5代目・W213型に後期型が登場!!Eクラスセダンの歴代モデルを徹底解説

W213 メルセデス・ベンツ Eクラス 後期

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Eクラスといえば、多彩な車種ラインナップを誇るメルセデス ベンツブランドの中でも、ミドルクラスとして中核を担うモデル。

一時期はメルセデス ベンツの最量販モデルでもありました。

この車格はEセグメントと呼ばれ、各メーカーがしのぎを削る競争の激しい分野でもあり、その分野をリードしてきたと言っても過言ではありません。

そんなEクラスの歴史をご紹介します。

萩原 文博|はぎはら ふみひろ

1970年生まれ。10代後半で走り屋デビューし、大学在学中に中古車情報誌の編集部にアルバイトとして加入。1995年より編集部員として編集作業に本格的に携わる。中古車の流通、販売店に精通し、「中古車相場師」として活動。2006年からフリーランスの編集者となり、中古車だけでなく、現在は日本で最も多くの広報車両を借り出して取材を行い、新車でもユーザー視点のバイヤーズガイドを中心に、人気車種の動向や流行りの装備の価値評価などを加味した、総合的に買いのクルマ・グレードの紹介をモットーとしている。

萩原 文博
Chapter
1984年に登場した初代・W124型
1995年に登場した2代目・W210型
2002年に登場した3代目・W211型
2009年に登場した4代目・W212型
2016年に登場した5代目・W213型
2020年に登場した5代目・W213 後期型

1984年に登場した初代・W124型

Eクラスの歴史は、W123型の後継として1984年に誕生したW124型から始まります。

リヤサスペンションはそれまでのセミトレーリングアーム式からマルチリンク式に変更され、4輪駆動システムの「4MATIC(フォーマチック)」が導入されました。

1993年まではミディアムクラスといわれており、同年に実施されたフェイスリフトを機にEクラスの呼称に変わりました。

1995年に登場した2代目・W210型

2代目となるW210型は1995年に登場しました。

電子制御トラクションシステムや、サイド/ウインドウエアバッグブレーキアシスト、ESPといった先進安全技術を導入しつつ、軽快な走りをアピールしたのが特徴です。

スタイリングは直線的で角張ったボディ・四角形のヘッドライトだった初代から一転。

ボディには滑らかなラインが用いられ、丸目ヘッドライトが採用されました。

2002年に登場した3代目・W211型

3代目のW211型は2002年に登場しました。

新しいプラットフォームが採用され、全幅は1820mmになるなど、ボディサイズが少し拡大しました。

先進安全技術の導入はさらに積極性を高め、事故の危険を察知して安全装備の効果を最大化するPRE-SAFE(プレセーフ)」やディストロニックなど、今日の技術につながる装備が搭載されはじめました。

スタイリングは2代目のコンセプトを継承しながら洗練性を高め、ヘッドライトは楕円形のデザインとなりました

クリーンディーゼルのブルーテックや、直噴システム「CGI」といったエンジンに関する新技術も採用されました。

2009年に登場した4代目・W212型

2009年に登場した4代目のW212型では、ボディの空力性能に一層の磨きをかけたほか、世界で初めて9速ATを採用。

パワーユニットではディーゼルハイブリッドを設定するなど、効率性と燃費・環境性能の両立にも注力されています。

当時のSクラス(W221型)から採用された「COMMANDシステム」(ナビやラジオ、オーディオなどの多彩な機能を直感的に操作できるシステム)の搭載が始まったのも、この4代目からとなります。

安全装備では、運転席ニーエアバッグを含む9つのエアバッグのほか、追突時などで起り得る乗員のむち打ち症を予防・軽減する「NECK PROアクティブヘッドレスト」などが採用されました。

2016年に登場した5代目・W213型

2016年に発表された5代目(W213型)は、同年7月に日本に導入されました。

ウインカー操作だけで車線変更を自動で行う「アクティブレーンチェンジアシスト」や、事故時の衝撃音から乗員の耳を守る世界初の「PRE-SAFEサウンド」をはじめ、快適性や安全性を大幅に高める数多くの革新技術が導入されました。

デザインではメルセデス・ベンツの最新デザイン思想「センシュアル・ピュリティ(官能的純粋)」が採り入れられ、インテリアはSクラス譲りの上質さが与えられました。

軽量設計やセグメントトップの空力性能(空気抵抗係数のCd値は0.24を実現)、新開発のディーゼルエンジンの採用などにより、効率性や燃費・環境性能にもさらなる磨きがかかりました。

2020年に登場した5代目・W213 後期型

2020年9月には、大掛かりな改良を受けた後期型の日本導入が発表されました。

エクステリアデザインはシャープでダイナミックなイメージを高め、インテリアでは新デザインのステアリングホイールを採用するなど、洗練性が高められました。

対話型インフォテイメントシステムMBUX(メルセデス・ベンツ・ユーザー・エクスペリエンス)」では、世界で初めてAR(拡張現実)技術が導入され、利便性を高めています。

安全運転支援システムは「アクティブブレーキアシスト」や「アクティブディスタンスアシスト・ディストロニック」、「アクティブステアリングアシスト」など、多彩な機能を有する最新世代版を全車に標準装備。

安心・安全で快適なドライブの実現をさらに前進させています。

パワートレインではガソリンやディーゼルに加えて48Vシステムなどを組み合わせたマイルドハイブリッド、そしてセダンにはさらにガソリンハイブリッドやディーゼルハイブリッドを設定し、多彩なバリーションを展開しています。
初代・W124型の登場以来、走りの性能を高めるだけでなく様々な角度から安全性を追求してきたEクラス

近年では電動化を促進させながら多彩なパワートレインを設定しているほか、各種運転支援機能から対話型インフォテイメントシステム、さらに車両が通信することでユーザーの利便性を高める先進的なテレマティクスサービス「Mercedes me connect」の標準設定に至るまで多角的な進化を遂げています。

プレミアム・ミドルセグメントとしてのプレゼンスをさらに盤石なものにしています。
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