GT-R NISMOやアヴェンタドールなどパトカーに採用されたスポーツカーたち!
更新日:2024.09.09
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2018年6月中旬、栃木県警は日産 GT-Rのなかでもっともハイスペックな「GT-R NISMO(2018年式)」の導入を発表し、話題となりました。しかし、世界的に見れば、こうしたスポーツカーがパトカーとして採用されることは、それほど珍しいことではなく、各国にはもっとすごいパトカーが存在します。そこで今回は、世界でパトカーに採用されたスポーツカーを紹介します。
文・吉川賢一
文・吉川賢一
ドバイ警察:ランボルギーニ アヴェンタドール
さすがは”セレブの国”ドバイ。次元が違います。2013年にドバイ警察が採用したのは、「ランボルギーニ アヴェンタドール」。価格は、およそ40万ドル(約4,000万円)で、最大出力700ps、0-100km/hまでの加速はわずか2.9秒、最高速はなんと350km/hを発揮します。
日本では、取り締まりに高い動力性能が求められた場合に、スポーツカーを採用するケースが多いということですが、ドバイのアヴェンタドールがパトロールするのは、おもに観光エリア。海外からの観光客にドバイの発展をアピールすることが、採用の狙いだそうです。
ちなみにドバイ警察には、このほかにもマクラーレン MP4/1や、アストンマーチン One-77、ブガッティ ヴェイロンなども導入されています。
日本では、取り締まりに高い動力性能が求められた場合に、スポーツカーを採用するケースが多いということですが、ドバイのアヴェンタドールがパトロールするのは、おもに観光エリア。海外からの観光客にドバイの発展をアピールすることが、採用の狙いだそうです。
ちなみにドバイ警察には、このほかにもマクラーレン MP4/1や、アストンマーチン One-77、ブガッティ ヴェイロンなども導入されています。
アブダビ警察:ライカン・ハイパースポーツ
ドバイと同様、アラブ首長国連邦を構成するアブダビの警察がパトカーとして採用したのは「ライカン ハイパースポーツ」。UAEに本拠を置く自動車メーカー、Wモーターズが、2013年のカタールモーターショーで発表した中東初のスーパーカーです。
最高出力760ps、0-100km/hまでの加速はなんと2.8秒、最高速度は395km/hで、価格はおよそ4億2,700万円という異次元のクルマ。しかも、内装には金や宝石類が多く使用されており、まさに”走る宝石”です。
アブダビは、先述したドバイのお隣の国。ということで、こちらもやはり国の広告・PR用として採用されているのでしょう。
最高出力760ps、0-100km/hまでの加速はなんと2.8秒、最高速度は395km/hで、価格はおよそ4億2,700万円という異次元のクルマ。しかも、内装には金や宝石類が多く使用されており、まさに”走る宝石”です。
アブダビは、先述したドバイのお隣の国。ということで、こちらもやはり国の広告・PR用として採用されているのでしょう。
イギリス警察:キャパロ T1
2007年にロンドン警察のパトカーに採用された「キャパロ T1」は、イギリスの自動車メーカー、キャパロが販売するスポーツカーです。その見た目から”公道を走るF1カー”とも呼ばれています。
馬力はアヴェンタドールと同じ700psですが、車重がなんと470kg。この圧倒的な軽さが、0-100km/hまでの加速2.5秒という、世界最速レベルのタイムを実現しています。価格はおよそ1億5,000万円。
キャパロのスポークスマンは当時、”自動車泥棒はミラーにコイツが映っていないか心配するようになるだろう。このパトカーからは決して逃げることはできない”と話していたそう。ただ、この車は2人乗りのため、警察署まで連行するには応援を待たないといけないそうです。
馬力はアヴェンタドールと同じ700psですが、車重がなんと470kg。この圧倒的な軽さが、0-100km/hまでの加速2.5秒という、世界最速レベルのタイムを実現しています。価格はおよそ1億5,000万円。
キャパロのスポークスマンは当時、”自動車泥棒はミラーにコイツが映っていないか心配するようになるだろう。このパトカーからは決して逃げることはできない”と話していたそう。ただ、この車は2人乗りのため、警察署まで連行するには応援を待たないといけないそうです。
その他のスーパーカーのパトカーたち
このほかにも、イタリア警察にランボルギーニ ガヤルド、英国警察にホンダ NSX、ドイツ警察にポルシェ 911 カレラSなど、世界にはスーパーなパトカーが多く存在します。
日本においても、かつてはポルシェやマスタングなどがパトカーとして活躍していました。その多くが地元のディーラーや資産家から車両を寄贈されたもので、日本の自動車メーカーも、拠点のある地域の警察に車両を寄贈しています。
現在日本では、冒頭で紹介したGT-Rのほかに、ホンダ NSX(初代)、日産 フェアレディZ(Z34型) NISMOなどのパトカーが現役で活躍しています。
日本においても、かつてはポルシェやマスタングなどがパトカーとして活躍していました。その多くが地元のディーラーや資産家から車両を寄贈されたもので、日本の自動車メーカーも、拠点のある地域の警察に車両を寄贈しています。
現在日本では、冒頭で紹介したGT-Rのほかに、ホンダ NSX(初代)、日産 フェアレディZ(Z34型) NISMOなどのパトカーが現役で活躍しています。
かっこいいパトカーは、子供たちにとって、そして大人にとっても夢を感じられる存在。今後もこうしたかっこいいパトカーが、あちこちで見られることを期待したいですね!ただ、いくらかっこいいからといって、追いかけられることはしないように、ご注意ください。
吉川賢一
モーターエンジニア兼YouTubeクリエイター。11年間、日産自動車にて操縦安定性-乗心地の性能技術開発を担当。次世代車の先行開発を経て、スカイラインやフーガ等のFR高級車開発に従事。その後、クルマの持つ「本音と建前」を情報発信していきたいと考え、2016年10月に日産自動車を退職。ライター兼YouTube動画作成をしながら、モータージャーナリストへのキャリア形成を目指している。
【土屋圭市とGT-R】ワイスピに登場した日産 GT-R R35のNISMOバージョン(2020年仕様)をドリフトキング土屋圭市氏と徹底試乗!約13年に渡るGT-Rの進化を土屋圭市さんが徹底解説します!