中古で買える国産スポーツカーのおすすめランキング6選【自動車目利き人が厳選】

日産 GT-R

「車種が多すぎて、どんな基準で買ったら良いのかわからない」「見た目優先で選んでしまうと失敗しそう」「プロがおすすめする国産スポーツカーを中古で買いたい」などなど、アタマを悩ませている方々に向けて、これまで何百車種と乗ってきた自動車ジャーナリストたちが、おすすめする国産スポーツカーを厳選してお届けします。

国産スポーツカーが欲しいけど、車種選びで迷っている、まだどんな車種を買ったら良いのかわからないという方は、愛車選びの参考にしていただければと思います。

文・三好 秀昌/松田 秀士

Chapter
【目利き人】松田 秀士氏が選ぶ!国産スポーツカーのおすすめトップ3
直6を積んだFRスポーツが復活。トヨタ スープラ RZ
新しいスポーツカーのカタチ。ホンダ NSX
誰でも、どこでも速い!真のスーパーカー。日産 GT-R
【目利き人】三好 秀昌氏が選ぶ!国産スポーツカーのおすすめトップ3
いつまでも色褪せないスパルタンなモデル。トヨタ カローラ レビン/スプリンター トレノ(TE27)
最近、人気再燃中!?スバル アルシーオーネSVX
クルマの対話を楽しめる国産スーパーカー。ホンダ NSX-R

【目利き人】松田 秀士氏が選ぶ!国産スポーツカーのおすすめトップ3

直6を積んだFRスポーツが復活。トヨタ スープラ RZ

現行モデルとなる5代目がデビューしたのは2019年。先代(4代目)の生産終了が2002年なので、じつに17年ぶりの復活ということになります。

ただし現行スープラは、トヨタオリジナルのクルマではありません。BMW社との共同開発によって生まれたモデルなのです。このため製造もオーストリア。BMW Z4の姉妹車ということになります。

ラグジュアリーなオープンモデルのZ4に対し、スープラはルーフを持つ走りを重要視した純スポーツモデルで、歴代スープラの伝統ともいえる直列6気筒エンジン、そしてFRという駆動型式も受け継がれています。

エンジンは、BMW製の3.0L直列6気筒ターボに、2.0Lの直列4気筒ターボのSZもラインアップされます。

ホイールベースとトレッドの比率を1.6以下にすることが、スポーティなハンドリングに寄与することからスープラではその比率を1.55とし、アジリティのあるハンドリングを実現しています。

筆者は愛知県にあるトヨタの下山テストコースでスープラ RZを走らせたのですが、とにかくステアリングを切り込めばどこまでも良く曲がり込む印象でした。

エンジンとプラットフォームはZ4と共通ですが、開発はそれぞれ別々に行っていること、またオープンとクローズドという異なるボディ形態であることから、BMWとはひと味違ったクルマに仕上がっています。

新しいスポーツカーのカタチ。ホンダ NSX

NSXは、ホンダによる本格派ミッドシップスポーツカーです。

初代はバブル末期の1990年にデビュー。アイルトン・セナが開発テストに参加するなど、注目を集めました。

エンジンは、高級セダンのレジェンドに使用されていた3.0L V6エンジンをチューンして、FFと同じように横置きでミド(車体中央)に搭載されていました。当時のフェラーリよりも高性能を目指したのです。

その2代目となる現行モデルは、2016年に発売されました。エンジンは同じくV6ですが3.5Lのツインターボ。これを初代の横置きから縦置きに変更しています。

そのスペックは、最高出力373kW(507ps)/6,500-7,500rpm、最大トルク550Nm/2,000-6,000rpmというもの。

それにハイブリッドシステムが導入され、エンジンとともにリヤを駆動する1つと、さらにフロント左右に1つずつ、合計3つのモーターが装備されます。モータ出力はフロントが27kW(37ps)/73Nm×2基。リヤが35kW(48ps)/148Nmです。

フロントの左右のモーターは、コーナリング中にはコーナー外前輪を内輪よりおおきく駆動してトルクベクタリングによる高いコーナリング速度を実現。

またコーナリング中は内輪側モーターに回生(発電)をさせてよりコーナリングを補助し、回生した電力で外輪を駆動するというスーパースポーツでありながらも環境にも配慮したモデルとなっています。

神戸の六甲山で行われた試乗会ではじめて触れたNSXは、あまりステアリングを切り込まなくても面白いようにコーナリングし、とてもピュアで楽しめるハンドリングでした。

ハイブリッドなので、市街地ではエンジンが掛からずモーターだけで走行するシーンも多く、またサスペンションのコンフォートモードは、この手のスポーツカーとしてはとても乗り心地が良いのです。このモデルは北米で生産されています。

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誰でも、どこでも速い!真のスーパーカー。日産 GT-R

松田 秀士|まつだ ひでし

モータージャーナリスト/レーシングドライバー

INDY500やル・マン24時間など豊富な海外レース経験と、スーパーGT選手権では100戦以上出場経験者に与えられるグレーデッドドライバーとしても表彰されている。自身が提唱する「スローエイジング」により、66歳のいまも現役のプロレーサーとして活躍中。執筆は、レース経験やメカニズム知見をもとにした幅広い知識による、分かりやすい文章表現を心がけている。昨年、中高齢者のための安全運転指南書「安全運転寿命を延ばすレッスン」(小学館)を刊行。浄土真宗本願寺派 僧侶、BOSCH認定 CDRアナリスト、日本カー・オブ・ザ・イヤー/ワールド・カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。

HP:http://www.matsuda-hideshi.com/

松田 秀士|まつだ ひでし

三好 秀昌|みよし ひであき

自動車評論家/ラリードライバー。

日本大学芸術学部写真学科卒業後、某出版社の契約カメラマンとして活躍するかたわら国内ラリーに参戦。1989年、イギリスに拠点を移し、1995年からはWRCドライバーとして活躍。1995-1996年サファリラリーグループNクラス優勝(スバル インプレッサ)。2008年、FIAアフリカ選手権チャンピオン(三菱 ランサーエボリューション)など、華々しい経歴を持つ自動車評論家。豊富な経験による的確なドライビングと分析で、数々の自動車媒体に寄稿するかたわら、雪上ドライビングのインストラクターなども務めている。

三好 秀昌|みよし ひであき