【プロ解説】トヨタ RAV4のグレードの違いを徹底解説!!

トヨタ RAV4 5代目

※この記事には広告が含まれます

現行型RAV4はデビュー時、2L直列4気筒エンジンと2.5Lガソリンエンジンのハイブリッドシステムの2種類でしたが、2020年にRAV4シリーズの最上級モデルとしてPHVが追加されました。

これによりガソリン車5グレード、ハイブリッド車2グレード、PHV3グレードの合計10グレード用意されています。ここでは各グレードの装備の違いを紹介しましょう。

文/写真・萩原 文博

萩原 文博|はぎはら ふみひろ

1970年生まれ。10代後半で走り屋デビューし、大学在学中に中古車情報誌の編集部にアルバイトとして加入。1995年より編集部員として編集作業に本格的に携わる。中古車の流通、販売店に精通し、「中古車相場師」として活動。2006年からフリーランスの編集者となり、中古車だけでなく、現在は日本で最も多くの広報車両を借り出して取材を行い、新車でもユーザー視点のバイヤーズガイドを中心に、人気車種の動向や流行りの装備の価値評価などを加味した、総合的に買いのクルマ・グレードの紹介をモットーとしている。

萩原 文博
Chapter
トヨタ RAV4のエントリーグレード「2.0X (2WD/4WD)」
より快適装備が充実した「2.0G 4WD」
ダイナミックトルクベクタリングAWDを装備する「2.0 G“Zパッケージ” 4WD」
もっともRAV4らしいグレード「2.0アドベンチャー 4WD」
ハイブリッドのエントリーグレード「ハイブリッドX 2WD/4WD」
ハイブリッドの最上級グレード「ハイブリッドG 4WD」
PHVのエントリーグレード「PHV G 」
PHV中間グレード「PHV G“Z”」
PHVトップグレード「PHVブラックトーン」
トヨタ RAV4グレード一覧

トヨタ RAV4のエントリーグレード「2.0X (2WD/4WD)」

RAV4のエントリーグレードとなるのが2Lガソリンエンジンを搭載した2.0X で、車両本体価格は2WD車が274万3000円、4WD車が297万4000円です。内装色はブラックのみで、シート表皮はファブリックとなります。

外観ではフロント&リアバンパーはブラック一色となり、装着されるタイヤサイズは225/65R17にシルバーメタリック塗装の17インチアルミホイールとなります。メーターパネルは4.2インチTFTカラーマルチインフォメーションディスプレイ+アナログメーターを採用。ハンドルやシフトノブはウレタンとなります。

運転支援システムのトヨタセーフティセンスは標準装備となりますが、リアクロストラフィックオートブレーキ+ブラインドスポットモニターはオプションです。また、チルト&電動ムーンルーフもオプション設定されています。

ディスプレイオーディオは標準装備されますが、ディスプレイサイズは8インチとなります。便利な置くだけ充電や車内を彩るイルミネーテッドエントリーシステムは設定されていません。4WD車に搭載されているシステムはダイナミックトルクコントロール4WDで、マルチテレインセレクトの切り替えはプッシュ式を採用しています。

より快適装備が充実した「2.0G 4WD」

2.0Gは2.0Xに加えて快適装備が充実したグレードで駆動方式は4WDのみとなり、車両本体価格は339万1000円です。フロントグリルやフロントバンパーにガンメタリック塗装が施され、さらにフロント・リアスキッドパッドはフロントがシルバー塗装、リアがダークシルバー塗装となります。

装着されるタイヤサイズも225/60R18インチとなり、スーパークロムメタリック塗装の18インチアルミホイールが組み合わされます。

内装色はブラックに加えて、ライトグレーも選べるようになり、シート表皮は合成皮革にグレードアップします。さらに、運転席・助手席には寒い日に体の芯から温めてくれる快適温熱シートを標準装備しています。

ステアリングやシフトノブは本革巻きとなり、メーターパネルには7インチのTFTマルチインフォメーションディスプレイ+オプティトロンメーターとなり視認性が向上しています。Xはオプションで、チルト&スライド電動ムーンルーフが設定されていましたが、G以上はパノラマムーンルーフがオプションで設定されます。

運転支援システムではリアクロストラフィックオートブレーキ+ブラインドスポットモニターに加えて、パノラミックビューモニターも標準装備となり、さらに利便性が高くなります。標準装備されているディスプレイオーディオの画面サイズが9インチとなり、一段と視認性が向上します。

ダイナミックトルクベクタリングAWDを装備する「2.0 G“Zパッケージ” 4WD」

2.0 G“Zパッケージ” 4WDは2.0Gに19インチアルミホイールを装着し、さらに高性能な4WDシステムを搭載したグレードです。外観では235/55R19サイズのタイヤを装着し、スーパークロムメタリック塗装された19インチアルミホイールを標準装備しています。
また4WDシステムもダイナミックトルクベクタリングAWDとなり、マルチテレインテレインセレクトがダイヤル式に変更されます。加えて、ダウンアシストコントロール機能が追加されることで、悪路走破性が向上しています。

そして運転支援システムではデジタルインナーミラー、快適装備ではハンズフリーパワーバックドアが標準装備となるなど快適性が向上しています。車両本体価格は353万9000円です。

もっともRAV4らしいグレード「2.0アドベンチャー 4WD」

2Lガソリン車のみに搭載されているのがアドベンチャーです。専用の外観デザインを採用し、悪路走破性に磨きを掛けたグレードで車両本体価格は331万円となっています。

フロントとリアの専用大型ホイールアーチモールをはじめ、カラードバックドアガーニッシュ、そして切削光輝+ブラック+マットクリア塗装の19インチアルミホイールでタフギア感を演出しています。
搭載されている4WDシステムは2.0 G“Zパッケージ” 4WDと同じダイナミックトルクベクタリングAWD方式で、マルチテレインセレクト、ドライブモードセレクト、ダウンヒルアシストコントロールなどにより、どんな路面状況においても高い機動力を発揮します。

デジタルインナーミラーをはじめ、リアクロストラフィックオートブレーキ+ブラインドスポットモニターに加えて、パノラミックビューモニターなどの運転支援システム。さらにステアリングヒーターやハンズフリーパワーバックドアがオプション設定となり、走行性を重視したグレードとなっています。

ハイブリッドのエントリーグレード「ハイブリッドX 2WD/4WD」

2.5Lガソリンエンジン+モーターのハイブリッドシステムを搭載したRAV4のエントリーグレードとなるのが、ハイブリッドXです。駆動方式は2WDと4WDを設定し、車両本体価格は2WD車が334万3000円、4WD車は359万6000円となります。

ガソリン車と同様に内装色はブラックのみで、シート表皮はファブリックとなります。外観ではフロント&リアバンパーはブラック一色となり、装着されるタイヤサイズは225/65R17にシルバーメタリック塗装の17インチアルミホイールとなります。

メーターパネルは4.2インチTFTカラーマルチインフォメーションディスプレイ+アナログメーターを採用。ハンドルやシフトノブはウレタンとなります。運転支援システムのトヨタセーフティセンスは標準装備となりますが、リアクロストラフィックオートブレーキ+ブラインドスポットモニターはオプションです。

また、チルト&電動ムーンルーフもオプション設定されています。ディスプレイオーディオは標準装備されますが、ディスプレイサイズは8インチとなります。便利な置くだけ充電や車内を彩るイルミネーテッドエントリーシステムは設定されていません。4WD車に搭載されているシステムはE-Fourと呼ばれる電気式4WDを採用しています。

ハイブリッドの最上級グレード「ハイブリッドG 4WD」

RAV4ハイブリッドの上級グレードに当たるのがハイブリッドG 4WDです。駆動方式は4WDのみとなり、車両本体価格は402万9000円となります。

フロントグリルやフロントバンパーにガンメタリック塗装が施され、さらにフロント・リアスキッドパッドはフロントがシルバー塗装、リアがダークシルバー塗装となります。装着されるタイヤサイズも225/60R18インチとなり、スーパークロムメタリック塗装の18インチアルミホイールが組み合わされます。

内装色はブラックに加えて、ライトグレーも選べるようになり、シート表皮は合成皮革にグレードアップします。さらに、運転席・助手席には寒い日に体の芯から温めてくれる快適温熱シートを標準装備しています。

ステアリングやシフトノブは本革巻きとなり、メーターパネルには7インチのTFTマルチインフォメーションディスプレイ+オプティトロンメーターとなり視認性が向上しています。
Xはオプションで、チルト&スライド電動ムーンルーフが設定されていましたが、G以上はパノラマムーンルーフがオプションで設定されます。

運転支援システムではリアクロストラフィックオートブレーキ+ブラインドスポットモニターに加えて、パノラミックビューモニターも標準装備となり、さらに利便性が高くなります。

標準装備されているディスプレイオーディオの画面サイズが9インチとなり、一段と視認性が向上します。

PHVのエントリーグレード「PHV G 」

2020年6月、RAV4シリーズの最上級モデルとして追加されたのがRAV4 PHVです。このRAV4 PHVの標準グレードとなるのが、車両本体価格469万円のGです。装着されるタイヤは225/60R18で、切削光輝+ダークグレーメタリック塗装の18インチアルミホイールが組み合わされます。

快適温熱機構を備えたフロントシートは表皮に合成皮革+レザテックを採用。運転席に8ウェイの電動調整機能を装備しています。運転支援システムのトヨタセーフティセンスは標準装備となっていますが、リアクロストラフィックオートブレーキ+ブラインドスポットモニターに加えて、パノラミックビューモニターはオプション設定となっています。

また利便性の高いパワーバックドアもオプション設定となります。

PHV中間グレード「PHV G“Z”」

標準車のGに快適装備を充実させたのが 車両本体価格499万円のG“Z”です。Gグレードに加えて、パワーバックドア機能、リアクロストラフィックオートブレーキ+ブラインドスポットモニターに加えて、パノラミックビューモニターが標準装備となり、フロントシートには温熱機能に加えて、ベンチレーションを追加。

さらにシート表皮は合成比較のパーフォレーションレザーとなります。また外観ではLEDサイドターンランプ付オート電動格納式リモコンカラードドアミラーに足元照明が追加されています。

PHVトップグレード「PHVブラックトーン」

現行型RAV4シリーズのトップモデルがPHV ブラックトーンで、車両本体価格は539万円となっています。装着されているタイヤサイズが235/55R19となり、組み合わされているホイールも切削光輝+ブラック塗装の19インチアルミホイールとなります。

外観では、ドアミラーがアティチュードブラックマイカ塗装となり、リアハッチハンズフーパワーバックドアを採用し、利便性が向上しています。インテリアでは、イルミネーションエントリーシステムの証明部分の範囲が拡大し、スマートエントリーシステムは全てのドアが対象となります。

機能パーツではドライバーが視線を移動しなくても情報を確認できるカラーヘッドアップディスプレイや置くだけ充電を標準装備するなど装備の充実度が光ります。
RAV4はガソリン車、ハイブリッド車、PHVと3種類のパワートレインを用意していますが、中でもガソリン車は2種類の4WDシステムを採用するなど非常にこだわっています。快適装備の充実度では譲りますが、RAV4らしいグレードは専用の外装を纏ったアドベンチャーと言えるでしょう。

また、ガソリン車、ハイブリッド車のエントリーグレードのXでは4WD車に加えて価格の割安な2WD車も選べるようになり、都市部に住んでいるユーザーにも訴求できるようになっています。

トヨタ RAV4グレード一覧

■2.0X 2WD
ボディサイズ:全長4600mm×全幅1855mm×全高1685mm
エンジン種類:1996cc 直列4気筒DOHC
最高出力:171ps/6600rpm
最大トルク:207Nm/4800rpm
ミッション:CVT
乗車定員:5人

■2.0X 4WD
ボディサイズ:全長4600mm×全幅1855mm×全高1685mm
エンジン種類:1996cc 直列4気筒DOHC
最高出力:171ps/6600rpm
最大トルク:207Nm/4800rpm
ミッション:CVT
乗車定員:5人

■2.0G 4WD
ボディサイズ:全長4600mm×全幅1855mm×全高1685mm
エンジン種類:1996cc 直列4気筒DOHC
最高出力:171ps/6600rpm
最大トルク:207Nm/4800rpm
ミッション:CVT
乗車定員:5人

■2.0 G“Zパッケージ” 4WD
ボディサイズ:全長4600mm×全幅1855mm×全高1690mm
エンジン種類:1996cc 直列4気筒DOHC
最高出力:171ps/6600rpm
最大トルク:207Nm/4800rpm
ミッション:CVT
乗車定員:5人

■2.0アドベンチャー 4WD
ボディサイズ:全長4610mm×全幅1865mm×全高1690mm
エンジン種類:1996cc 直列4気筒DOHC
最高出力:171ps/6600rpm
最大トルク:207Nm/4800rpm
ミッション:CVT
乗車定員:5人

■ ハイブリッドX 2WD
ボディサイズ:全長4600mm×全幅1855mm×全高1685mm
エンジン種類:2487cc 直列4気筒DOHC+モーター
最高出力:178ps/5700rpm
最大トルク:221Nm/3600〜5200rpm
ミッション:CVT
乗車定員:5人

■ハイブリッドX 4WD
ボディサイズ:全長4600mm×全幅1855mm×全高1685mm
エンジン種類:2487cc 直列4気筒DOHC+モーター
最高出力:178ps/5700rpm
最大トルク:221Nm/3600〜5200rpm
ミッション:CVT
乗車定員:5人

■ハイブリッドG 4WD
ボディサイズ:全長4600mm×全幅1855mm×全高1685mm
エンジン種類:2487cc 直列4気筒DOHC+モーター
最高出力:178ps/5700rpm
最大トルク:221Nm/3600〜5200rpm
ミッション:CVT
乗車定員:5人

■PHV G 4WD
ボディサイズ:全長4600mm×全幅1855mm×全高1690mm
エンジン種類:2487cc 直列4気筒DOHC+モーター
最高出力:177ps/6000rpm
最大トルク:219Nm/3600rpm
ミッション:CVT
乗車定員:5人

■PHV G“Z” 4WD
ボディサイズ:全長4600mm×全幅1855mm×全高1690mm
エンジン種類:2487cc 直列4気筒DOHC+モーター
最高出力:177ps/6000rpm
最大トルク:219Nm/3600rpm
ミッション:CVT
乗車定員:5人

■PHVブラックトーン 4WD
ボディサイズ:全長4600mm×全幅1855mm×全高1695mm
エンジン種類:2487cc 直列4気筒DOHC+モーター
最高出力:177ps/6000rpm
最大トルク:219Nm/3600rpm
ミッション:CVT
乗車定員:5人

オフロード テイストな内外装【トヨタ RAV4 アドベンチャー】マイナーチェンジ 前もイケてる! 太田麻美 が気に入った 中古車 を徹底解説

【動画・土屋圭市が提案?若い人はRAV4を買え?!】伝説の5冠元RQ藤木由貴とモータージャーナリスト工藤貴宏が24分徹底解説!

人気すぎて受注停止?スープラの2番目に速い トヨタ RAV4 PHVを徹底解説!

【お得情報あり】CarMe & CARPRIMEのLINEに登録する

商品詳細