完成度の高いオープンカーを気軽に楽しめるのは今!マツダ NC ロードスター 徹底解説

マツダ ロードスター NCロードスター

3代目マツダ ロードスター、通称NCロードスターは2005年8月に販売を開始し、2015年4月に現行の4代目にバトンタッチする形で販売を終了しました。今回は新世代のロードスターへ大きく進化したNCロードスターを解説しています。

文・西川 昇吾

Chapter
新世代ロードスターとなった3代目NCロードスター
ロードスター初の電動ハードトップモデル「パワーリトラクタブルハードトップ」
NC1やNC2など…NCロードスターの年式とグレードごとの違い
新しくなってもひと目でロードスターと分かるエクステリア
オープンカーとしての使い勝手も向上したNCロードスターのインテリア
大きくなって実用性が向上したNCロードスターのラゲッジスペース
ワンランク上の速さを実現したNCロードスターのメカニズム
大きくなっても「ロードスターらしさ」は消えていない楽しいドライブフィール
「前期?後期?」「AT ?MT ?」「幌?RHT ?」…NCロードスターの中古車選びのポイント
今ならNCロードスターで完成度が高いオープンカーを手軽に味わえる
300万円台で買えるオープンカー!マツダ ロードスター RS (ND) を動画で徹底解説!

新世代ロードスターとなった3代目NCロードスター

先代NBロードスターは初代NAロードスターから基本プラットホームやエンジンをベースに、改良したものを採用していましたが、NCロードスターではプラットホームを一新。

エンジンも当時新開発の2Lエンジンが搭載され、プラットホームは当時のマツダのフラッグシップスポーツカーRX-8と共有、新世代のオープンスポーツとして生まれ変わりました。

そのためNCロードスターのボディサイズは拡大され、全長3,995mm全幅1,720mm全高1,245mmとなり遂に3ナンバー車となりました。

NBロードスターと比べ全長で40mm、全幅で40mm、全高で10mm大きくなりましたが、(数値は後期型NBロードスターと初期型NCロードスター比、グレードは共にRS)

しかしながら重量増は30キロ程度に留まっており、排気量アップにより実用域でのトルクが向上したため確実にワンランク上の速さを獲得しました。

2005年末には「2005-2006日本カー・オブ・ザ・イヤー」を受賞。ロードスターとしては初めての受賞となりました。

ロードスター初の電動ハードトップモデル「パワーリトラクタブルハードトップ」

2006年に追加されたパワーリトラクタブルハードトップ通称「RHT」は、ロードスター史上初の電動ハードトップモデル。走りの楽しさはそのままに、静寂性やエアコンの効きなど快適性がアップしたモデルです。

もちろん幌の痛みを気にせずに、スイッチ1つでオープンドライブを楽しめるというのも魅力。幌モデルとのグレード構成の違いはNR-Aがないという点です。

このRHTは世界的に見ても素晴らしく良くできた電動ハードトップオープンカーです。その理由として挙げられるのがまずラゲッジスペース。オープン状態でもクローズド状態と変わらないラゲッジ容量を確保しているのです。

そしてその開閉の速さ。ルーフの開閉時間は当時世界最速の12秒という速さで終えることができます。

電動ルーフということもあって、幌モデルよりも「上級モデル」として位置付けられたためか、AT車の方が多く見られます。後期型になるとマニュアルトランスミッションが選択できるRHTは、スポーツグレードRSのみとなっています。

<次のページに続く>
次ページ
NC1やNC2など…NCロードスターの年式とグレードごとの違い

西川 昇吾|にしかわ しょうご

1997年生まれ。富士スピードウェイ近隣で生まれ育ち、大学で自動車に関する学習をする傍ら、自動車ライターとしての活動を始める。過去にはコミュニティFMのモータースポーツコーナーにてレギュラー出演経験あり。「書くこと、喋ることで自動車やモータースポーツの面白さを伝える」を目標とし、様々なジャンルのライティングや企画に挑戦中。

西川 昇吾