トヨタ 2代目bB(QNC21-BHSGK/QNC20-BHSXK型)はただのチョイワルではない?!インパネも実用的な機能が充実

トヨタ 2代目bBは年式によって様々なグレードが存在しましたが、2016年モデルでは「S」「Z」「S 煌(きらめき)」「Z煌(きらめき)」の4グレードがあり、それぞれでインパネの加飾が異なりました。

インパネクラスターは基本的にシルバー加飾がされていますが、「S煌」「Z煌」になると、HDDナビゲーションシステム搭載車やオーディオレス車の場合、ピアノブラック加飾になります。

センタークラスターもグレードによって色が異なり、「S」「Z」ではブラック仕上げ、「S煌」「Z煌」ではピアノブラック調に仕上げられています。

またインパネにはステアリングやシフトノブなどの操作機能もついていますが、「S 煌」「Z煌」の両グレードには革巻きステアリングが標準装備されます。

またこの2グレードではアームレストコントローラーもついており、標準のオーディオ装備車ではイルミネーションとオーディオの操作が可能です。

エアコンの操作部分もインパネについています。「Z」「Z煌」ではオートエアコンを搭載しています が、「S」「S煌」になるとマニュアルエアコンに簡素化されます。

2代目bBはクルマ型Music Playerをテーマに開発されており、「S煌」「Z煌」の両グレードにはAM/FMラジオ付きのCDプレイヤーが標準装備されます。

メーカーオプションでオーディオレスも選ぶことができ、その場合は好みのナビゲーションやオーディオを後付けで装着可能です。「S」「 Z」では、オーディオレスの状態が標準になります。

トヨタ 2代目bBのインパネにも他車と同様、スピードメーターをはじめ運転時に必要となる様々な情報を表示します。2代目bBでは全グレードで、一時期流行したセンターメーターが採用されています。

「Z煌」「S煌」のセンターメーターにはスピードメーターとタコメーターが備わっていますが、専用加飾やメーター照度コントロールなど、よりゴージャスに彩る装備が追加されています。一方「Z」「S 」になると加飾や追加機能がなくなり、表示機能もシンプルなものになります。

2代目bBはシンプルなガソリン車で、ハイブリッド車のように多くの情報をあえて表示する必要性は少ないです。それとともに近年のガソリン車では、スポーツカーで採用される油温計や油圧計だけでなく、水温計すら警告灯で代用するものがほとんどになりました。

しかし表示すべき情報はしっかりと表示することで、コンマ数秒のわずかな時間で常に変化する周囲の情報を、ドライバーに対して正確・スムーズに伝えます。それによって、ドライバーの安全運転をサポートしているのです。

トヨタ 2代目bBのインパネには、他の乗用車と同様に様々な収納機能もついています。

ほぼ全ての乗用車に装備されているグローブボックスは、車検証や自動車保険の証書など、いざというときに必要となる重要な書類をしまう際に重宝します。

「Z」「S」の両グレードには、実用性に優れたコンソールボックスが装備されます。これはちょっとした小物を置いておく際に便利な機能です。

これらの収納機能は、インパネに備わっていることで乗員からすぐ手が届くため、使い勝手に優 れています。インパネのデザイン性を損なうことなく高い収納性も確保しているため、ドライバーは安全運転に集中することができるのです。

また2代目bBのインパネにある装備としてはDC12Vのアクセサリーソケットもありますが、シガーライターと灰皿をオプションで装着することも可能で、愛煙家には嬉しい装備でした。

クルマのインパネは、モデルのインテリア(内装)を象徴する顔としての役割をもつだけでなく、ドライバーが必要とする情報の表示機能や収納機能など、安全かつ快適にドライブするために求められる機能が詰まっています。

トヨタ 2代目bBのインパネもまたそれは同様で、スタイリッシュなデザインをもつ中にも様々な機能が凝縮されています。またどのクルマにも、インパネにはデザインや使いやすさなどに対するメーカーのこだわりが込められています。

2代目bBの中古車を販売店で見るとき、また実際に購入する際は、インパネに注目してみるのもいいかもしれませんね。

※2021年4月現在