、「Gran Coupe」」のエンブレムが入れられています。
広がったトレッドが生み出すワイド感や走りの安定感およびその質感をそのままに、後席アクセスへの利便性や積載性を追加した、正にグランドツーリスモに適したクーペに仕上がっています。
この4シリーズグランクーペ…やはり売れ筋は420iのようですので、Mスポーツパッケージをつけて、価格は569万円です。
FRと4輪駆動の2種類を用意し、いずれも2.0Lの直列4気筒DOHCターボエンジンを搭載。最高出力184ps/5,000rpm、最大トルク27.5kgm/4,000rpmです。価格はFRモデルが528万円、4輪駆動モデルが559万円円からとなっています。ちなみにいずれも8速ATです。
クーペとグランクーペの違いがあまりよく分からないという人も多いようですが、クーペは2ドア、グランクーペは4ドアとなっています。フロントバンパーのデザイン等、所々異なる部分はありますが、ドアの数で覚えておくと間違えないでしょう。また、リアドア後部の小窓の形が3シリーズとの差別化されており、「Gran Coupe」」のエンブレムが入れられています。
広がったトレッドが生み出すワイド感や走りの安定感およびその質感をそのままに、後席アクセスへの利便性や積載性を追加した、正にグランドツーリスモに適したクーペに仕上がっています。
この4シリーズグランクーペ…やはり売れ筋は420iのようですので、Mスポーツパッケージをつけて、価格は569万円です。
実は420iグランクーペのほうが安い?
まずは定価の話を改めて見てみましょう。同じ、グレードで比較するためにも、2000ccガソリン車のMスポーツパッケージを選択します。
・320iセダンMスポーツパッケージ:534万円
・420iグランクーペMスポーツパッケージ:569万円
車両価格自体は420iの方が高いです。15万円高です。
そこで、BMW公式サイトでこれをバリューローンで比較してみましょう。金利は、2016年9月であれば3シリーズは1.99%となっています。4シリーズは2.99%のようです。頭金は100万円として、ボーナスは0円に。
月々は、320iMスポーツパッケージは68,700円、
420iグランクーペMスポーツパッケージは68,100円
…なんと600円安い計算になりました。420iグランクーペの方が月々の負担が軽いのです。
その仕掛けはバリューローンの残価率にあり、結果として3年間の支払いとしては、4シリーズのほうがお得になります。
・320iセダンMスポーツパッケージ:534万円
・420iグランクーペMスポーツパッケージ:569万円
車両価格自体は420iの方が高いです。15万円高です。
そこで、BMW公式サイトでこれをバリューローンで比較してみましょう。金利は、2016年9月であれば3シリーズは1.99%となっています。4シリーズは2.99%のようです。頭金は100万円として、ボーナスは0円に。
月々は、320iMスポーツパッケージは68,700円、
420iグランクーペMスポーツパッケージは68,100円
…なんと600円安い計算になりました。420iグランクーペの方が月々の負担が軽いのです。
その仕掛けはバリューローンの残価率にあり、結果として3年間の支払いとしては、4シリーズのほうがお得になります。
なぜこのような結果になるのか?
なぜこのような結果となるかと言えば、320iの供給がある程度過多になっていることでしょう。3シリーズは中古車市場でも相応の価格で取引されますし、また中古車として流通してからも不良在庫になるリスクの少ない非常に良い物件です。
しかし、よく売れている分、よく流通しますし、特にバリューローンを利用して購入するユーザーも多いことから、3年後のアプルーブドカーの台数がある程度見えてきます。
そこまで見込んで、実態と大きく異ならない金額での下取りと考えた場合、320iは手堅い金額での価格設定になるのはある程度やむを得ないことかもしれません。反して、420iグランクーペは、不人気車ではありませんが、4ドアクーペと言う特殊性のある車ですので、320iのようなセールスが見込めるわけでもありません。
当然、BMWジャパンとしても同等の販売予測は立てておらず、4シリーズグランクーペは流通量が少ない設定での輸入となるでしょう。本当に欲しい車を選んで買えればいいのですが、輸入車の場合その時の輸入状況などによって影響を受けることもあります。
その為、日々一定量が陸揚げされている320iの方が選択肢が豊富であり買いやすい一方、4シリーズグランクーペは流通量が制限されますので、中古車市場での価値が高くなります。その結果、4シリーズグランクーペは残価設定額の上昇となります。
しかし、よく売れている分、よく流通しますし、特にバリューローンを利用して購入するユーザーも多いことから、3年後のアプルーブドカーの台数がある程度見えてきます。
そこまで見込んで、実態と大きく異ならない金額での下取りと考えた場合、320iは手堅い金額での価格設定になるのはある程度やむを得ないことかもしれません。反して、420iグランクーペは、不人気車ではありませんが、4ドアクーペと言う特殊性のある車ですので、320iのようなセールスが見込めるわけでもありません。
当然、BMWジャパンとしても同等の販売予測は立てておらず、4シリーズグランクーペは流通量が少ない設定での輸入となるでしょう。本当に欲しい車を選んで買えればいいのですが、輸入車の場合その時の輸入状況などによって影響を受けることもあります。
その為、日々一定量が陸揚げされている320iの方が選択肢が豊富であり買いやすい一方、4シリーズグランクーペは流通量が制限されますので、中古車市場での価値が高くなります。その結果、4シリーズグランクーペは残価設定額の上昇となります。
価格差で見れば、600円。しかし、そもそも本体価格が上のモデルを買う事になりますので、そのうえで支払額が同等からそれ以下になるのは、非常に魅力的でもあります。特に、バリューローンを上手く活用して3年で乗り換えを考えるユーザーにとっては、非常に良い選択肢となりえますね。
ただし、忘れてはならないのは、3シリーズはマイナーチェンジ直後で装備が魅力的になっていること。対する4シリーズは、まだ前期型。来年あたりにマイナーチェンジが入っても良いような気はしますが…。
今後はLEDヘッドライトなども標準装備化されていくことが予想されますし、マイナーチェンジの4シリーズは、待つという選択もありかもしれませんね。
ただし、忘れてはならないのは、3シリーズはマイナーチェンジ直後で装備が魅力的になっていること。対する4シリーズは、まだ前期型。来年あたりにマイナーチェンジが入っても良いような気はしますが…。
今後はLEDヘッドライトなども標準装備化されていくことが予想されますし、マイナーチェンジの4シリーズは、待つという選択もありかもしれませんね。
320iと420iの中古車価格は?
最後に、320iと420iの中古車市場もチェックしてみるとしましょう。
※2016年9月現在
320i | 420i | |
最低価格 | 12万円 | 318.8万円 |
最高価格 | 474.9万円 | 509万円 |
平均価格 | 139万円 | 420万円 |
320iに関してはそれなりに長い歴史を誇るシリーズになりますので在庫数も多いです。状態もまさにピンキリで走行距離が10万kmを余裕で越えているものもあれば、逆に新古状態のものもあります。グレードも多数ありますし、特に古いモデルともなるとかなりリーズナブルなモデルも多々登場しています。
BMWはリセールバリューに関してはそこまで高くはないため、新車価格と比べると中古車価格は少々落ち着いていますので狙い目のモデルも多数あります。
新古状態のものですと値引き交渉も難しいですが、登場から3年以上が経過し、走行距離も3万~4万kmを超えてくると値引き交渉もそこまで難しいものではなくなります。他の業者の価格等を上手く交渉材料として活用してみると良いでしょう。選択肢が多い分、どちらかといえば買い手市場です。無理が過ぎない程度にいろいろと仕掛けてみると良いでしょう。
逆に在庫数が少ないのが420iです。まだまだ登場から間もないモデルです。車検で乗り換えるスタイルの高級輸入車オーナーも珍しくはありませんが、420iは国内向けに発表されたのが2014年5月になりますので、初回車検は2017年の5月になるので、これまではなかなか中古車市場でも数が揃っていません。
2016年9月現在大手中古車サイトにて420iの在庫を確認すると、そもそも在庫台数が100台です。1店舗ではなく全国でこの数字になりますのでまだまだ購入者側の選択肢が少ないです。値引きも難しいでしょう。お店側としてもまだまだ簡単に手放したくはないモデルになります。人気モデルなだけに狙っている人も多いので、良い状態の物を見つけたらすぐにアクションを仕掛けた方が良いでしょう。
BMWはリセールバリューに関してはそこまで高くはないため、新車価格と比べると中古車価格は少々落ち着いていますので狙い目のモデルも多数あります。
新古状態のものですと値引き交渉も難しいですが、登場から3年以上が経過し、走行距離も3万~4万kmを超えてくると値引き交渉もそこまで難しいものではなくなります。他の業者の価格等を上手く交渉材料として活用してみると良いでしょう。選択肢が多い分、どちらかといえば買い手市場です。無理が過ぎない程度にいろいろと仕掛けてみると良いでしょう。
逆に在庫数が少ないのが420iです。まだまだ登場から間もないモデルです。車検で乗り換えるスタイルの高級輸入車オーナーも珍しくはありませんが、420iは国内向けに発表されたのが2014年5月になりますので、初回車検は2017年の5月になるので、これまではなかなか中古車市場でも数が揃っていません。
2016年9月現在大手中古車サイトにて420iの在庫を確認すると、そもそも在庫台数が100台です。1店舗ではなく全国でこの数字になりますのでまだまだ購入者側の選択肢が少ないです。値引きも難しいでしょう。お店側としてもまだまだ簡単に手放したくはないモデルになります。人気モデルなだけに狙っている人も多いので、良い状態の物を見つけたらすぐにアクションを仕掛けた方が良いでしょう。