【プロ解説】トヨタ RAV4のグレードの違いを徹底解説!!

現行型RAV4はデビュー時、2L直列4気筒エンジンと2.5Lガソリンエンジンのハイブリッドシステムの2種類でしたが、2020年にRAV4シリーズの最上級モデルとしてPHVが追加されました。これによりガソリン車5グレード、ハイブリッド車2グレード、PHV3グレードの合計10グレード用意されています。ここでは各グレードの装備の違いを紹介しましょう。
文/写真・萩原文博
トヨタ RAV4のエントリーグレード 2.0X (2WD/4WD)
RAV4のエントリーグレードとなるのが2Lガソリンエンジンを搭載した2.0X で、車両本体価格は2WD車が274万3000円、4WD車が297万4000円です。内装色はブラックのみで、シート表皮はファブリックとなります。外観ではフロント&リアバンパーはブラック一色となり、装着されるタイヤサイズは225/65R17にシルバーメタリック塗装の17インチアルミホイールとなります。メーターパネルは4.2インチTFTカラーマルチインフォメーションディスプレイ+アナログメーターを採用。ハンドルやシフトノブはウレタンとなります。
運転支援システムのトヨタセーフティセンスは標準装備となりますが、リアクロストラフィックオートブレーキ+ブラインドスポットモニターはオプションです。また、チルト&電動ムーンルーフもオプション設定されています。ディスプレイオーディオは標準装備されますが、ディスプレイサイズは8インチとなります。便利な置くだけ充電や車内を彩るイルミネーテッドエントリーシステムは設定されていません。4WD車に搭載されているシステムはダイナミックトルクコントロール4WDで、マルチテレインセレクトの切り替えはプッシュ式を採用しています。
より快適装備が充実した 2.0G 4WD
2.0Gは2.0Xに加えて快適装備が充実したグレードで駆動方式は4WDのみとなり、車両本体価格は339万1000円です。フロントグリルやフロントバンパーにガンメタリック塗装が施され、さらにフロント・リアスキッドパッドはフロントがシルバー塗装、リアがダークシルバー塗装となります。装着されるタイヤサイズも225/60R18インチとなり、スーパークロムメタリック塗装の18インチアルミホイールが組み合わされます。
内装色はブラックに加えて、ライトグレーも選べるようになり、シート表皮は合成皮革にグレードアップします。さらに、運転席・助手席には寒い日に体の芯から温めてくれる快適温熱シートを標準装備しています。ステアリングやシフトノブは本革巻きとなり、メーターパネルには7インチのTFTマルチインフォメーションディスプレイ+オプティトロンメーターとなり視認性が向上しています。Xはオプションで、チルト&スライド電動ムーンルーフが設定されていましたが、G以上はパノラマムーンルーフがオプションで設定されます。
運転支援システムではリアクロストラフィックオートブレーキ+ブラインドスポットモニターに加えて、パノラミックビューモニターも標準装備となり、さらに利便性が高くなります。標準装備されているディスプレイオーディオの画面サイズが9インチとなり、一段と視認性が向上します。