トヨタ 2代目bBはシートアレンジが便利!後部座席の倒し方もご紹介

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今回は、トヨタ 2代目bB(QNC21-BHSGK/QNC20-BHSXK型)のリヤシート(後席)に焦点を当て、その乗り心地をはじめとした実用性を紹介します。

2代目bBは、見栄えのよいエクステリア(外装)や充実したオーディオ機能に目が行きがちですが、トールワゴンとしての使い勝手に優れたモデルでもあります。

リヤシートにも使い勝手の良さは反映されていますが、2代目bBをより便利に使いこなすためのコツを詳しくチェックしてみましょう。

吉田 恒道|よしだ つねみち

1980年代、大学卒業後ファッション・モード専門誌「WWD Japan」編集部勤務を皮切りに編集者としてのキャリアを積む。その後、90年〜2000年代、中堅出版社ダイヤモンド社の自動車専門誌・副編集長に就く。以降、男性ライフスタイル誌「Straight’」(扶桑社)など複数の男性誌編集長を歴任し独立、フリーランスのエディターに、現職。著書に「シングルモルトの愉しみ方」(学習研究社)がある。

吉田 恒道
Chapter
トヨタ 2代目bBは、いつも音楽に囲まれて暮らしたいというライフスタイルの実現を目指したクルマ
トヨタ 2代目bBのリヤシートにはどんな特徴がある?その座り心地は?
トヨタ 2代目bBのリヤシートのシートアレンジをご紹介

トヨタ 2代目bBは、いつも音楽に囲まれて暮らしたいというライフスタイルの実現を目指したクルマ

bBの初代はトヨタ ヴィッツをベースに、トールタイプのコンパクトカーとして2000年に登場しました。

2005年にフルモデルチェンジし2代目が誕生しましたが、2代目はダイハツからのOEM車となり、ベース車もトヨタ パッソ/ダイハツ ブーンに変更されました。

2代目bBは、いつも音楽に囲まれて暮らしたいというライフスタイルをクルマで具現化することを目標として開発されています。

当時の新車カタログを見てもその個性が前面に打ち出されていますが、トールワゴンとして優れたスペースユーティリティも特徴のひとつです。

また2代目bBは全グレードで、平成17年基準排出ガス75%低減レベルの認定を取得しました が、モデルライフの最後までエコカー減税の対象にはなりませんでした。

装備についてはマイ ナーチェンジや一部改良・グレード改変などを繰り返しながら、2016年で生産・販売を終了しまし た。

トヨタ 2代目bBのリヤシートにはどんな特徴がある?その座り心地は?

トヨタ 2代目bBは、クルマ型Music Playerというテーマにもとづき開発されています。そのため オーディオの性能や装備だけに目が行きがちですが、クルマとしての優れた実用性も特徴のひと つです。

2代目bBのリヤシートについては乗り心地をはじめ、普段使いには不自由しない性能が備わっているため、乗車時に我慢を強いられることは皆無です。

2代目bBの室内高は1,330mmと、従来の乗用車よりも上下に拡大されています。上下に車内スペースを広げることで、リヤシートのヒップポイントを高くとれるようになります。そのため前後に余裕ができ、乗車スペースにゆとりが出るとともに、リヤへの乗降性も向上しています。

リヤシートの座面から天井までの長さも1,045mmと十分なもので、頭上に圧迫感を感じることも ありません。また「S煌」「Z煌」の両グレードには、160mmのスライド機能もついています。スライド幅は左右それぞれ調整できるので、乗員に合わせ足元のスペースをさらに広げることが可能です。

シート素材には、フロント・リヤともに「S」と「Z」ではフルファブリックが用いられています。これでも日常のアシ車としては充分な質感をもっていますが、「S煌」「Z煌」になるとファブリック素材に合成皮革が組み合わされ、ちょっとした高級感も加わります。

トヨタ 2代目bBのリヤシートのシートアレンジをご紹介

2代目bBのシートには、アレンジにより様々なモードに変形させる機能が含まれています。

60:40の分割可倒式シートを両方倒せばフラットラゲッジモードになり、後ろのスペースをまるまるラゲッジルームとして使えます。もちろん片方のシートバックだけを倒すことも可能で、乗車人数や 荷物の積載量に合わせることで、快適な乗車スペースとラゲッジルーム両方を確保できます。

また2代目bBのリヤシートをリクライニングさせ、助手席のシートバックも倒せば、ロングラゲッジモードとして使うことができます。右のリヤシートに乗車しながら長尺物も楽に積めるので、ちょっとした運搬が必要な際に重宝します。

「S煌」「Z煌」の両グレードでは、リヤシートにスライド機能もついています。乗員の体格や荷物の 量・大きさに応じ前後にスライドさせることで、快適な乗車とラゲッジルームの容量確保を両立させることができます。

さらにフロントのシートアレンジも併用すれば、使えるシートモードはさらに増えます。2代目bBにはコンパクトカーとして限られた空間を有効活用するための工夫が凝縮されています。
シートの基本性能もしっかりとしたものですが、シートアレンジの機能を使いこなすことで使い勝手がいっそう高まり、日々のショッピングや休日のドライブなどをより楽しめるでしょう。

2代目bBは既に新車を購入することはできませんが、程度のいい中古車を入手することはまだまだ可能です。

個性的で実用性の高いトールワゴンが欲しいユーザーにとって、2代目bBは粋な選択肢に入るのではないでしょうか。

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