【プロ解説】日産 GT-R NISMOのエンジンやミッションは?馬力はどのくらいなのか

NISSAN GT-R NISMO

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GT-R NISMOが搭載している3.8L V6ツインターボエンジンは世界のスポーツカーと比較しても屈指の最高出力600psを発生します。

モンスターマシンと思われがちですが、ドライバーが安心して運転できるよう、GT-R NISMOにはきめ細かい制御システムが採用されています。

文・写真/萩原 文博

萩原 文博|はぎはら ふみひろ

1970年生まれ。10代後半で走り屋デビューし、大学在学中に中古車情報誌の編集部にアルバイトとして加入。1995年より編集部員として編集作業に本格的に携わる。中古車の流通、販売店に精通し、「中古車相場師」として活動。2006年からフリーランスの編集者となり、中古車だけでなく、現在は日本で最も多くの広報車両を借り出して取材を行い、新車でもユーザー視点のバイヤーズガイドを中心に、人気車種の動向や流行りの装備の価値評価などを加味した、総合的に買いのクルマ・グレードの紹介をモットーとしている。

萩原 文博
Chapter
GT-R NISMOのエンジンは600馬力のV型6気筒ツインターボ
GT-R NISMOは6速デュアルクラッチトランスミッションを採用
GT-R NISMOは電子制御の4WDシステムで走行時の挙動をコントロール

GT-R NISMOのエンジンは600馬力のV型6気筒ツインターボ

GT-R NISMOには搭載されているエンジンは、NISMO専用のVR38型3.8L V型6気筒ツインターボ

最高出力は600ps、最大トルクは652Nmを発生します。

新開発のNISMO専用GT3タービン(IHI製高効率・大容量ターボ)に加え、気筒別に最適な点火時期をコントロールする気筒別点火時期制御や最適な燃料噴射量を調整するインジェクター駆動回路を採用。

また、スポーツ走行などで冷却水の流量を維持し、冷却性能を向上する加圧式リザーバータンクも装備するなど、熱だれによるパワーダウンを未然に防ぐ工夫もされています。
加えて、軽量なフジツボ製チタン合金製マフラーを標準装備。

2020年モデルでは、職人がひとつひとつ手加工した青く輝くエキゾーストフィニッシャーを採用し、澄んだ気持ちのよいエキゾースト・サウンドと美しい仕上げがドライビングを演出してくれます。

GT-R NISMOは6速デュアルクラッチトランスミッションを採用

GT-R NISMOに採用されているトランスミッションは、GR6型6速デュアルクラッチトランスミッションです。

ドライバーの意思と走行状況に応じて、1速~6速まで自動変速するアダプティブシフトコントロールを採用し、直結されたデュアルクラッチにより、ドライバーのアクセル操作に即応した駆動力のコントロールを可能としています。

このGR6型デュアルクラッチトランスミッションは、パドルシフトによるマニュアル変速であるMレンジと自動変速のAレンジが、簡単な操作で切り換え可能


さらに、「R」「NORMAL」「SAVE」の3つのモードをセットアップスイッチで選択することができます。

「SAVE」モードではマイルドな変速となり燃費性能や雪道での扱いやすさを実現しています。

GT-R NISMOは電子制御の4WDシステムで走行時の挙動をコントロール

GT-R NISMOの駆動システムには、アテーサE-TSと呼ばれる電子制御の4WDシステムを搭載。

運転操作や車両挙動をダイレクトに判断するセンサーを備えたヨーモーメントコントロールを採用。

ステアリングの操舵量を検知する舵角センサーや車両の旋回情報を判断するヨーレートセンサー、加減速を判断するGセンサーなどからの情報を瞬時に分析し、ドライバーの思い描くコーナリングラインを予測。

きめ細かく前後トルク配分を制御することで、あらゆる路面での旋回性と加速性を両立しています。
国内最強は言うまでもなく、世界でも屈指の走行性能を誇るGT-R NISMO。

600馬力というビッグパワーを持て余すことなく、ドライバーが安心して運転できるよう様々な技術と工夫が結集したマシンでした。

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