【プロ解説】ジャガーXFスポーツブレークのエンジンやミッション、パワートレイン等のスペックを徹底解説!!
更新日:2024.09.09
※この記事には広告が含まれます
ジャガーXFスポーツブレークには2種類のパワートレインが用意されています。
エンジンはガソリンとディーゼルから選ぶことができ、駆動方式もFRだけでなく4WDもあり、組み合わせは多彩です。
そのパワートレインの全容を解説します。
文・写真/萩原 文博
エンジンはガソリンとディーゼルから選ぶことができ、駆動方式もFRだけでなく4WDもあり、組み合わせは多彩です。
そのパワートレインの全容を解説します。
文・写真/萩原 文博
ジャガーXFスポーツブレークは、ガソリン・ディーゼル共に優れた出力と高燃費を実現
ジャガーXFスポーツブレークはボディの骨格にアルミニウムを75%も使用し、ボディの高剛性と軽量化を両立しています。
この結果、XFスポーツブレークはエンジンのダウンサイジングが可能となり、ガソリン・ディーゼル共に2Lのエンジンを搭載しています。
この2つのエンジンはインジニウムエンジンと呼ばれ、ジャガーが自社開発したエンジンです。軽量なアルミが採用されたエンジンブロックの構造や低摩擦のローラーベアリングの採用によって、スムーズで効率の良いパフォーマンスを発揮します。
この結果、XFスポーツブレークはエンジンのダウンサイジングが可能となり、ガソリン・ディーゼル共に2Lのエンジンを搭載しています。
この2つのエンジンはインジニウムエンジンと呼ばれ、ジャガーが自社開発したエンジンです。軽量なアルミが採用されたエンジンブロックの構造や低摩擦のローラーベアリングの採用によって、スムーズで効率の良いパフォーマンスを発揮します。
1,995cc 直列4気筒DOHCガソリンターボ
最高出力:250ps/5,500rpm
最大トルク:365m/1,300~1,500rpm
まずはP250シリーズに搭載されるガソリンエンジンを紹介しましょう。
2Lという排気量でありながら、大排気量エンジンに匹敵するパワーを発生します。
中央部に取り付けたソレノイドインジェクションから直接シリンダー内へ燃料を供給する直噴システムにより、高効率とクリーンな燃焼を可能としています。
また、連続可変バルブリフトコントロールによって吸気弁の開閉タイミングを制御することで、どんな状況下でも最適なパフォーマンスを引き出します。
低回転域で最大トルクを発生するため、力強い加速やスムーズな追い越しを可能としています。
また、一体型エキゾーストマニホールドを備えたツインスクロールターボチャージャーが、2つのシリンダーエキゾーストパルスを同期するため、ターボラグを大幅に減らして鋭いレスポンスを実現しています。
最高出力:250ps/5,500rpm
最大トルク:365m/1,300~1,500rpm
まずはP250シリーズに搭載されるガソリンエンジンを紹介しましょう。
2Lという排気量でありながら、大排気量エンジンに匹敵するパワーを発生します。
中央部に取り付けたソレノイドインジェクションから直接シリンダー内へ燃料を供給する直噴システムにより、高効率とクリーンな燃焼を可能としています。
また、連続可変バルブリフトコントロールによって吸気弁の開閉タイミングを制御することで、どんな状況下でも最適なパフォーマンスを引き出します。
低回転域で最大トルクを発生するため、力強い加速やスムーズな追い越しを可能としています。
また、一体型エキゾーストマニホールドを備えたツインスクロールターボチャージャーが、2つのシリンダーエキゾーストパルスを同期するため、ターボラグを大幅に減らして鋭いレスポンスを実現しています。
1,999cc 直列4気筒DOHCディーゼルターボ
最高出力:180ps/4,000rpm
最大トルク:430Nm/1,750~2,500rpm
一方、D180シリーズに搭載されるディーゼルエンジンは、エンジン本体にアルミニウムを採用。
新世代の可変容量ターボチャージャーを採用することで、優れた燃費性能と環境性能を両立しています。
アイドリングストップ機構のインテリジェントストップ/スタートや、減速時の運動エネルギーをバッテリーに充電して高効率で活かすスマートリジェネレーティブチャージングシステムを搭載しています。
また幅広い範囲で、出力特性と応答性を均一にして、ターボラグを防ぎリニアなレスポンスを実現しているのが特徴です。
最高出力:180ps/4,000rpm
最大トルク:430Nm/1,750~2,500rpm
一方、D180シリーズに搭載されるディーゼルエンジンは、エンジン本体にアルミニウムを採用。
新世代の可変容量ターボチャージャーを採用することで、優れた燃費性能と環境性能を両立しています。
アイドリングストップ機構のインテリジェントストップ/スタートや、減速時の運動エネルギーをバッテリーに充電して高効率で活かすスマートリジェネレーティブチャージングシステムを搭載しています。
また幅広い範囲で、出力特性と応答性を均一にして、ターボラグを防ぎリニアなレスポンスを実現しているのが特徴です。
ジャガーXFスポーツブレークのトランスミッションは運転状況や好みに合わせてモードが選べる8速ATを搭載
XFスポーツブレークに搭載されるのは、滑らかで鋭いレスポンスを実現した電子制御の8速ATです。
ギアシフトのパターンやスロットルが伝達するパワーをきめ細かく変化させることで、あらゆる状況でも的確に対応します。ステアリングホイールには指先でマニュアル車感覚のようにシフトチェンジを行えるパドルシフトを設定。
そして、ジャガー独自のジャガードライブコントロールはトランスミッション制御システムと連動し、エンジンやブレーキなど各種システムを最適に調整してくれます。
俊敏なシフト操作で低速ギアへキックダウンするダイナミックモードをはじめ、早めのシフトアップで燃費向上に貢献するエコモードなど、運転状況や好みに合わせて最適なモードが選べます。
ギアシフトのパターンやスロットルが伝達するパワーをきめ細かく変化させることで、あらゆる状況でも的確に対応します。ステアリングホイールには指先でマニュアル車感覚のようにシフトチェンジを行えるパドルシフトを設定。
そして、ジャガー独自のジャガードライブコントロールはトランスミッション制御システムと連動し、エンジンやブレーキなど各種システムを最適に調整してくれます。
俊敏なシフト操作で低速ギアへキックダウンするダイナミックモードをはじめ、早めのシフトアップで燃費向上に貢献するエコモードなど、運転状況や好みに合わせて最適なモードが選べます。
ジャガーXFスポーツブレークの4WDシステムは予測機能を備え、タイヤが滑り始める前にトルク配分を行う
XFスポーツブレークのガソリンエンジン搭載車はFRだけですが、ディーゼルエンジン搭載車は4WDも選ぶことができます。
XFスポーツブレークに搭載されているインテリジェントドライブラインダイナミクス(IDD)と呼ばれる4WDシステムは、予測機能を備えているのが特徴です。
従来のホイールがスリップしてから反応するシステムとは異なり、アクセルの開度とステアリング操作を測定してスリップを予測し、タイヤのグリップが失われる前に最適なトルク配分を行うというもの。
IDDを採用した4WDシステムより、XFスポーツブレークはどんな路面状況でも傑出したパフォーマンスとコントロール性を発揮するのです。
XFスポーツブレークに搭載されているインテリジェントドライブラインダイナミクス(IDD)と呼ばれる4WDシステムは、予測機能を備えているのが特徴です。
従来のホイールがスリップしてから反応するシステムとは異なり、アクセルの開度とステアリング操作を測定してスリップを予測し、タイヤのグリップが失われる前に最適なトルク配分を行うというもの。
IDDを採用した4WDシステムより、XFスポーツブレークはどんな路面状況でも傑出したパフォーマンスとコントロール性を発揮するのです。
XFスポーツブレークはボディ骨格の75%にアルミニウムを採用することで軽量化を実現し、ライバルに先駆けてエンジンのダウンサイジングを実現しています。
また、ディーゼル車には予測機能の付いた4WDシステムを搭載。
430Nmというビッグトルクを余すことなく路面に伝えると共に、常に路面状況をセンサーで検知して、スリップを未然に防ぐという高度なシステムとなっています。
また、ディーゼル車には予測機能の付いた4WDシステムを搭載。
430Nmというビッグトルクを余すことなく路面に伝えると共に、常に路面状況をセンサーで検知して、スリップを未然に防ぐという高度なシステムとなっています。