日産 新型ノートの4グレード間の違いを比較!「e-POWER」化されどうなった!?

日産・新型ノート

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2020年11月24日、日産を代表するコンパクトカーの1つ日産 ノートのフルモデルチェンジが発表され、初代から数えて3代目となる新型ノートとなりました。

すでに日産公式Webサイトではグレードが発表されていますが、今回はそんな新型ノートの各グレードについて紹介していきます。

吉田 恒道|よしだ つねみち

1980年代、大学卒業後ファッション・モード専門誌「WWD Japan」編集部勤務を皮切りに編集者としてのキャリアを積む。その後、90年〜2000年代、中堅出版社ダイヤモンド社の自動車専門誌・副編集長に就く。以降、男性ライフスタイル誌「Straight’」(扶桑社)など複数の男性誌編集長を歴任し独立、フリーランスのエディターに、現職。著書に「シングルモルトの愉しみ方」(学習研究社)がある。

吉田 恒道
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日産 新型ノートのグレード:S【価格:202万9500円】
日産 新型ノートのグレード:F【価格:205万4800円】
日産 新型ノートのグレード:X【価格:218万6800円】
日産 新型ノートのグレード:AUTECH【価格未定】

日産 新型ノートのグレード:S【価格:202万9500円】

日産 新型ノートのエントリーグレードに位置づけられたモデルが「S」です。

フルモデルチェンジ前の2代目ノートではガソリンエンジンモデルに加えて、日産独自の電動パワートレインを搭載した「e-POWER」がラインナップされていましたが、新型ノートでは全グレードが「e-POWER」搭載モデルとなっています。

「S」に搭載されたパワーユニットは上位グレードと同様の1,2L 直列3気筒のHR12DE型エンジンEM47型モーターを組み合わせたもので、燃費は実際の走行状況に近いとされるWLTCモードで28.4km/Lを達成しています。
エントリーグレードではあるもののオプションが充実し、上位グレードの「F」ではオプション装備できないインテリジェントキーやインテリジェントルームミラー、後側方衝突防止支援システム、後側方車両検知警報、後退時車両検知警報などの安全装備もラインナップされています。

価格は202万9500円で、現在はFF(前輪駆動)のみラインナップされていますが、日産公式Webサイトでは「先行公開」として4WD(4輪駆動)モデル「S FOUR」の情報も公開されており、今後追加されることが予想されます。

日産 新型ノートのグレード:F【価格:205万4800円】

「F」は、日産 新型ノートのスタンダードグレードにあたるモデルです。

パワーユニットはエントリーグレードの「S」と同様ですが、車重は「S」よりも30kg軽い1190kgとなり、結果として燃費性能も1.1km/L高い29.5km/Lを達成これは新型ノートのなかでもっとも優れた数値です。

スタンダードグレードにふさわしく基本的な装備も充実していますが、一方で下位グレードの「S」と比較するとオプションで追加可能な装備が少なく、インテリジェントキーやインテリジェントルームミラーなども装備ができない仕様となっています。
また「S」では7色のボディーカラーが選択できましたが、「F」では5色と少なくなり、全体的に豪華さより燃費を重視したグレードであることが伺えます。

価格は「S」よりも2万5300円高い205万4800円となっています。

日産 新型ノートのグレード:X【価格:218万6800円】

日産 新型ノート Xの上級グレードとしてラインナップされているモデルが「X」です。

下位グレードとの大きな違いは、日産独自の自動運転化技術「プロパイロット」がオプション装備可能な点にあり、高解像度9インチワイドディスプレイを備えた「NissanConnectナビゲーションシステム」を同時装備することで自動運転性能をフルに発揮できます。

新型ノートに搭載されるプロパイロットには、車間距離キープ、車線中央線キープ、カーブでの車速コントロールなどのアシスト機能が盛り込まれているほか、「標識検知」「カーブでの減速支援」「停止後の自動追従再開」の3つの新機能も追加。2代目ノートに比べて快適性はもちろん安全性も大幅に向上していることが伺えます。

価格は218万6800円ですが、公式Webサイトでは4WDバージョン「X FOUR」の情報が公開されていることから、「S」同様に4WDが追加ラインナップされることが予想されます。

日産 新型ノートのグレード:AUTECH【価格未定】

「AUTECH」は日産 新型ノートのカスタマイズカーとして発表されているモデルで、日産公式Webサイトでは近日新登場の予定と告知されています。

エクステリア(外装)では通常グレードがハロゲンヘッドランプを装備しているのに対して、「AUTECH」ではLEDヘッドランプが奢られているように見え、フロントバンパーやサイドバンパーには専用のフィニッシャーが装着されています。
インテリア(内装)では、シートがブルーとブラックのツートンカラーとなり、専用の「AUTECH」ステッチも施され特別感を演出。インパネ(インストルメントパネル)にも専用配色となっていることが伺えます。

2020年11月末現在、車両価格の発表はありませんが、先行公開情報によれば「AUTECH」にも2WDはもちろん、4WDの「AUTECH FOUR」がラインアップされており、上級グレードの「X」に劣らない仕上がりとなることが予想されます。

新型ノートは第2世代の「e-POWER」を搭載し、日産のコンパクトカーとしては初となるプロパイロットを装備するなど、意欲的なクルマとなっています。

フルモデルチェンジ前の2代目ノートは、2013年にRJCカー・オブ・ザ・イヤーを受賞し、2018年には車種別販売台数1位を記録するなどヒット車種となったことから、新型ノートも日産を代表する車種となることが期待されると言えますね。

※ 2020年11月現在

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